結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬デスティアノーラは母馬ウイングステルスが出産した3頭目の仔。母馬にはこれまでAzamour、Rio de La Plataが交配されました。母馬の仔の中での出世頭はAzamour産駒のカヴァートラヴです。カヴァートラヴの生涯戦績は8戦5勝。主な勝鞍には2015年愛オークス(GⅠ)、同年オペラ賞(GⅠ)があります。上2頭の種牡馬は日本ではなじみのない種牡馬で、日本の馬場適正が不明の種牡馬ですので、産駒の傾向は見通せません。
競走馬としての母馬について
母馬ウイングステルスの競走馬としての生涯戦績は9戦0勝。1勝もしていませんので、競走馬としては全く活躍できていません。ウイングステルスの血統背景を見てみると、ウイングステルスの祖母Bubinkaから広がる牝系からは、香港のGⅠを6勝しているデザインズオンロームや2004年の愛ダービー馬のGrey Swallowなどが輩出されており、良質な血統背景を有した繁殖牝馬と言えます。
父馬の産駒の傾向
本馬デスティアノーラの父馬ディープインパクトはクラシックに何頭ものクラシック候補馬を輩出し、何頭ものクラシックwinner、GⅠ winnerを輩出している種牡馬です。新馬戦での勝率も高く、ディープインパクト産駒の活躍馬を指名することがPOGで勝利することに繋がります。現在のPOGでディープインパクト産駒無しに勝つのは至難の業と思えるほど、POG的には大きな存在の種牡馬です。
総合評価
本場デスティアノーラの2WS indexは53となりました。父馬ディープインパクトはGⅠwinnerを何頭も輩出してきた大種牡馬ですので、デスティアノーラには自然と活躍の期待がかかります。一方、母馬ウイングステルスは競走馬としては活躍できませんでしたが、その血統背景は良質なものですし、愛オークス馬の母でもありますので、既に繁殖牝馬として大きな仕事を成し遂げており、母系からもデスティアノーラには大きな期待がかかります。しかし、2WS indexの値は低かったので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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