大物輩出の予感?!
キラービューティ

競走馬としてのキラービューティ
繁殖牝馬キラービューティはノーザンファームの生産馬で、父馬ゼンノロブロイ、母馬キラーグレイシス、母父Congareeの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は24戦4勝。主な勝ち鞍は3歳以上2勝クラス(ダート 1400m)でした。競走馬としては大成できませんでしたが、繁殖牝馬としては2026年 日経新春杯【GⅡ】勝ち馬ゲルチュタールを輩出しています。血統的にはサンデーサイレンスから伝わる日本の芝中長距離適性に優れた競走能力とアメリカ血統のスピードとパワーを内包した血統構成になっています。
繁殖牝馬キラービューティの血統背景
繁殖牝馬キラービューティの父馬ゼンノロブロイは、サンデーサイレンス系種牡馬で、生涯戦績は20戦7勝。4歳時に天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念のGⅠを3連勝し、年度代表馬に選出されました。種牡馬としては2010年 オークス【GⅠ】勝ち馬のサンテミリオン、青葉賞【GⅡ】勝ち馬のペルーサ、同年 ローズステークス 【GⅡ】勝ち馬アニメイトバイオなどを輩出しています。産駒は中長距離における持続力勝負に優れる傾向にあったようですが、GⅠウイナーはサンテミリオン1頭だけですので、種牡馬として優れた実績を残さぬまま2022年に亡くなってしまいました。
一方、キラービューティの母馬キラーグレイシスは米国産のサラブレッドで、主な勝ち鞍は2011年ハリウッドスターレットステークス 【GⅠ】です。血統的には、2002年、2003年シガーマイル【 GⅠ ダート1600m 】連覇をはじめ、GⅠを計5勝したCongareeが父馬になりますが、種牡馬としては2頭のGⅠウイナーを残したのみで、自身のスピードに優れた競走能力を上手く伝えられませんでした。繁殖牝馬としてのキラーグレイスは2021年 ホープフルステークス 【GⅠ】勝ち馬キラーアビリティを輩出しています。
キラービューティ産駒の
POG期間内戦績及び傾向

キラービューティ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、競走馬デビューを果たしている3番仔アートバーゼルまでを対象として考察を進めていきます。キラービューティ産駒の出世頭は2026年 日経新春杯【GⅡ】勝ち馬のゲルタチュールです。
キラービューティ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のキラービューティ産駒3頭は全て2歳の9月までに競走馬デビューを果たしており、産駒は早期にデビューしているので、POG的にはプラス材料と言えます。なお、考察対象のキラービューティ産駒3頭の内、ゲルタチュールとアートバーゼルはデビュー勝ちを飾っており、キラービューティ産駒はデビュー勝ちする傾向にあると言える点もPOG的にはプラス材料でしょう。
キラービューティ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のキラービューティ産駒3頭の内、最軽量で競走馬デビューを果たしたのは初仔カウネウスで、デビュー戦時の馬体重は440kgでした。一方、最重量で競走馬デビューを果たしたのは、出世頭のゲルタチュールで、デビュー戦時の馬体重は508kgでした。出世頭のゲルタチュールが最重量で競走馬デビューしていますので、キラービューティ産駒は馬格が大きい方が良績を期待できそうです。少なくともデビュー戦時には450kg以上の馬体重が見込める方が望ましいでしょう。
ちなみにキラービューティ自身のデビューは2歳の10月で、デビュー戦時の馬体重は438kgでした。
キラービューティ産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のキラービューティ産駒3頭の内訳は、牝馬が2頭、牡馬が1頭です。出世頭のゲルタチュールが牡馬ですので、キラービューティ産駒は牡馬産駒の方が良績を期待できそうに思えますが、3番仔アートバーゼルは後の東京スポーツ杯2歳ステークス【GⅡ】勝ち馬のパントルナイーフを下してデビュー戦を勝利で飾っている高素質馬ですので、性差による戦績差は気にしなくても良さそうです。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬キラービューティには、これまでニューイヤーズデイ、ブリックスアンドモルタル、エピファネイア、ドレフォン、エフフォーリアが配されています。出世頭のゲルタチュールがブリックスアンドモルタル産駒ですので、キラービューティとブリックスアンドモルタルの配合相性は悪くはないのでしょう。
種牡馬としての実績がイマイチなブリックスアンドモルタルとの配合で重賞ウイナーを輩出していますので、ブリックスアンドモルタルよりもレベルの高い種牡馬との配合で、よりレベルの高い産駒が輩出されることが期待されます。現在は一頓挫していますが、エピファネイアとの配合で生まれたアートバーゼルも重賞戦線での活躍が期待される競走馬です。
繁殖牝馬 キラービューティ
レーダーチャート

POGでキラービューティ産駒を
選ぶ時のポイント
- 早期デビュー、デビュー勝ちが期待できる血統
- 馬格はデビュー戦時に450kg以上あることが見込める方が良い
- 高いレベルの種牡馬との配合での産駒に期待