配合相手はハイスペックに限る!
スタセリア
競走馬としてのスタセリタ
繁殖牝馬スタセリタはフランス産のサラブレッドで、生涯戦績は18戦10勝。主な勝ち鞍は2009年 仏オークス 【GⅠ】、同年 ヴェルメイユ賞 【GⅠ】をはじめ、GⅠを計6勝した超一流の競走馬でした。
繁殖牝馬スタセリタの血統背景
繁殖牝馬スタセリタの父馬Monsunはドイツ産のサラブレッドで、生涯戦績は23戦12勝。芝 2000m ~ 2400mのレースを主戦場として活躍しました。1993年、1994年 オイロパ賞 【GⅠ】連覇をはじめ、GⅠを計3勝、重賞を8勝した一流の競走馬でした。種牡馬としては、GⅠ6勝のスタセリタ、GⅠ4勝のノヴェリストなど、仏・伊・独・英・米・豪でGⅠウイナーを計22頭も輩出した一流の種牡馬でもありました。
一方、母馬のSoigneeもドイツ産のサラブレッドで、生涯戦績は5戦2勝。主な戦績としては、2004年 仏 レゼルヴォワール賞 【GⅢ】2着の実績があります。競走馬としては一流の実績は残せませんでしたが、繁殖牝馬としてはスタセリタを輩出し、優秀な実績を残しましたが、スタセリタ以外に特筆すべき活躍をした産駒は輩出できませんでした。
スタセリタ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
スタセリタ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔スタニングスターまでを対象として考察を進めていきますが、6頭の内、初仔のサザンスターズ、5番仔のセンチメンタルマンボは海外デビューしており、考察のためのデータが十分に得られませんので、上記2頭を除いた4頭を対象に考察を進めていきます。スタセリタ産駒の出世頭は2017年 オークス 【GⅠ】、2016年 阪神ジュベナイルフィリーズ 【GⅠ】勝ち馬のソウルスターリングです。
スタセリタ産駒の
競走馬デビュー時期について
考察対象のスタセリタ産駒4頭は全て2歳時にデビューしていますので、スタセリタ産駒はデビューが大きく遅れる傾向にはないと考えて良さそうです。POG的にはプラス材料ではないでしょうか。出世頭のソウルスターリング、2018年 アルテミスステークス 【GⅢ】勝ち馬のシェーングランツはともに2歳7月の早い時期でのデビューでしたので、スタセリタ産駒は2歳の早い時期にデビューできることが活躍の条件となるのかもしれません。
スタセリタ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のスタセリタ産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは、Frankel産駒のスタニングスターで、デビュー戦時の馬体重は428kgでした。一方、最重量でデビューしたのは、ディープインパクト産駒のシェーングランツで、デビュー戦時の馬体重は482kgでした。出世頭のソウルスターリングのデビュー戦時の馬体重が480kgでしたし、482kgでデビューしたシェーングランツはアルテミスステークスを勝つ活躍をしていますので、スタセリタ産駒は大きな馬格の方が良さそうです。
スタセリタ産駒の
性差による戦績の差について
考察対象のスタセリタ産駒4頭は全て牝馬ですので、スタセリタ産駒の性差による戦績差については不明です。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
考察対象のスタセリタ産駒4頭の内訳を見てみると、父馬ディープインパクトが2頭、父馬Frankelが2頭です。Frankelとスタセリタの配合でソウルスターリングが、ディープインパクトとスタセリタの配合でシェーングランツが輩出されており、スタセリタは異なる系統の血統の種牡馬からそれぞれ重賞ウイナーを輩出していますので、父馬を選ばずGⅠ馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬だと考えられます。しかし、Frankelもディープインパクトも超一流の競走馬・種牡馬でしたので、血統レベルの高い種牡馬との配合でなければ、活躍は難しいのかもしれません。
繁殖牝馬 スタセリタ レーダーチャート
POGでスタセリタ産駒を選ぶ時のポイント
- 2歳の早い時期にデビューできるぐらいの成長度、完成度があれば指名候補に。
- 馬格は大きな方が良い(480kg程度を参考に)。馬格が小さな場合はドラフト指名回避が賢明。
- スタセリタは種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬だが、実績を残しているのはいずれも超一流の種牡馬との配合。
2WS POGドラフトリストの発売は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
コンビニ プリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
|
|
|