POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

2024年 POGドラフト キズナ産駒 2歳牝馬初仔

2024年 キズナ2歳牝馬産駒 初仔一覧

2024年 POGドラフト キズナ産駒 2歳牝馬初仔一覧

2024年 POGドラフト キズナ産駒 2歳牝馬初仔一覧

『初仔は走らない』と競馬界では、まことしやかに囁かれていますが、実際に初仔が活躍した事例がない訳ではありません。初仔は判断材料に乏しいので、POGドラフトでは敬遠されることも多いと思われますが、判断材料が少ない分、競合も発生しにくく、ドラフト下位でも優秀な手駒が獲得できるというメリットもあります。ドラフトメンバーに差をつけたいのならば、初仔も敬遠せずにしっかり検討した方が良いと思います。ということで、当サイトでは『2024年 POGドラフト キズナ産駒 2歳牝馬初仔』と題して種牡馬別に独断と偏見で選んだ初仔を考察してみます。

 

まずは父馬キズナについて簡単に紹介します。種牡馬キズナは生涯戦績14戦7勝。主な勝ち鞍には2013年 日本ダービー 【GⅠ】があります。種牡馬としては2023年 安田記念【GⅠ】勝ち馬ソングライン、2021年 エリザベス女王杯 【GⅠ】勝ち馬アカイイト、2020年 チューリップ賞 【GⅢ】勝ち馬マルターズディオサ、2021年フェアリーステークス 【GⅢ】勝ち馬ファインルージュを輩出しています。また、ディープインパクト逝去に伴い、繁殖牝馬の質がレベルアップしたと推察される2023年 2歳産駒世代からは、2024年 共同通信杯 【GⅢ】勝ち馬ジャスティンミラノ、2024年 クイーンカップ 【GⅢ】勝ち馬クイーンズウォークなど、大物産駒の活躍をはじめ、勝ち名乗りを上げる産駒が目立つようになってきました。これらのことから考察するに、種牡馬キズナは一定の特徴・傾向を持つ産駒を輩出するというよりは、繁殖牝馬によって適性・タイプの異なる産駒を輩出する種牡馬と考えることが、いわゆるPOG的に “当たり” と言われる産駒を見極めるポイントになるのかもしれません。当たり産駒を見つけることが、より一層難しい初仔ではありますが、種牡馬キズナも生産・育成したノースヒルズ産の2頭に加えて、バスラットレオン、スマートリアンと2頭のオープン馬を生産・育成した三嶋牧場の1頭について考察を進めていきます。

 

ガールクラッシュ(ノイーヴァ2022)

ガールクラッシュ

ガールクラッシュ

ガールクラッシュの母馬ノイーヴァは米国産で、父馬Temple City、母馬Malibu Pierの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は17戦1勝。1勝しかしていませんので、競走馬としての実力は左程高くなかったと思われます。

 

血統背景を見てみると、ガールクラッシュの母父Temple Cityは主に米国芝中距離のレースで実績を残しましたが、重賞タイトルはダート重賞の2010年 クーガーザセカンドH 【GⅢ 12.0F】でした。一方、2代母Malibu Pierも芝コースの中距離重賞で3勝、ダートGⅠでも2着の実績を残しています。父も母も芝、ダートの両方で実績を残していますので、ガールクラッシュのコース適性がどちらに現れるのか、予測は難しいところです。

 

しかし、ガールクラッシュの2代母Malibu Pierからは2022年 共同通信杯 【GⅢ】勝ち馬ダノンベルーガの母馬コーステッドも輩出されています。繁殖牝馬コーステッドはダノンベルーガ(初仔)以外にも2023年 サウジアラビアRC 【GⅢ】2着に入線した高素質馬ボンドガールも輩出しており、日本で抜群の繁殖成績を築き上げようとしています。名繁殖牝馬としての地位を築き上げようとしているコーステッドの半妹であるノイーヴァから重賞戦線で活躍できるような産駒が出てきたとしても何ら不思議なことではありません。

 

ディンプルフェイス

(ストレプトカーパス2022)

ディンプルフェイス

ディンプルフェイス

ディンプルフェイスの母馬ストレプトカーパスは米国産で、父馬War Front、母馬Togetherの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は3戦0勝。1勝もできませんでしたので、競走馬としての能力は高くなかったと考えられます。血統背景を見てみると、ディンプルフェイスの母父War Frontは大種牡馬ダンチヒ晩年の傑作と言われた種牡馬で、日本ではデクラレーションオブウォー、アメリカンペイトリオットの父馬として知られています。一方、ディンプルフェイスの2代母Togetherは愛国産のサラブレッドで、GⅠタイトルは1つだけですが、欧州芝マイルを中心とした距離のGⅠで2着に5回も入線した超一流の競走馬でした。超一流の種牡馬の父馬と超一流の競走馬だった母馬の配合で生まれた母馬ストレプトカーパスの血統レベルは高く、血統レベルの高い母馬から生まれてきたディンプルフェイスが好走しても何ら不思議ではありません。

 

レネーズタイタン2022

レネーズタイタン2022

レネーズタイタン2022

レネーズタイタン2022の母馬レネーズタイタンは米国産で、父馬Bernstein、母馬タイタンクイーンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は12戦2勝。2勝しかしていませんが、うち1勝は2013年 米サンタアイネスS 【GⅡ ダ7.0F】です。レネーズタイタンは重賞タイトルを獲得した優秀な競走馬でしたが、注目すべきは、競走成績よりも、その血統背景でしょう。レネーズタイタンの母馬タイタンクイーンは、レネーズタイタンの他にも、Fashion Alert、ストロングタイタン、ギルテッドミラーと計4頭の重賞ウイナーを輩出している超優秀な繁殖牝馬です。その仔出しの優秀さがレネーズタイタンに伝わっていれば、初仔から重賞戦線で活躍するような産駒が登場しても何ら不思議ではありません。

 

2WS POGドラフトリストの発売は

毎年4月1日!

 

STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

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(牡馬編、牝馬編 各¥700)

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