結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ミスターサファリは母馬サファリミスが出産した3頭目の仔。上2頭は共にディープインパクト産駒ですが、POG期間内には1勝もできていません。母馬サファリミスはディープインパクトとの配合相性が良くないのか、繁殖牝馬としての素質がないかのどちらかと考えられます。
競走馬としての母馬について
母馬サファリミスの競走馬としての生涯戦績は6戦3勝(勝率50%)。主な勝鞍には2014年亜1000ギニー(GⅠ)、同年ミルギニーズ(GⅠ)があります。母馬サファリミスの血統背景を見てみると、目立った活躍馬は見当たらず、母馬サファリミス自身が一番の活躍馬のようです。現在までのところ、母馬サファリミスから目立った活躍馬が出ていないのは、血統的裏付けに乏しいからなのかもしれません。
父馬の産駒の傾向
本馬ミスターサファリミスターサファリの父馬ハーツクライの産駒の距離適性は1800m~2400mの芝の中距離のようです。芝稍重、芝重の方が良馬場よりも勝率は良いのでダービーのある梅雨時期に馬場が渋った場合でも有利に働くかもしれません。ハーツクライの母馬のアイリッシュダンスは古馬になって頭角を現した牝馬でした。ハーツクライにもその傾向が受け継がれたと考えられ、ディープインパクトを破って初のGⅠタイトルを獲得したのは、4歳で出走した有馬記念でした。更にその特徴はハーツクライ産駒にも受け継がれているようで、POG期間内のみならず、古馬になってから頭角を現す産駒もいます。血統的には母父がトニービンであることから、東京コースを得意とする産駒も多く、ダービーが行われる東京競馬場 芝2400mに高い適性を持つ産駒が出てきても何ら不思議なことではありません。
総合評価
本馬ミスターサファリの2WS indexは44となりました。父馬ハーツクライはPOG向きの種牡馬の一頭と言えるかと思います。これまでにもクラシックwinner、重賞winnerを何頭も輩出しています。一方、ミスターサファリは母馬初のハーツクライ産駒になります。上2頭が種牡馬ディープインパクトとの配合にもかかわらず、POG期間内に1勝もできていないので、ミスターサファリに活躍を望むのは厳しいように思えます。2WS indexの値も低く出ていますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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