結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ビューティフルデイは母馬マルケサが出産した5頭目の仔。母馬マルケサにはこれまでモンジュー、Dalakhani、ディープインパクト、ハーツクライが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はディープインパクト産駒のトラインです。トラインの現時点での戦績は13戦4勝。重賞にはまだ出走経験がありません。トラインが出世頭ですので、母馬マルケサは繁殖牝馬としては活躍できていません。
競走馬としての母馬について
母馬マルケサの競走馬としての生涯戦績は8戦1勝。1勝しかしていませんが、2008年ソードルズタウンスタッドステークス(GⅢ)2着の実績があります。しかし、1勝しかしていませんので、競走馬としては活躍できなかったと言って良いでしょう。血統を遡ってみると、曾祖母のAvianceから広がる牝系からは2003年エクリプス賞最優秀短距離馬に選出され、GⅠを3勝したアルデバランⅡやGⅠを5勝したスピニングワールドが輩出されており、血統としては超一流と呼べる背景を有しています。
父馬の産駒の傾向
本馬ビューティフルデイの父馬ディープインパクトはクラシックに何頭ものクラシック候補馬を輩出し、何頭ものクラシックwinner、GⅠ winnerを輩出している種牡馬です。新馬戦での勝率も高く、ディープインパクト産駒の活躍馬を指名することがPOGで勝利することに繋がります。現在のPOGでディープインパクト産駒無しに勝つのは至難の業と思えるほど、POG的には大きな存在の種牡馬です。
総合評価
本馬ビューティフルデイの2WS indexは57となりました。父馬ディープインパクトはPOGで勝つうえでは外して考えることができない程、有力な種牡馬です。ディープインパクト産駒であるということだけで、その馬がPOG戦線で活躍しても何ら不思議なことではありません。一方、母馬マルケサは競走馬としては活躍できませんでしたし、繁殖牝馬としてはまだ活躍馬を輩出できていません。母馬マルケサのこれまでの仔の性別を見ると、2頭が牡、残り2頭が牝で、勝ち星を上げているのは牡だけです。母馬マルケサはコルトサイアーの可能性もあります。ビューティフルデイは牝馬ですので、活躍は難しいかもしれません。また、2WS indexも低い値を示しているので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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