結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬エルニドは母馬スイートメドゥーサが出産した3頭目の仔。上2頭はハードスパンとキズナ産駒です。注目すべきは同じキズナ産駒のドラゴンスレイヤーだと思いますが、未デビューですので、その能力のほどは不明です。実質的に母馬の仔はまだ1頭しか競走馬デビューしていませんので、産駒の傾向は不明で、これから生まれてくるあるいは競走馬デビューする仔に期待がかかります。
競走馬としての母馬について
母馬スイートメドゥーサの競走馬としての生涯戦績は3戦1勝(勝率33.3%)。デビュー勝ちし、素質の片鱗を見せつけるものの、残り2戦は競争中止となっています。競走馬としては全く活躍できませんでした。スイートメドゥーサの血統背景を見てみると、スイートメドゥーサの母馬ローブデコルテは2007年優駿牝馬(GⅠ)勝ち馬です。更に血統を遡っていくとBarely Evenの名前があります。Barely Evenを祖とする牝系からは、2003年3冠牝馬に輝いたスティルインラブが輩出されています。その他にも海外の重賞戦線で活躍した馬も複数輩出されており、血統背景としては悪くは無いようです。
父馬の産駒の傾向
本馬エルニドの父馬キズナは初年度産駒が活躍し、リーディングフレッシュサイアーにも輝き、父馬ディープインパクトの後継種牡馬としての期待が高まっています。現在までのところ、大物と呼ばれる産駒は誕生していませんが、産駒のレベルは決して低くはありません。まだ1世代しか輩出していませんので、今後、配合相性や管理育成方法の習熟化により大物の産駒が輩出される可能性は高まるものと思われます。
総合評価
本馬エルニドの2WS indexは35となりました。上述したように、父馬キズナからはまだ1世代しか輩出されていませんので、産駒の傾向については、まだ明確なことは言えません。一方、母馬スイートメドゥーサもエルニドが3頭目の仔ですので、母馬の繁殖牝馬としての成功の可能性は十分に残されていると考えます。しかしながら、評価が確立されていない父馬と母馬の配合から生まれた仔ですので、十分な買い材料があるとは言えず、2WS indexも低い値を示していますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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