POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ラリズ ~

ハーツクライだけ??

ラリズ

ラリズ

ラリズ

競走馬としてのラリズ

繁殖牝馬ラリズはアルゼンチン産で、父馬Bernstein、母馬La Marleneの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は13戦9勝。主な勝ち鞍は2010年 亜コンデッサ賞【GⅢ 1000m】、同年 亜オクレンシア賞【GⅢ 1000m】で、スプリント路線で実績を残した競走馬でした。

 

繁殖牝馬ラリズの血統背景

繁殖牝馬ラリズの父馬Bernsteinはストームバード系の種牡馬。ストームバード系種牡馬は短距離ダート適性の高い産駒を輩出する傾向にあり、Bernstein自身も短距離で実績を残しました。日本では2007年朝日杯フューチュリティステークス【GⅠ】勝ち馬のゴスホークケンの父馬として知られており、母馬によっては芝適性の高い産駒も出てくるようです。

 

一方、繫殖牝馬ラリズの母馬La Marleneはアルゼンチン産のサラブレッドで、競走実績の記録は無く、未出走だったと考えられますので、競走馬としての実力の程は不明です。La Marleneの父馬Rainbow CornerはBlushing Groom系種牡馬。Blushing Groom系種牡馬はスタミナに富む産駒を輩出する傾向にありますが、Blushing Groomの父馬Red God自身はスプリンターでスピード能力に長けたサラブレッドだったようです。またLa Marleneの母父サザンヘイローは競走馬としては大きな実績を残していませんが、種牡馬としてアルゼンチンで大成功。アルゼンチンでは8年連続でリーディングサイアーランキング1位に輝いています。

 

ラリズ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ラリズ産駒一覧

ラリズ産駒一覧

ラリズ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔リヴォリまでを対象として考察を進めていきます。なお、ラリズ産駒の出世頭は2021年及び2023年中山記念【GⅡ】を含む重賞3勝のヒシイグアスです。

 

ラリズ産駒の

競走馬デビューの時期について

考察対象のラリズ産駒7頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは、3番仔アトロポスと7番仔のリヴォリの2頭です。7頭中5頭が2歳時に競走馬デビューしていますので、ラリズ産駒は2歳時に競走馬デビューできる傾向にはありますが、デビュー時期には注意しておく方が良いでしょう。ちなみに、考察対象のラリズ産駒7頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは7番仔のリヴォリ1頭だけですので、ラリズ産駒にはデビュー勝ちを期待しない方が良さそうです。

 

ラリズ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のラリズ産駒7頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは2番仔のスミレで、デビュー戦時の馬体重は440kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは出世頭のヒシイグアスで、デビュー戦時の馬体重は496kgでした。出世頭のヒシイグアスが最重量でデビューしていますので、ラリズ産駒は500kg程度の大きな馬格の方が良績を期待できそうです。

 

ラリズ産駒の性差による

POG期間内の戦績の差について

考察対象のラリズ産駒7頭の内訳は、牡馬(セン馬含む)4頭、牝馬が3頭です。出世頭のヒシイグアスは牡馬ですので、牡馬産駒の方が良績を期待できるように思いますが、産駒全体の戦績を見てみると、牡馬産駒、牝馬産駒の両方にPOG期間内2勝している産駒もいれば、POG期間内に1勝もできない産駒もいて、性別による大きな戦績差は見られませんので、ラリズ産駒をPOGで指名する場合には性別はあまり気にしなくても良いと考えます。

 

父系の違いによる

POG期間内の戦績の差(配合相性)について

繁殖牝馬ラリズにはこれまでネオユニヴァース、ダイワメジャー、キングカメハメハ、ハーツクライ、ブラックタイド、シュヴァルグランが配されてきました。出世頭のヒシイグアスはハーツクライ産駒ですので、ラリズとハーツクライの配合相性は悪くはないのでしょう。

 

4番仔サトノプレスト以外はサンデーサイレンス系種牡馬との配合になります。そのサトノプレストはキングカメハメハ産駒で、POG期間内の戦績は4戦0勝でした。1頭だけですので、決めつけるには時期尚早ですが、現在までのところ、ラリズとキングマンボ系種牡馬との配合相性は良くないと考えます。

 

ハーツクライとの配合相性は悪くはなさそうですが、ハーツクライは既に逝去しています。ハーツクライ産駒の種牡馬であるシュヴァルグランとの配合相性が気になるところですが、8番仔ヒシグランディヴァの現時点までの戦績は4戦0勝で、配合相性は良くはなさそうです。

 

繁殖牝馬 ラリズ

レーダーチャート

ラリズRC

ラリズRC

POGでラリズ産駒を選ぶ時のポイント

  • 血統背景から考えると、産駒はマイル前後の距離適性が予測されます。
  • 馬格は500kg程度を見込める方が良いでしょう。
  • ハーツクライ以外の種牡馬との配合相性は不明。

 

2WS POGドラフトリストの発売日は

毎年4月1日!

 

STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

winsormore.stores.jp

コンビニプリント

(牡馬編、牝馬編 各¥700)

www.e-printservice.net