馬格なら心配無用!
サザンスピード
競走馬としてのサザンスピード
繁殖牝馬サザンスピードはオーストラリア産で、父馬Southern Image、母馬Golden Eagle、母父Zabeelの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は25戦7勝。主な勝ち鞍は2011年 豪MRCコールフィールドC 【GⅠ 芝2400m】、2012年 VRCマカイヴィーディーヴァS 【GⅡ 芝1600m】になります。
繁殖牝馬サザンスピードの血統背景
繁殖牝馬サザンスピードの父馬Southern Imageはヘイロー系種牡馬。競走馬としての戦績は8戦6勝。主な勝ち鞍は2003年マリブS 【GⅠ ダ7.0F】、2004年 サンタアニタH 【GⅠ ダ10.0F】、ピムリコスペシャルH 【GⅠ ダ9.5F】です。競走馬としてはGⅠ3勝の超一流の実績を残しましたが、種牡馬としては、サザンスピードが唯一のGⅠウイナーとなっただけで、種牡馬としての大きな実績は残せませんでした。血統的な特徴に目を向けてみると、ヘイロー自身は気性が激しいことで知られており、その特性が産駒に受け継がれ、レースで良い方に出れば精神的な強さとなってプラスに働きますし、悪い方に出れば折り合いを欠いてレースで惨敗という結果を招いてしまいます。
一方、サザンスピードの母馬Golden Eagleはニュージーランド産で、Zabeel系の繁殖牝馬です。競走馬としての戦績は3戦0勝で、競走馬としては全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としても、サザンスピードを輩出しましたが、サザンスピード以外の産駒は特筆すべき実績を残せていません。血統背景としては母父デインヒルの血が入っており、母父デインヒルによってスピードと馬力、早い時期から活躍できるスタミナを産駒に伝えていることが考えられます。
サザンスピード産駒の
POG期間内戦績及び傾向
サザンスピード産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューしている6番仔コスモキュランダまでを対象として考察を進めていきます。ちなみに、サザンスピード産駒の出世頭は2024年 弥生賞【GⅡ】勝ち馬のコスモキュランダです。
サザンスピード産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のサザンスピード産駒6頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは初仔ノーザンスピード、2番仔アドマイヤヒビキ、4番仔サザンクロスの3頭です。考察対象の6頭中3頭が2歳時に競走馬デビューできていませんので、サザンスピード産駒をPOGで選ぶ場合には、競走馬デビューの時期の見立ては非常に重要な要素であると考えます。ちなみに、考察対象のサザンスピード産駒6頭は全てデビュー戦を勝利で飾ることができていないので、サザンスピード産駒にデビュー勝ちは期待できないと考えます。
サザンスピード産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のサザンスピード産駒6頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは6番仔コスモキュランダで、デビュー戦時の馬体重は486kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは2番仔のアドマイヤヒビキで、デビュー戦時の馬体重は564kgでした。最軽量産駒のデビュー戦時の馬体重が486kgですので、サザンスピードは恵まれた体格の仔を輩出する繁殖牝馬と言えるでしょう。
サザンスピード産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のサザンスピード産駒6頭の内訳は、牡馬が5頭、牝馬が1頭です。唯一のサザンスピード牝馬産駒のサザンクロスは競走馬デビューできていませんので、性差による戦績差については不明です。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬サザンスピードにはこれまで、ディープインパクト、ロードカナロア、キンシャサノキセキ、ミッキーアイル、レッドファルクス、アルアイン、ダノンバラードが配されてきました。出世頭のコスモキュランダはアルアイン産駒ですので、サザンスピードとアルアインの配合相性は悪くはないのでしょう。種付け戦略という視点から見てみると、6番仔コスモキュランダ以降、生産者がノーザンファームからビッグレッドファームに変更されています。ノーザンファームとビッグレッドファームの種付け方針は当然ながら異なりますので、今後のサザンスピード産駒の成績が、どうなっていくのか注目したいポイントです。
繁殖牝馬 サザンスピード
レーダーチャート
POGでサザンスピード産駒を選ぶ時のポイント
- 産駒は恵まれた馬格を有する傾向にあります。
- デビュー時期には注意が必要です。
- 異なる生産者の下で、どのような産駒が輩出されるのか注目です。
2WS POGドラフトリストの発売日は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
コンビニプリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
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