結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬リアングロワールは母馬マドレボニータが出産した6頭目の仔。母馬にはこれまでフジキセキ、ゼンノロブロイ、スペシャルウィーク、トーセンホマレボシが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はトーセンホマレボシ産駒のミッキースワローです。ミッキースワローの現在までの戦績は22戦5勝。主な勝ち鞍には2020年日経賞(GⅡ)、2019年七夕賞(GⅢ)、2017年セントライト記念(GⅡ)があります。重賞winnerを輩出している母馬ではありますが、ミッキースワロー以外の仔の戦績は芳しいものではなく、マドレボニータの繁殖牝馬としての最盛期も過ぎていると思われます。
競走馬としての母馬について
母馬マドレボニータは骨折の影響で、競走馬デビューできないまま繁殖入りしてしまいましたので、競走馬としての実力はわからずじまいです。マドレボニータの血統背景を見てみると、マドレボニータの母、ツインクルブライドは1994年桜花賞2着馬で、ツインクルブライドからは2004年デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)や2005年シンザン記念(GⅢ)勝ち馬のペールギュントや2000年京成杯(GⅢ)3着のフェリシタルなどの活躍馬が排出されています。活気ある牝系とまでは言えませんが、質の高い牝系出身ではあると考えます。
父馬の産駒の傾向
本馬リアングロワールの父馬キズナは、現在までのところ、大物と呼ばれる産駒は誕生していませんが、リーディングフレッシュサイアーに輝き、父馬ディープインパクトの後継種牡馬としての活躍への期待が高まっています。産駒のレベルは決して低くはありませんし、まだ1世代しか輩出していませんので、今後、配合相性や管理育成方法の習熟化により大物の産駒が輩出される可能性は高まるものと思われます。
総合評価
本馬リアングロワールの2WS indexは17となりました。父馬キズナはディープインパクトの後継種牡馬としての期待がかかる種牡馬ですが、POG的に大きな実績はまだ残せていません。一方、母馬マドレボニータは繫殖牝馬としては、重賞winnerを輩出した実績は残しているものの、繫殖牝馬としての最盛期は過ぎてしまっているのか、さらにもう一花咲かせるのか、その境目にあると考えます。2WS indexの値は低く出ておりますので、当サイトとしては前者であるとの判断のもと、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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