POGドラフト対策 ブログ 2022-2023

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【 勝ち組POG 】繫殖牝馬研究 ~ レキシールー ~

再現性はいかに??レキシールー

レキシールー

レキシールー

『 繁殖牝馬を制する者は、POGを制す!』という格言があるかないかは定かではありませんが、POGで勝ち組になるためには、ノーザンファーム生産・育成馬を選ぶことと同じくらい重要な要素として、繁殖牝馬の質があると思われます。そこで今回、繁殖牝馬レキシールーについて考察してみます。

 

繫殖牝馬レキシールーは父馬Sligo Bay、母馬Oneexcessivenite、母父In Excessの配合によって生まれた競走馬でした。レキシールーの競走馬としての生涯戦績は24戦10勝。主な勝ち鞍には2016年ダンススマートリーS(GⅡ)や2016年 加ナッソーS(GⅡ)があります。その他にもカナダ、アメリカの重賞戦線で良績を残してきた競走馬でした。

 

競走馬として重賞3勝の実績を残しているレキシールー。カナダ産ではありますが、現在は、日本で繁殖生活を送っています。そして、2番仔のダノンスコーピオンが2021年NHKマイルカップ(GⅠ)を制覇し、繁殖牝馬としても実績を残しています。レキシールーの血統背景を見てみますと、Hail to Reason 5 x 4、Nearctic 4 x 5、Thong、Ridan 5 x 5、Almahmoud 5 x 5と多数のクロスが見られます。

 

Hail to Reason産駒は仕上がりの早さとスピードを武器とする傾向があります。Hail to Reasonの5×4は父馬Sligo Bay が持っているクロスで、母系にはHail to Reasonの血はありません。Hail to Reasonは牝系の良さを引き出すことも知られており、レキシールーの競走馬としての活躍には、Sligo Bayが一役買ったのではないかと考えられます。

 

Nearcticは世界的な名種牡馬Northern Dancerの父として有名ですが、自身もカナダのリーディングサイアーランキングトップに7度も輝き、43頭ものステークスウイナーを輩出した名種牡馬でした。

 

Thong (1964年 牝 22戦5勝)とRidan(1959年 牡 23戦13勝)は全兄妹ですので、クロスとして記載しています。Thongは競走馬としては特筆すべき実績がありませんので、ThongはRiadanの血統構成が評価されて繁殖入りした繁殖牝馬だったのでしょう。Riadanは1700-1800mの距離を中心に活躍した競走馬でした。

 

Almahmoudの競走馬としての生涯戦績は11戦4勝。競走馬としては大成していませんが、繁殖牝馬としては、ナタルマ、コスマー、バブリングビューティの3頭の名繁殖牝馬を輩出したことでその名を上げました。ナタルマはノーザンダンサーの母、コスマーはヘイローの母、バブリングビューティはアークティックターンの母です。この牝系に生まれる牡馬は種牡馬として活躍する能力が、牝馬は良質な競走馬を輩出する能力に長けているのが特徴のようです。

 

レキシールーは3種類のクロスを持つ繁殖牝馬で、そのクロスは、牝系の良さ、仔出しの良さといった競走能力を上手く伝えることを強調したクロスとなっており、ダノンスコーピオンも上手く競走能力が引き出されたがゆえのNHKマイルカップ制覇だったのかもしれません。

 

レキシールー産駒一覧:2022年8月15日時点

レキシールー産駒一覧

レキシールー産駒一覧

レキシールーの配合戦略についても読み解いてみようと思います。初仔はフランケル産駒のダノンバジリアでした。父馬フランケルは芝1600 ~ 2000mの距離で活躍した競走馬。母馬レキシールーも芝のマイル前後の距離で実績を残した競走馬だったので、この両馬の配合は芝のマイル前後で活躍する競走馬輩出を期待したであろうことが考えられます。

 

そのダノンバジリアのPOG期間内の戦績は3戦0勝。ダノンバジリアは、芝コースでの戦績が芳しくなく、3戦目以降はダート路線に進みました。ダート戦では2連勝しましたが、3戦目を上げるのに惜敗が続いている状況です。Frankel産駒はダートよりは芝コースで良績を残しているので、芝コースの馬場適性の低かったダノンバジリアは、当初の狙い通りの配合結果ではなかったと思われます。

 

しかし、父馬にロードカナロアを配した2番仔ダノンスコーピオンは2022年のNHKマイルカップ(GⅠ)を制しました。皆さんご存じのこととは思いますが、父馬ロードカナロアは芝のスプリント路線を中心に主に日本で活躍した競走馬で、種牡馬としても、芝マイル~クラシック路線で活躍する産駒を輩出している種牡馬です。日本の芝コースの馬場適性という点において、ロードカナロアの方がFrankelよりも良いと思われますし、レキシールーとの配合相性に関してもロードカナロアの方が良かったのかもしれません。配合結果として、ダノンスコーピオンは成功事例と言ってよいでしょう。

 

ダノンスコーピオンの出来が余程よかったせいなのか、レキシールーには、ダノンスコーピオン以降、3年連続でロードカナロアが配されています。3年連続で活躍馬が輩出される可能性は、過去のデータを見ても、決して高くはないと思いますが、弟たちの戦績にも注目していきたいと思います。

 

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