POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ マイティースルー ~

小柄でも牝馬なら!

マイティースルー

マイティースルー

マイティースルー

競走馬としてのマイティースルー

繫殖牝馬マイティースルーは2006年 ノーザンファーム産のサラブレッドです。生涯戦績は27戦4勝。重賞での最高実績は2009年 フェアリーステークス 【GⅢ】5着になります。競走馬としては大きな実績は残せませんでした。

 

繁殖牝馬マイティースルーの血統背景

繁殖牝馬マイティースルーの父馬クロフネは2001年NHKマイルカップ(GⅠ)、同年ジャパンカップダート(GⅠ)の勝ち馬です。種牡馬としては短距離馬やマイル路線、ジャンプレースでの活躍馬も輩出していますが、ダートを得意とする産駒の輩出が顕著で、POG的には敬遠されがちな種牡馬です。

 

一方、マイティースルーの母馬スルーオールは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は2戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としても特筆すべき活躍を見せた仔を輩出できていません。血統的には母馬のOver Allが1987年 メイトロンS 【GⅠ】、同年 スピナウェイS 【GⅠ】の勝ち馬でしたので、その競走能力がマイティースルーを通して産駒に伝えられているのかどうか、マイティースルー産駒の傾向と特徴を考察してみたいと思います。

 

マイティースルー産駒のPOG期間内戦績及び傾向

マイティースルー産駒一覧

マイティースルー産駒一覧

マイティースルー産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔フェブランシェまでを対象として考察を進めていきます。マイティースルー産駒の出世頭は2019年 紫苑ステークス 【GⅢ】勝ち馬で、ルーラーシップ産駒のパッシングスルーと2023年 中山牝馬ステークス 【GⅢ】勝ち馬のスルーセブンシーズです。

 

マイティースルー産駒のデビュー時期について

考察対象のマイティースルー産駒8頭の内、2歳でデビューできなかったのは、3番仔のマイティーキュート(未デビュー)と6番仔シェダル(3歳1月デビュー)です。残りの6頭が2歳でデビューしています。マイティースルー産駒はトラブルがない限りは2歳の内にデビューする可能性が高いと考えられます。

 

マイティースルー産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のマイティースルー産駒8頭の内、最重量でデビューしたのは2番仔マイティーゴールドで、デビュー戦時の馬体重は556kgでした。一方、最軽量でデビューしたのは出世頭の1頭である7番仔スルーセブンシーズで、デビュー戦時の馬体重は426kgでした。426kgという馬体重は一般的には小さな馬体の部類に入ります。小さな馬体はトレーニングを重ねることによる体重減少の影響を大きく受けるため、間隔を詰めて出走することが難しく、限られた期間内で結果を出さねばならないPOGでは不利な要素ですが、スルーセブンシーズはPOG期間内に2勝を上げています。マイティースルー産駒は馬体が小柄であっても指名を回避する理由にしない方が良いと考えられます。

 

マイティースルー産駒の性差による戦績の差について

出世頭のマイティースルー産駒2頭は、ともに牝馬ですので、マイティースルー産駒をPOGで指名するならば牝馬の方が良いでしょう。ただし、牡馬産駒もシェダルが4勝、マイティーゴールドが2勝、フェブランシェが現時点で2勝を上げており、牡馬産駒が全くダメという訳ではありません。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

出世頭のマイティースルー産駒2頭の父馬は、それぞれキングカメハメハ系種牡馬のルーラーシップとサンデーサイレンス系種牡馬のドリームジャーニーです。繁殖牝馬マイティースルーは、異なる系統の血筋から、2頭の重賞ウイナーを輩出している優秀な繁殖牝馬と言えます。

 

繁殖牝馬 マイティースルー レーダーチャート

マイティースルーRC

マイティースルーRC

POGでマイティースルー産駒を選ぶ時のポイント

  • 馬体の小さな産駒でも活躍が期待できる。
  • POGで指名するならば牝馬産駒の時がベスト。ただし、牡馬産駒も悪いわけではない。
  • 高齢となった繁殖牝馬マイティースルーが、POG期間内に重賞を勝てるような産駒を輩出できるかどうかの見立ては御自身で!

 

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