POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ハルーワスウィート ~

産駒指名の際には馬体重に注意!

ハルーワスウィート

ハルーワスウィート

ハルーワスウィート

競走馬としてのハルーワスウィート

繫殖牝馬ハルーワスウィートは父馬Machiavellian、母馬ハルーワソング、母父Nureyevの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は22戦5勝。5勝を上げていますが、重賞への出走経験はなく、競走馬としては大きな活躍はできませんでした。

 

ハルーワスウィートの血統背景

ハルーワスウィートの父馬Machiavellianは米国産のサラブレッドで、Mr. Prospector系の種牡馬です。競走馬として仏愛英で7戦4勝の実績を残しています。主な勝ち鞍は1989年モルニー賞 【GⅠ】、同年サラマンドル賞 【GⅠ】です。GⅠ2勝の実績を残した優秀な競走馬でしたが、それ以上に種牡馬として大きな成功を収めています。Storming HomeやStreet Cryをはじめ、輩出したGⅠウイナーは実に13頭。その他にも重賞ウイナーをヨーロッパのみならず、多くの国で輩出しています。日本では直仔に1995年クリスタルカップ 【GⅢ】勝ち馬のコクトジュリアンや2005年福島記念 【GⅢ】勝ち馬のグラスボンバーがいます。また、BMSの産駒には2010年皐月賞馬のヴィクトワールピサがいます。

 

一方、母馬ハルーワソングは競走馬としてデビューすることなく繁殖入りしました。競走馬としての実力はわかりませんので、血統背景を見てみることにします。血統図を見てみると、ハルーワソングの曾祖母にBalladeがいます。Balladeから広がる牝系からは、Glorious Song、Devil’s Bagなど、一流の活躍馬が出ています。ちなみにBalladeの祖母Soaringから広がる牝系からはGⅠ4勝のグラスワンダーも輩出されています。また、Balladeの初仔で、ハルーワソングの祖母にあたるGlorious Songは1981年スピンスターSをはじめGⅠを4勝した名牝ですが、繁殖牝馬としても優秀で1996年ジャパンカップ 【GⅠ】をはじめ、GⅠを4勝したシングスピールや種牡馬として成功したRahyも輩出しています。ハルーワソングの牝系は日本のみならず、海外でも大きく発展している超一流の牝系です。

 

ハルーワスウィート産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ハルーワスウィート産駒一覧

ハルーワスウィート産駒一覧

繫殖牝馬ハルーワスウィート産駒の傾向・特徴を把握するため、POG期間を終了している6番仔イヴィステラまでを考察対象として見てみます。ハルーワスウィート産駒の出世頭はヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィヴロスの3頭です。ハルーワスウィート産駒6頭の内、3頭もGⅠウイナーに輝いていることだけでも、ハルーワスウィートが優秀な繁殖牝馬であることが伺い知れます。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のハルーワスウィート産駒6頭の内、3番仔のランギロアが3歳7月とデビューが大きく遅れましたが、ランギロア以外の5頭は2歳の内にデビューできています。2番仔ヴィルシーナは牝馬クラシック路線で大活躍しましたが、シュヴァルグラン、ヴィヴロスはPOG期間が終了した後に本格化を迎えたので、ハルーワスウィート産駒はやや遅咲きの血統なのかもしれません。

 

産駒のデビュー時の馬体重について

考察対象のハルーワスウィート産駒6頭の内、最軽量でデビューしたのは5番仔のヴィヴロスで、デビュー戦時の馬体重は414kgでした。ちなみに2番目に軽い馬体重の440kgでデビューしたのも、ヴィヴロスと同じディープインパクト産駒のヴィルシーナでした。一方、最重量でデビューしたのはアグネスタキオン産駒のランギロアで、デビュー戦時の馬体重は506kgでした。ディープインパクト産駒は小さく生まれる傾向にあるので、440kgのやや小さめの馬体重でデビューしたヴィルシーナでも、POG期間内に3勝を上げていますが、414kgの最軽量の馬体重でデビューしたヴィヴロスはPOG期間内には1勝しかできず、大成したのは3歳の秋になってからでした。ハルーワスウィート産駒においても、小さすぎる馬体重というのはマイナス要素のようですので、ディープインパクト亡き後、小さな馬体のハルーワスウィート産駒には注意を払う必要があるでしょう。考察対象外としましたが、馬体重という観点から見れば、518kgの馬体重でデビューした7番仔グランヴィノスは強い勝ち方でデビュー戦を飾りました。

 

産駒の性差による戦績の差について

出世頭のヴィルシーナ、ヴィヴロスが牝馬、シュヴァルグランが牡馬。牡馬でも牝馬でもGⅠウイナーを輩出していますので、産駒の性差による戦績の差は無いと考えます。

 

父系の違いによる戦績の差について

ハルーワスウィートにはこれまでサンデーサイレンス系種牡馬しか配合されていませんので、父系の違いによる戦績の差については不明です。キングマンボ系の種牡馬との配合相性も確かめてみたいところです。

 

ハルーワスウィート レーダーチャート

デビュー勝ちした産駒は少ないが、母馬としては相当に優秀な繁殖牝馬

ハルーワスウィートRC

ハルーワスウィートRC

 

ハルーワスウィートまとめ

  • GⅠウイナーを3頭も輩出した優秀な繫殖牝馬。
  • デビュー勝ち比率は低い傾向にあるのはPOG的にはマイナス。
  • 産駒のデビュー戦時の馬体重は450kg程度は欲しいところ。

 

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