POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ クロウキャニオン ~

超優秀な繁殖牝馬

クロウキャニオン

クロウキャニオン

クロウキャニオン

競走馬としてのクロウキャニオン

繫殖牝馬クロウキャニオンは父馬フレンチデピュティ、母馬クロカミ、母父Caerleonの配合で生まれたサラブレッドです。クロウキャニオンの競走馬としての生涯戦績は10戦1勝。1勝しかしていませんので、競走馬としては大成できませんでした。

 

繁殖牝馬クロウキャニオンの血統背景

繁殖牝馬クロウキャニオンの父馬フレンチデピュティはノーザンダンサー系種牡馬。競走馬としての生涯戦績は6戦4勝。デビューから4連勝で1995年ジュロームH 【GⅡ】を勝つ活躍を見せました。種牡馬としては2002年米ホイットニーH 【GⅠ】勝ち馬のLeft Bank、2003年米プライオレスS 【GⅠ】勝ち馬のHouse Party他、日本では芝・ダート両方のGⅠを勝っているクロフネをはじめ、桜花賞馬レジネッタ、天皇賞(春)勝ち馬のアドマイヤジュピタ、ダートGⅠ勝ち馬のサウンドトゥルーなど、幅広いジャンルで一流馬を輩出しています。

 

一方、繫殖牝馬クロウキャニオンの母馬クロカミは生涯戦績23戦7勝。主な勝ち鞍には1997年京王杯オータムハンデ 【GⅢ】、同年府中牝馬ステークス 【GⅢ】があります。競走馬としては重賞2勝の実績を残したクロカミでしたが、繁殖牝馬としては特筆すべき実績を残した競走馬を輩出することはできませんでした。血統背景を見てみると、クロカミの4代母にMargarethenの名前があります。Margarethenは世界各国でGⅠを9勝しているTriptych、2013年、2014年凱旋門賞連覇をはじめ、GⅠを計6勝したTreveの2頭を擁する一流の牝系を形成しています。

 

クロウキャニオン産駒のPOG期間内戦績及び傾向

クロウキャニオン産駒一覧

クロウキャニオン産駒一覧

クロウキャニオン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している14番仔アラメダまでを対象に考察を進めていきます。なお、クロウキャニオン産駒の出世頭は2011年レパードステークス 【GⅢ】勝ち馬のボレアス、2013年弥生賞 【GⅡ】勝ち馬のカミノタサハラ、2022年日経新春杯 【GⅡ】勝ち馬のヨーホーレイクの3頭です。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のクロウキャニオン産駒14頭の内、2歳時にデビューできなかったのは、3番仔のマウントシャスタ、10番仔のクールウォーターです。マウントシャスタは3歳2月のデビューでしたが、POG期間内に3勝を上げました。また、クールウォーターはデビュー戦時の馬体重が418kgと小柄だったので、成長を促すべくデビューが遅れたのかもしれませんが、デビュー戦をキッチリ勝ち上がっています。クロウキャニオン産駒は総じてデビュー自体は遅くはならない傾向にありますが、デビューが遅れたとしても、POG期間内にキッチリ勝ち上がっており、クロウキャニオンはPOG的に安心度の高い繁殖牝馬だと言えます。

 

産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のクロウキャニオン産駒14頭の内、最軽量でデビューしたのは10番仔のクールウォーターで、デビュー戦時の馬体重は418kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔カミノタサハラで、デビュー戦時の馬体重は514kgでした。最軽量でデビューしたクールウォーターはPOG期間内にデビュー勝ちを飾っており、POG的には最低限の結果を出しています。最重量でデビューしたカミノタサハラは弥生賞を勝っており、POG的には十分な結果を残しています。クロウキャニオン産駒は競走馬としての素質が高く、馬格によらず、結果を出してきました。小さくても活躍は期待できますが、より大きな成果を期待するならば、カミノタサハラやヨーホーレイクのように500kg程度の馬格を見込める方がより可能性は高いのかもしれません。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象のクロウキャニオン産駒14頭の内訳は、牡馬が10頭、牝馬が4頭です。出世頭として取り上げたボレアス、カミノタサハラ、ヨーホーレイクの3頭はいずれも牡馬ですので、クロウキャニオン産駒は牡馬の方が良績を期待できそうです。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

考察対象のクロウキャニオン産駒14頭の内訳は、ディープインパクト産駒が11頭、キングカメハメハ産駒が2頭、ブラックタイド産駒が1頭です。出世頭として取り上げたボレアス、カミノタサハラ、ヨーホーレイクの3頭はいずれもディープインパクト産駒ですので、クロウキャニオンと種牡馬ディープインパクトの配合相性は良いと言えます。キングカメハメハ産駒のダンテスヴューはPOG期間内に1勝しかしていませんが、きさらぎ賞2着の実績もあり、配合相性が良くないとまでは言えません。長らくディープインパクトとの配合しかなかったクロウキャニオンですが、種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる可能性の高い繁殖牝馬なのかもしれません。

 

繁殖牝馬 クロウキャニオン レーダーチャート

クロウキャニオンRC

クロウキャニオンRC

POGでクロウキャニオン産駒を選ぶ時のポイント

  • 種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる可能性がある。
  • しかし、種牡馬ブラックタイドは種牡馬ディープインパクトの代用血統にはなり得ない??
  • 牝馬産駒は馬格が小さめに出る傾向にあるので注意。

 

2WS POGドラフトリストの発売日は毎年4月1日!

winsormore.stores.jp