POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ エピックラヴ ~

まだまだ大物輩出の予感??

エピックラヴ

エピックラヴ

エピックラヴ

競走馬としてのエピックラヴ

繫殖牝馬エピックラヴは父馬Dansili、母馬Leopard Hunt、母父Diesisの配合で生まれた競走馬でした。競走馬としてのエピックラヴの生涯戦績は7戦2勝。2勝しかしていませんが、主な勝ち鞍に2011年仏ヴァントー賞 【GⅢ】があり、同年サンタラリ賞 【GⅠ】2着の実績があり、戦績は少ないながらも、競走馬としての高い素質があったことが伺い知れます。

 

エピックラヴの血統背景

エピックラヴの父馬Dansili(1995-2021)は英国生まれの競走馬で、マイルを中心に活躍しました。生涯戦績は14戦5勝。主な勝ち鞍には2000年 仏 ミュゲ賞 【GⅡ】、同年エドモンブラン賞【GⅢ】、1999年メシドール賞【GⅢ】がありますが、その他にも1999年仏2000ギニ―【GⅠ】 2着、2000年サセックスS 【GⅠ】 2着、同年フォレ賞 【GⅠ】 2着の実績があります。自身はマイラーでしたが、種牡馬としては2006年凱旋門賞 【GⅠ】勝ち馬のRail Linkや2010年Kジョージ6世&クイーンエリザベスS 【GⅠ】勝ち馬のハービンジャーなど、中距離戦線での強豪を数多く輩出した名種牡馬でした。また、BMSとしても何頭ものGⅠウイナーに受け継がれています。

 

一方、エピックラヴの母馬Leopard Huntは米国産のサラブレッドです。生涯戦績は7戦2勝。競走馬としては大成していません。血統背景を見てみても、Leopard Huntの母馬Alcandoが1991年ビヴァリーヒルズH 【GⅠ】を勝っている程度で、活躍馬が多数輩出されている牝系ではないようです。

 

エピックラヴ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

エピックラヴ産駒一覧

エピックラヴ産駒一覧

エピックラヴ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している5頭の内、トラブルによりにPOG期間内及び中央競馬でのデビューが叶わなかった4番仔クリスピノ以外の4頭ついて考察を進めていきます。エピックラヴ産駒の出世頭は2020年ホープフルS 【GⅠ】勝ち馬のジャスタウェイ産駒のダノンザキッドです。また、ダノンザキッドに続く実績を残しているのが、それぞれ重賞2着の実績が2回ある、ディープブリランテ産駒のミッキーブリランテとロードカナロア産駒のダノンタッチダウンです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のエピックラヴ産駒4頭は、2歳の内にデビューしており、POG期間内に勝ち名乗りを上げています。エピックラヴ産駒は特にトラブルが生じていなければ、成長が遅くデビューが遅れるという可能性は低いと考えて良いでしょう。

 

産駒のデビュー時の馬体重について

考察対象のエピックラヴ産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは、初仔ミッキーブリランテ、2番仔オールザワールドで、デビュー戦時の馬体重は458kgでした。一方、最重量でデビューしたのは5番仔ダノンタッチダウンで、デビュー戦時の馬体重は532kgでした。POG期間内1勝ながら重賞2着の戦績が2回あるダノンタッチダウンのデビュー戦時の馬体重が532kg、出世頭のダノンザキッドのデビュー戦時の馬体重が496kgでしたので、エピックラヴ産駒は馬格の大きな産駒を選ぶのが良いのでしょう。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象のエピックラヴ産駒4頭は、全て牡馬につき、性差による戦績の偏りは不明です。2021年産、2022年産が牝馬なので、牝馬産駒がどのような活躍を見せてくれるのか、注目すべき点でしょう。

 

父系の違いによる戦績の差について

エピックラヴには、これまでディープブリランテ 、 キズナ 、 ジャスタウェイ、ドゥラメンテ、ロードカナロアと異なる種牡馬と配合され、ダノンザキッドがGⅠウイナーに輝き、ミッキーブリランテ、ダノンタッチダウンが重賞複勝圏内に何度も好走しています。繁殖牝馬エピックラヴは種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬のようです。

 

繁殖牝馬 エピックラヴ レーダーチャート

エピックラヴRC

エピックラヴRC

エピックラヴ産駒をPOGで指名する時のポイント

  • 異なる種牡馬でGⅠウイナー、重賞好走のオープン馬を輩出しており、エピックラヴは種牡馬を選ばず、素質の高い仔を輩出できる繁殖牝馬である可能性が高い。
  • デビュー戦時の馬体重が500kg程度であれば、活躍が期待できそうです。
  • 牡馬で一定の成功事例が出ているので、牝馬ではやや不安が残ります。