結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬モンストルシチーは母馬ダイヤモンドギフトが出産した7頭目の仔。サウスヴィグラス、シニスターミニスター、バトルプラン、タートルボウル、ナカヤマフェスタゴールドシップが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はシニスターミニスター産駒のビークイックです。ビークイックの生涯戦績は31戦5勝(うち3勝はJRA主催レース)。5勝はいずれもダート戦のものでした。母馬ダイヤモンドギフトの仔の中で、POG的に見て、活躍した仔はいません。
競走馬としての母馬について
母馬ダイヤモンドギフトの競走馬としてはデビューしていませんので、自身の競争成績からモンストルシチーの競争能力を推し測ることは困難です。血統背景を見てみると、ダイヤモンドギフトの母馬は桜花賞、エリザベス女王杯勝ち馬のハギノトップレディです。ハギノトップレディから派生する牝系には、1991年安田記念(GⅠ)、同年スプリンターズステークス(GⅠ)勝ち馬で、1991年JRA賞最優秀4歳以上牝馬、1992年JRA賞最優秀スプリンターに選出されたダイイチルビーが出ています。
父馬の産駒の傾向
父馬フェノーメノの産駒は2018年産が2世代目。まだ、1世代しか競走馬デビューしていませんので、産駒の傾向はまだ明確にはなっていませんが、初年度産駒からはクラシック戦線を賑わすような大物は輩出されておらず、POG的にはあまり推奨できない種牡馬のようです。
総合評価
本馬モンストルシチーの2WS indexは15となりました。父馬フェノーメノはPOG的にはまだ大きな実績を残せておらず、現在までのところ、フェノーメノ産駒を積極的にドラフト指名する要素は見当たりません。一方、母馬ダイヤモンドギフトは競走馬としては未デビュー、繁殖牝馬としてもPOG期間内にクラシック戦線を賑わすような活躍をした仔はいません。POGドラフト指名馬の選出という点からは強調材料はなく、2WS indexの示す値も低いのでPOGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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