結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬プレフェリータは母馬レジネッタが出産した7頭目の仔。母馬レジネッタにはこれまでハービンジャー、キングカメハメハ、ノヴェリスト、ロードカナロアが交配されてきました。母馬レジネッタの仔の中での出世頭はキングカメハメハ産駒のアルトリウス、レジーナドーロで、ともに現時点で3勝を上げています。しかし、両馬ともに重賞には出走経験すらありません。出世頭と言っても、目立った活躍は見せていないので、母馬レジネッタは繁殖牝馬としての素質は低そうです。キングカメハメハとの配合相性が良さそうで、ロードカナロア産駒のライフレッスンズは現時点で4戦2勝と高い勝率を残しています。キングカメハメハ系種牡馬との配合相性が良いのかもしれません。
競走馬としての母馬について
母馬レジネッタの競走馬としての生涯戦績は28戦4勝(14.3%)。母馬レジネッタは2008年桜花賞馬です。血統背景を見ましたが、レジネッタ以外にこれと言った活躍馬が見当たりませんでした。
父馬の産駒の傾向
モーリス自身の競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬プレフェリータの2WS indexは10となりました。父馬モーリスは産駒の傾向が明らかとなっていませんので、モーリスの種牡馬としての実力からプレフェリータの活躍の予測をすることは困難です。一方、母馬レジネッタはキングカメハメハ系種牡馬との配合相性が比較的良いようですが、モーリスはそれに該当しません。もちろん、モーリスとの配合相性が最高に良いという可能性も残されていますが、現時点では不明です。また、2WS indexの値も低く出ていますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました
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