キングマンボ系と好相性
アンチュラス
競走馬としてのアンチュラス
繁殖牝馬アンチュラスは追分ファームの生産馬で、父馬ディープインパクト、母馬アンチョ、母父Wild Zoneの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は22戦2勝。2勝しかしていませんが、2011年 ファンタジーステークス 【GⅢ】2着、同年 阪神ジュベナイルフィリーズ【GⅠ】では5着入線の実績を残しています。
繁殖牝馬アンチュラスの血統背景
繁殖牝馬アンチュラスの父馬ディープインパクトは大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝、うち G1 7勝 】であり、競走馬引退後も数々のG1ウイナーを輩出した超一流の種牡馬でした。2012年から11年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。芝・中距離を中心に適性を持つ産駒が多数輩出されましたが、芝・短距離やダート適性を持つ産駒は少ないものでした。ディープインパクトの父馬サンデーサイレンスは血統構成こそ一流とは程遠いものでしたが、米ダートの中距離GⅠを6勝した超一流の競走馬でした。そして、母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬で、母父アルザオはリファール産駒で、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。
一方、繁殖牝馬アンチュラスの母馬アンチョはカナダ産のサラブレッド。競走馬としての実力の程は不明ですが、アンチュラスの他に、2006年CCAオークス【GⅠ】勝ち馬のWonder Lady Anne Lを輩出しており、繁殖牝馬としては一定の実績を残しました。
アンチュラス産駒のPOG期間内戦績
及び傾向
アンチュラス産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔スペンシェラートまでを対象として考察を進めていきます。なお、アンチュラス産駒の出世頭は2024年 日経賞【GⅡ】勝ち馬シュトルーヴェです。
アンチュラス産駒の競走馬デビューの
時期について
考察対象のアンチュラス産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできたのは初仔スカテナート、2番仔アンティシペイト、4番仔シュトルーヴェです。考察対象の5頭中2頭が2歳時に競走馬デビューできていませんので、アンチュラス産駒をPOGで指名するならばデビュー時期には注意を払った方が良いでしょう。ちなみに、考察対象のアンチュラス産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは3番仔インフィニタスだけです。アンチュラス産駒はデビュー勝ちする傾向にはないと言えます。
アンチュラス産駒の競走馬デビュー時の
馬体重について
考察対象のアンチュラス産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔スカテナートと3番仔インフィニタスで、デビュー戦時の馬体重は456kgでした。一方、最重量でデビューしたのは出世頭のシュトルーヴェで、デビュー戦時の馬体重は494kgでした。出世頭のシュトルーヴェが最重量でデビューしていますので、アンチュラス産駒を指名するならば、馬格が大きい方が望ましいと考えます。ちなみにアンチュラス自身のデビュー戦時の馬体重は458kgでした。
アンチュラス産駒の性差による
POG期間内の戦績の差について
考察対象のアンチュラス産駒5頭の内訳は、牡馬(セン馬含む)3頭、牝馬2頭です。出世頭のシュトルーヴェは牡馬、通算成績5勝のアンチュラス産駒アンティシペイトも牡馬ですので、アンチュラス産駒をPOGで指名するならば、牡馬産駒を選ぶ方が良いでしょう。
父系の違いによるPOG期間内の
戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬アンチュラスにはこれまで、キングカメハメハ、ルーラーシップ、モーリスが配されてきました。出世頭のシュトルーヴェはキングカメハメハ産駒ですので、アンチュラスとキングカメハメハの配合相性は悪くはないのでしょう。また、シュトルーヴェに続く戦績を残したアンティシペイトはキングカメハメハの直仔ルーラーシップの産駒ですので、キングマンボ系種牡馬との配合相性が良いのであろうと考えます。
繁殖牝馬 アンチュラス
レーダーチャート
POGでアンチュラス産駒を
選ぶ時のポイント
- デビュー時期には注意!
- 牡馬で馬格が大きい産駒がオススメ。
- キングマンボ系種牡馬との配合が良さそう。
2WS POGドラフトリストの発売日は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
コンビニ プリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
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