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【 勝ち組POG 】繁殖牝馬研究 ~ ストレイトガール ~

産駒の活躍は種牡馬次第?

ストレイトガール

ストレイトガール

ストレイトガール

競走馬としてのストレイトガール

繫殖牝馬ストレイトガールの競走馬としての生涯戦績は31戦11勝。主な勝ち鞍に2014年、2015年ヴィクトリアマイル(GⅠ)、2015年スプリンターズステークス(GⅠ)があります。左記のG13勝をはじめ、スプリント路線を中心に活躍した競走馬でした。

 

ストレイトガールの血統背景

ストレイトガールの父馬フジキセキはサンデーサイレンス系種牡馬。フジキセキ自身はサンデーサイレンスの初年度産駒で、当時の朝日杯3歳ステークス(GⅠ)を制し、牡馬クラシック制覇が期待された競走馬でした。しかし、皐月賞トライアル弥生賞を快勝後、屈腱炎を発症。引退を余儀なくされてしまいました。種牡馬フジキセキの産駒は、芝コースの短距離~マイル近辺で実績を残す傾向があるようです。また、BMS(ブルードメアサイアー)としてのフジキセキは、ダートでの活躍馬の血統に見られる傾向にあるようです。

 

一方、母馬のネヴァーピリオドはタイキシャトル産駒です。タイキシャトルはスプリント ~ マイルを中心に日仏で13戦11勝の実績を残し、1998年にはJRA賞年度代表馬に選出された超一流の競走馬でした。産駒もマイルを中心に実績を残しているようです。ネヴァーピリオドの生涯戦績は12戦3勝。3勝はいずれも1200m戦のものでした。ネヴァーピリオドも父馬の適性を引き継いでいたものと考えられます。

 

ストレイトガールの父馬も母馬も、その距離適性は短距離路線でのものでした。ストレイトガールの短距離路線での活躍は、血統背景からも納得のいく結果だったと考えます。

 

ストレイトガール産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ストレイトガール産駒一覧

ストレイトガール産駒一覧

ストレイトガール産駒の特徴及び傾向を把握すべく、考察をしてみますが、ストレイトガールは繁殖牝馬として産駒をまだ4頭しかこの世に輩出しておらず、傾向がつかみにくいことを予め御承知おき下さい。まず、4頭の父馬を見てみると、Frankel → Frankel → ロードカナロア → エピファネイアと高額な種付け料が必要な種牡馬との交配が続けられており、生産者のストレイトガールへの繁殖牝馬としての期待が高いことが推察されます。

 

ストレイトガール産駒のデビュー時期について

ストレイトガール産駒で競走馬デビューを果たしているのは、現時点(2023年11月15日)で2番仔アスクビートルズと3番仔ストレイトアスクの2頭です。共に2歳でデビューできていますので、ストレイトガール産駒は現時点ではデビューが大きく遅れる傾向にはないと考えます。

 

ストレイトガール産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

競走馬デビューを果たしている2頭のデビュー戦時の馬体重を見てみると、2番仔アスクビートルズが484kgでのデビュー、3番仔ストレイトアスクが438kgでデビューしています。アスクビートルズはデビュー2戦目で初勝利を飾っていますが、ストレイトアスクはデビュー戦でシンガリ負けをしています。現時点ではストレイトガール産駒を指名するならば、馬格はある程度大きい方が望ましいと考えます。ちなみにストレイトガール自身のデビュー戦時の馬体重は428kgで、小柄な馬体での競走馬デビューでした。そして、ストレイトガールが競走馬として頭角を現してきたのは、馬体重が440kgを超えてきてからですので、この点からもストレイトガールを指名するならば、馬格が小さければ活躍を期待できる時期は遅くなり、ある程度の馬格が望めるならば、早い時期からの活躍も見込めるのかもしれないと考えます。

 

ストレイトガール産駒の性差による戦績の差について

競走馬デビューを果たしているのが、牡馬産駒1頭、牝馬産駒1頭だけですので、現時点では性差による戦績差に関しては明確な傾向が掴めません。ただ、上述したように馬格が戦績に及ぼす影響は大きいかもしれませんので、牝馬産駒よりは大きく出がちな牡馬産駒の方が良績を期待できるかもしれません。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

ストレイトガールにはこれまでFrankel、ロードカナロア、エピファネイアが配されています。いずれも一流の種牡馬ですので、これは優秀な競走成績を残した(優秀な遺伝子を受け継いでいると思われる)ストレイトガールへの繁殖牝馬としての期待の現れと考えます。ただし、ストレイトガールの競走実績に見合う戦績を残した仔は、まだ出てきていませんので、これから競走馬デビューする産駒に期待がかかるところです。

 

繁殖牝馬 ストレイトガール レーダーチャート

ストレイトガールRC

ストレイトガールRC

POGでストレイトガール産駒を選ぶ時のポイント

  • デビュー時期が大きく遅れる可能性は低いと考えます。
  • 馬格は大きい方が望ましく、小柄に出がちな牝馬産駒よりは牡馬産駒の方が良績を期待できるかもしれません。
  • 繁殖牝馬ストレイトガールと配合相性の良い種牡馬は、まだ明らかとなっていない。