一発屋臭・・・
ナターレ
競走馬としてのナターレ
繁殖牝馬ナターレは2008年生まれ。 北海道追分ファーム産のサラブレッドで、生涯戦績は25戦9勝。デビューから一貫して地方競馬に所属し、地方競馬で戦績を重ねた競走馬でした。
繁殖牝馬ナターレの血統背景
繁殖牝馬ナターレの父馬クロフネはノーザンダンサー系の種牡馬。自身の競走馬としての生涯戦績は10戦6勝。主な勝鞍には2001年 NHKマイルカップ 【GⅠ】、同年 ジャパンカップダート 【GⅠ】があります。種牡馬としては短距離馬やマイル路線、ジャンプレースでの活躍馬も輩出していますが、ダートを得意とする産駒の輩出が顕著で、POG的には少し敬遠されがちな種牡馬です。
BMSとしては、5年連続BMSランキング5位以内に位置している名種牡馬です。クロフネをBMSとする代表的な活躍馬には、GⅠ4勝のクロノジェネシス、2022年 ジャパンカップ 【GⅠ】勝ち馬のヴェラアズールなどがいます。直仔とは異なり、芝中長距離の大レース勝ち馬も登場しています。
一方、ナターレの母馬ロージーチャームは北海道三石産のサラブレッドで、生涯戦績は5戦1勝。デビュー戦時の馬体重は482kgでした。1勝しかしていませんので、競走馬としては活躍できませんでした。繁殖牝馬としても、ロージーチャームは9頭の仔を出産しましたが、特筆すべき実績を残した仔は輩出できていません。
ナターレ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ナターレ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔インナースティールまでを対象として考察を進めていきます。ただし、内容によっては中央競馬でデビューした3頭だけを対象として考察を進める場合があることを予めご承知おきください。なお、ナターレ産駒の出世頭は2022年 朝日セントライト記念 【GⅡ】勝ち馬で、5番仔のガイアフォースです。
ナターレ産駒のデビュー時期について
考察対象ナターレ産駒6頭の内、中央競馬でデビューした3頭のデビュー時期を見てみると、2歳の内にデビューしたのが2頭。3歳でデビューしたのが1頭でした。ナターレ産駒はデビューが遅れる傾向にはないようです。
ナターレ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象ナターレ産駒6頭の内、中央競馬でデビューした3頭のデビュー戦時の馬体重を見てみると、最軽量でデビューしたのは初仔のヴィジリアで、デビュー戦時の馬体重は438kgでした。一方、最重量でデビューしたのは出世頭のガイアフォースで、デビュー戦時の馬体重は486kgでした。ナターレ産駒も馬格は大きな方が良績を期待できそうです。ちなみに繁殖牝馬ナターレ自身のデビュー戦での463kgでした。
ナターレ産駒の性差による戦績の差について
出世頭のガイアフォースが牡馬ですので、ナターレ産駒をドラフト候補に検討するならば、牡馬の方が良いのでしょう。
父系の違いによる戦績の差（配合相性）について
出世頭のガイアフォースはキタサンブラック産駒ですので、種牡馬キタサンブラックと繁殖牝馬ナターレは配合相性は良いと思われます。
繁殖牝馬 ナターレ レーダーチャート
POGでナターレ産駒を選ぶ時のポイント
- 馬格は大きな方が良い。
- 牡馬産駒の方が良い。
- 種牡馬キタサンブラックとの配合相性は悪くないでしょう。しかし、22年産のキタサンブラック産駒は牝馬ですので、ドラフト指名の際は慎重に。
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