リアアメリアがピーク??
リアアントニア
競走馬としてのリアアントニア
繁殖牝馬リアアントニアは米国産で、父馬Rockport Harbor、母馬Beer Baroness、母父Mr. Greeleyの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は14戦2勝。2勝しかしていませんが、うち1勝は2013年BCジュヴェナイルフィリーズ 【 GⅠ 米ダ8.5F 】ですし、14戦の中には、GⅠ2着が3回ある優秀な競走馬でした。
繁殖牝馬リアアントニアの血統背景
繁殖牝馬リアアントニアの父馬Rockport Harborはファピアノ系種牡馬。生涯戦績は8戦5勝。主な勝ち鞍には2004年 米レムゼンS 【GⅡ】の他、同年 米ナシュアS 【GⅢ】、2006年 エセックスH【GⅢ】があります。種牡馬としてはリアアントニアを含めて計2頭のGⅠウイナーと2頭のGⅢウイナーを輩出した程度です。ファピアノ系種牡馬は母系に入るとサンデーサイレンス系のスピードを強化するようです。
一方、リアアントニアの母馬Beer Baronessは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は3戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としては9頭の仔を輩出しました。GⅠウイナーとなったリアアントニアを輩出した時点で、繁殖牝馬として確たる実績を残したと言って良いかと思いますが、リアアントニア以外に目立った戦績を残した産駒は輩出できませんでした。
リアアントニア産駒の
POG期間内戦績及び傾向
リアアントニア産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔グラッパーボードまでを対象として考察を進めていきます。なお、リアアントニア産駒の出世頭は2019年 アルテミスステークス 【GⅢ】及び2020年 ローズステークス【GⅡ】勝ち馬のリアアメリアです。
リアアントニア産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のリアアントニア産駒5頭の内、2歳時にデビューできなかったのは、血統登録にも至らなかった3番仔だけですので、リアアントニア産駒は2歳時にデビューできる傾向にあると言えますが、今回の考察対象外とした6番仔アニタは2歳の内にデビューできていません。ちなみに、考察対象のリアアントニア産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは出世頭のリアアメリア1頭だけですので、リアアントニア産駒はデビュー勝ちできる傾向にはないようです。
リアアントニア産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のリアアントニア産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔のリアオリヴィアで、デビュー戦時の馬体重は450kgでした。一方、最重量でデビューしたのは5番仔グラッパーボードで、デビュー戦時の馬体重は550kgでした。出世頭のリアアメリアのデビュー戦時の馬体重は462kgでしたので、馬格的には460kg程度あれば合格と考えて良いのではないでしょうか。
リアアントニア産駒の性差による
POG期間内の戦績の差について
考察対象のリアアントニア産駒5頭の内訳を見てみると、牝馬が3頭、牡馬が2頭です。出世頭のリアアメリアが牝馬ですし、牡馬の2頭の内、1頭は未デビュー、もう1頭は1戦して地方競馬に転厩していますので、リアアントニア産駒をドラフト指名するならば牝馬産駒の方が良いでしょう。
父系の違いによるPOG期間内の
戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬リアアントニアにはこれまでディープインパクト、キングカメハメハ、ドゥラメンテ、モーリス、アドマイヤマーズが配されてきました。出世頭のリアアメリアはディープインパクト産駒ですので、リアアントニアとディープインパクトの配合相性は悪くはないのでしょう。リアアメリア以外に特筆すべき活躍を残した産駒はいませんので、リアアントニアの母馬としての評価はディープインパクトバブル(ディープインパクトの種牡馬としての影響力が強すぎて、繁殖牝馬としての評価が過剰に上がっている状態のこと)になっている可能性があります。
繁殖牝馬 リアアントニア
レーダーチャート
POGでリアアントニア産駒を
選ぶ時のポイント
- 指名するなら牝馬産駒
- デビューが遅れる可能性は低い。
- ディープインパクトバブル*の可能性・・・
*ディープインパクトバブル(ディープインパクトの種牡馬としての影響力が強すぎて、繁殖牝馬としての評価が過剰に上がっている状態のこと)
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