POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【 勝ち組POG 】繁殖牝馬研究 ~シャッセロール ~

産駒は少しデビューが遅めかも?!

シャッセロール

シャッセロール

シャッセロール

競走馬としてのシャッセロール

シャッセロールは父馬クロフネ、母馬ポポラスの交配によって誕生した競走馬でした。シャッセロールの生涯戦績は13戦3勝。3勝しかしていませんから、競走馬としては大成したとは言えません。デビュー戦は3歳の6月と遅かったので、体質が弱かったのかもしれません。

 

シャッセロールの血統背景

シャッセロールの父馬は2001年JRA賞最優秀ダートホースに選出されたクロフネです。御存知の方も多いと思いますが、クロフネはダート適性の高い競走馬ではありましたが、2001年NHKマイルカップ(GⅠ)の勝ち馬でもあり、決して芝コースを苦手としていた訳ではありません。種牡馬としてのクロフネはダートだけでなく、芝コースでの活躍馬を多数輩出しています。2021年桜花賞馬のソダシもクロフネ産駒です。現在、クロフネ産駒には8頭の平地GⅠウイナーがいますが、8頭中6頭が牝馬産駒ですので、クロフネは牝馬優勢の種牡馬であると言えます。

 

一方、シャッセロールの母馬ポポラスは北海道静内産のサラブレッドで、生涯戦績は7戦0勝。競走馬としては1勝もできず、全く活躍できませんでした。しかし、繁殖牝馬としては、2022年 青葉賞 【GⅡ】勝ち馬のプラダリアを輩出しており、重賞ウイナーの母馬になっています。血統的にはシャッセロールの2代母にリトルオードリーの名前があります。リトルオードリーは1996年 報知杯4歳牝馬S【GⅡ】勝ち馬で、牝馬クラシック戦線を賑わせた1頭でした。

 

シャッセロール産駒の成績及び傾向

シャッセロール産駒一覧

シャッセロール産駒一覧

シャッセロール産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔グランデサラスまでを対象として考察を進めていきます。シャッセロール産駒の出世頭は、2022年 青葉賞 【GⅡ】勝ち馬のプラダリアです。

 

シャッセロール産駒のデビュー時期について

考察対象のシャッセロール4頭の内、2歳時にデビューできたのは初仔のアベントグランツだけで、残りの3頭は3歳になってからのデビューです。プラダリア産駒は年明けデビューの傾向にあり、POG的にはマイナス要素です。ちなみにシャッセロール自身のデビューは3歳6月で、POG期間を終了してからのデビューでしたので、デビューが遅いのは母馬の影響によるものなのかもしれません。また、考察対象のシャッセロール産駒4頭はデビュー勝ちの実績がありませんので、デビューが遅い傾向にあるのに加えて、デビュー勝ちも期待できない血統ということにあります。

 

シャッセロール産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のシャッセロール産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは、ディープインパクト産駒の2番仔ヴェントボニートで、デビュー戦時の馬体重は412kgでした。一方、最重量でデビューしたのは、エピファネイア産駒の4番仔グランデサラスで、デビュー戦時の馬体重は480kgでした。シャッセロール産駒の出世頭プラダリアのデビュー戦時の馬体重が458kgでしたので、460kg程度の馬格が見込めるようであれば、合格点と考えて良いではないでしょうか。ちなみに、シャッセロール自身のデビュー戦時の馬体重は450kgでした。

 

シャッセロール産駒の性差による戦績の差について

考察対象のシャッセロール産駒4頭の内訳は、牝馬が2頭、牡馬が2頭です。出世頭のプラダリアが牡馬ですし、牝馬産駒の戦績は芳しいものではありませんので、シャッセロール産駒をドラフト指名に考えるならば、牡馬の方が良いでしょう。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

出世頭のプラダリアがディープインパクト産駒ですので、ディープインパクトとの配合相性は悪くは無いのでしょう。しかし、ディープインパクトは既にこの世を去っており、ディープインパクトとの配合を再現することはできません。現時点では、ディープインパクト産駒のプラダリアを超える大物が輩出されていませんので、シャッセロールと配合相性の良い種牡馬が明らかになることが期待されます。

 

繁殖牝馬 シャッセロール レーダーチャート

シャッセロールRC

シャッセロールRC

POGでシャッセロール産駒を選ぶ時のポイント

  • デビュー時期は遅くなりがち。
  • デビュー勝ちも期待できない血統。
  • 牡馬産駒の方が良績を期待できそう。