配合?or 素質?
モアザンセイクリッド
競走馬としてのモアザンセイクリッド
繁殖牝馬モアザンセイクリッドは豪州産で、父馬More Than Ready、母馬Danalagaの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は21戦5勝。主な勝ち鞍は2013年 ニュージーランドオークス 【 GⅠ 芝2400m 】になります。
繁殖牝馬モアザンセイクリッドの血統背景
繁殖牝馬モアザンセイクリッドの父馬More Than Readyはアルゼンチンで大成功した種牡馬Southern Haloの代表産駒の1頭で、米ダートの短距離レースを主戦場として活躍しました。主な勝ち鞍には2000年 米キングスビショップS 【 GⅠ ダート1400m 】があります。種牡馬としても、実に36頭ものGⅠウイナーを輩出しており、大成功を収めています。
一方、モアザンセイクリッドの母馬Danalagaは父馬にデインヒルを持つ繁殖牝馬。競走馬としては目立った実績を残せませんでした。繁殖牝馬としてはGⅠウイナーとなったモアザンセイクリッドを輩出していますが、モアザンセイクリッド以外に特筆すべき実績を残した仔は出てきていません。Danalaga産駒の牡馬は全てセン馬になっているようですので、気性に難があるのかもしれません。
モアザンセイクリッド産駒の
POG期間内戦績及び傾向
モアザンセイクリッド産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔ドゥレッツァまでを対象として考察を進めていきます。なお、モアザンセイクリッド産駒の出世頭は2023年 菊花賞【GⅠ】勝ち馬のドゥレッツァです。
モアザンセイクリッド産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のモアザンセイクリッド産駒4頭の内、2番仔は競走馬未デビューですが、残りの3頭は2歳時に競走馬デビューしていますので、モアザンセイクリッド産駒はデビューが遅くなる傾向にはないようです・・・と言いたいところですが、今回の考察の対象外とした5番仔ディヴァイネクストは2歳時に競走馬デビューできませんでした。誕生日自体が遅いことが、その一因だったと考えられます。3番仔サンパティーク以降、遅生まれの傾向にあるので、POGでの指名にあたってはデビュー時期の見立てをしっかり行った方が良いでしょう。ちなみに、考察対象のモアザンセイクリッド産駒4頭の内、デビュー戦を勝利で飾った馬はいません。
モアザンセイクリッド産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のモアザンセイクリッド産駒4頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは3番仔のサンパティークで、デビュー戦時の馬体重は458kgでした。一方、最重量でデビューしたのは初仔セイクリッドキングで、デビュー戦時の馬体重は530kgでした。出世頭のドゥレッツァのデビュー戦時の馬体重は460kgでしたので、460kg程度の馬格があれば合格点と考えて良いでしょう。
モアザンセイクリッド産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のモアザンセイクリッド産駒4頭の内訳は、牡馬が2頭、牝馬が2頭です。出世頭のドゥレッツァが牡馬ですので、モアザンセイクリッド産駒をPOGで指名するならば牡馬産駒の方が良績を期待できるのかもしれません。しかし、競走馬デビューした3頭での考察ですので、牡馬の方が良いと言い切るまではできないと考えます。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬モアザンセイクリッドには、これまでロードカナロア、ハーツクライ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテ、リアルスティール、レイデオロが配されてきました。出世頭のドゥレッツァがドゥラメンテ産駒ですので、モアザンセイクリッドとドゥラメンテの配合相性は悪くはないのでしょう。ドゥラメンテ以外の種牡馬との配合では、いまだ中央未勝利です。配合相性の問題もあるかもしれませんが、繁殖牝馬としての素質にも疑問が残るところです。
繁殖牝馬 モアザンセイクリッド
レーダーチャート
POGでモアザンセイクリッド産駒を
選ぶ時のポイント
- デビュー時期が遅くなる可能性は低いが、誕生日が遅い傾向にあるのでデビュー時期に注意。
- デビュー勝ちは期待できなさそうです。
- 配合相性?or繁殖牝馬としての素質?・・・
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