結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬オンラインドリームは母馬デインドリームが出産した5頭目の仔。母馬にはこれまでFrankel、Dubawiが交配されてきました。5頭の内4頭がFrankel産駒です。Frankelとの交配が余程相性が良いのかと思いきや、上3頭のFrankel産駒のうち、デビューできたのは1頭だけで、配合相性はむしろ悪いのではないかとの疑いを持つほどです。本馬オンラインドリームもFrankel産駒です。
競走馬としての母馬について
母馬デインドリームの競走馬としての生涯戦績は17戦8勝(47.1%)。主な勝鞍には2011年凱旋門賞(GⅠ)、2012年Kジョージ6世&Qエリザベスステークス(GⅠ)、2011年、2012年バーデン大賞(GⅠ)、2011年ベルリン大賞(GⅠ)があり、GⅠの5勝を含め、重賞での実績がいくつもあります。デインドリームは競走馬としては超一流であったと言えるでしょう。デインドリームの血統背景を見てみると、曾祖母のLady Berryから広がる牝系からは1987年リュパン賞(GⅠ)勝ち馬のグルームダンサーが輩出されています。また、キンシャサノキセキも、この牝系から輩出された活躍馬の一頭です。母馬デインドリームの血統構成は、良質なものと言えるでしょう。
父馬の産駒の傾向
父馬Frankelの産駒は早熟型で2歳戦、3歳戦での勝率が4歳以降の勝率よりも良好です。しかし、新馬戦よりも未勝利戦で勝ち上がる産駒が多い傾向も併せ持っています。馬場適性を見てみると、芝もダートもこなすようですので、POG的には問題ありません。距離適性に関しては、マイルを中心に中距離に適性があるようです。この点もPOG的には問題ありません。これらの点を総合的に考えると、FrankelはPOG向きの種牡馬の一頭と言って良いでしょう。
総合評価
本馬オンラインドリームの2WS indexは40となりました。父馬Frankelは早熟の傾向にあり、早い時期からの結果を求められるPOG向きの種牡馬の一頭と言えるでしょう。一方、母馬デインドリームは競走馬としては超一流でしたが、繁殖牝馬としては現在までのところ全く奮いません。Frankelとの配合相性も決して良いとは言えず、2WS indexも低い値を示しているので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
お知らせ
現在、2WS indexの精度の検証経過を有料(¥110税込)にて公開しています。御興味のある方は、下記 『 note 』 というサイトでご覧下さい。表紙を見るだけなら無料です。下記リンクは表紙へのリンクです。
2WS indexを元に作成した2020-2021 2WS POGドラフトリストが e-SHINBUNの購入ページや全国のコンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機内のコンテンツプリントサービス「e プリントサービス」から購入できるようになりました。是非、御購入下さい。
ご自宅等で2WS POGドラフトリストを購入するにはコチラ(e-SHINBUNの御利用)
コンビニに設置されているコピー機から2WS POGドラフトリストを購入する手順はコチラ