結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ヴィンランドは母馬カールファターレが出産した6頭目の仔。母馬カールファターレにはこれまでクロフネ、ファルブラヴ、ヘニーヒューズ、ダンカークが交配されました。母馬の仔の中での出世頭は現時点では、4勝を上げているダンカーク産駒のシークレットランです。シークレットランの4勝はいずれも芝レースのものです。出世頭と言っても4勝ですので、母馬は繁殖牝馬としては活躍できていません。
競走馬としての母馬について
母馬カールファターレの競走馬としての生涯戦績は10戦1勝(勝率10.0%)。1勝しかしていませんので、競走馬としては全く活躍できませんでした。血統背景を見てみると、カールファターレの祖母ダイナカールから広がる牝系からは、1997年JRA賞年度代表馬に選出されたエアグルーヴをはじめ、重賞winnerを多数輩出しています。血統背景としては素晴らしいものを持っています。
父馬の産駒の傾向
本馬ヴィンランドの父馬ハービンジャーの産駒はダートよりも芝コースの適性が高いようで、芝コースでの実績の方が圧倒的に多いです。特に阪神や函館のようなパワーのいる馬場で実績を残しています。距離適性に関しては、中距離で実績を残していますので、一見POG向きのように感じますが、阪神競馬場や函館競馬場ではクラシック戦は行われませんので、少し割引が必要だと考えます。
総合評価
本馬ヴィンランドの2WS indexは58となりました。父馬ハービンジャーはPOG向きではないとまでは言い切れませんが、馬場適性に偏りがあるので、POG的にはやや割引が必要と考えます。一方、母馬カールファターレは一流の血統背景を有する牝系出身ですが、自身からは繁殖牝馬としては素質が感じられません。2WS indexも低く出ていることから、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました
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