結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ヴィトーリアは母馬スターズインハーアイズが出産した11頭目の仔。母馬スターズインハーアイズにはこれまでモンジュー、ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、アグネスタキオン、ロックオブジブラルタル、ゼンノロブロイ、ハーツクライ、オルフェーヴル、ロードカナロアが交配されてきました。母馬の仔の中で最も多くの勝ち星を上げているのが、ダンスインザダーク産駒のアインラクス、アグネスタキオン産駒のダノンパッション、ゼンノロブロイ産駒のスターリーウインドで、それぞれ2勝を上げています。出世頭が2勝止まりですので、母馬スターズインハーアイズは繫殖牝馬としては全く活躍できていないと言って良いでしょう。
競走馬としての母馬について
母馬スターズインハーアイズの競走馬としての生涯戦績は10戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。スターズインハーアイズの血統背景を見てみると、スターズインハーアイズの母馬はウィンドインハーヘア、ディープインパクトの母馬です。スターズインハーアイズはディープインパクトの半姉です。血統背景としては、申し分ないのではないでしょうか。
父馬の産駒の傾向
本馬ヴィトーリアの父馬ドゥラメンテは2020年デビューの産駒が初年度産駒ですので、まだ産駒の傾向は明らかとなっていません。父馬がキングカメハメハ、母馬は2003年、2004年とエリザベス女王杯(GⅠ)を連覇した名牝アドマイヤグルーヴで、血統構成は申し分ありません。ただし、サンデー系の繁殖牝馬との配合が行いにくいので、非サンデー系の良質な繁殖牝馬との交配が必要です。
総合評価
本馬ヴィトーリアの2WS indexは5となりました。父馬ドゥラメンテは本年の2歳馬が初年度産駒ですので、産駒の傾向からヴィトーリアの活躍を予測するのは困難です。一方、母馬スターズインハーアイズは競走馬としても、繁殖牝馬としても全く活躍できていませんが血統背景としては良質ですので、ヴィトーリアが活躍する可能性が全くないわけではないと思われます。しかし、母馬スターズインハーアイズがヴィトーリアを出産したのは繁殖牝馬としての充実期は過ぎていると思われる年齢です。2WS indexも低い値を示しているので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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