POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ライツェント ~

優秀な牝系の繁殖牝馬

ライツェント

ライツェント

ライツェント

競走馬としてのライツェント

繁殖牝馬ライツェントはノーザンファームの生産馬で、父馬スペシャルウィーク、母馬ソニンクの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は4戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。

 

繁殖牝馬ライツェントの血統背景

繁殖牝馬ライツェントの父馬スペシャルウィークはサンデーサイレンス系の種牡馬で、生涯戦績は17戦10勝。主な勝ち鞍は1998年 日本ダービー 【GⅠ】、1999年 天皇賞(春)【GⅠ】、同年 天皇賞(秋)【GⅠ】、同年 ジャパンカップ 【GⅠ】です。クラシックから古馬GⅠ戦線まで、活躍した競走馬でした。種牡馬としては、牝馬クラシック2冠を獲得し、GⅠを計6勝のブエナビスタ、日米オークスを制した名牝シーザリオ、2014年 菊花賞馬トーホウジャッカルを輩出しています。

 

一方、ライツェントの母馬ソニンクは英国産で、父馬Machiavellian、母馬Sonic Lady、母父Nureyevの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としては未デビューで、競走馬としての実力のほどは不明ですが、繁殖牝馬としては、ノットアローン、ランフォルセ、ノーザンリバーといった重賞ウイナー、重賞戦線で入着常連となる競走馬を輩出し、牝馬産駒のアコースティクス、ルミナスポイント、ヴァイスハイトは、GⅠウイナー、重賞ウイナーの母馬となる超優秀な繁殖牝馬を輩出しており、ソニンクを祖とする良質な牝系が形成されています。今後も、ソニンクを祖とする牝系から、活躍馬が輩出されることが期待されます。

 

ライツェント産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ライツェント産駒一覧

ライツェント産駒一覧

ライツェント産駒の傾向及び特徴を把握するために、既にPOG期間を終了している9番仔フリームファクシまでを対象として、考察を進めていきます。ライツェント産駒の出世頭は、2017年 秋華賞 【GⅠ】、2019年 ナッソーS 【GⅠ】勝ち馬のディアドラ及び2023年 きさらぎ賞 【GⅢ】勝ち馬のフリームファクシです。

 

ライツェント産駒の

デビュー時期について

考察対象のライツェント産駒9頭の内、2歳時にデビューしたのは5頭。3歳でのデビューが2頭。現時点で未デビューが2頭です。やや3歳デビュー、未デビューの比率が高いように感じますし、ライツェント自身のデビュー時期も3歳5月と遅い時期でしたので、ライツェント産駒をドラフト候補に選ぶならば、デビュー時期に関する情報には特に注意を払った方が良さそうです。ちなみに、考察対象のライツェント産駒9頭の内、デビュー勝ちを果たしたのは2頭です。デビュー戦から良績を期待できる傾向には無いようですので、尚更、2歳デビューできる産駒を狙っていく方が良いでしょう。

 

ライツェント産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のライツェント産駒9頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔ベツァオバーンで、デビュー戦時の馬体重は394kgでした。一方、最重量でデビューしたのは9番仔フリームファクシで、デビュー戦時の馬体重は512kgでした。出世頭のディアドラのデビュー戦時の馬体重が452kg、最重量でデビューしたフリームファクシが2023年 きさらぎ賞 【GⅠ】を制しており、POG期間内に3勝を上げていますので、馬体重は450kg以上を見込める方が良いでしょう。ちなみに、ライツェント自身のデビュー戦時の馬体重は438kgとやや小柄な馬格の競走馬でした。

 

ライツェント産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のライツェント産駒9頭の内訳は、牡馬・セン馬が4頭、牝馬が5頭。出世頭のディアドラが牝馬、フリームファクシが牡馬です。牡馬産駒からも牝馬産駒からも活躍馬が輩出されていますので、ライツェント産駒には性差による戦績差はないと考えて良さそうです。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のディアドラはハービンジャー産駒、もう1頭の出世頭フリームファクシはルーラーシップ産駒と、ライツェントは全く異なる父系の産駒で繁殖実績を残しています。上記2頭以外にもPOG期間内に3勝を上げた2番仔オデュッセウスはファルブラヴ産駒です。異なる種牡馬から、それぞれ活躍馬を輩出していますので、ライツェントは父馬を選ばず活躍馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬だと言えます。

 

繁殖牝馬 ライツェント

レーダーチャート

ライツェントRC

ライツェントRC

POGでライツェント産駒を

選ぶ時のポイント

  • ライツェント自身もデビュー時期は遅かったこと及びライツェント産駒の半数近くが2歳時にデビューできていませんので、デビュー時期には注意を払った方が良いでしょう。
  • 馬体重はデビュー戦時に450kg以上を見込めるようであれば、合格でしょう。
  • ライツェントは父馬を選ばずに活躍馬を輩出できる繁殖牝馬です。

 

2WS POGドラフトリストの発売は

毎年4月1日!

 

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