結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬カミーリアフラワーは母馬ワンフォーローズが出産した8頭目の仔。母馬にはこれまでキングカメハメハ、ディープインパクト、ネオユニヴァース、ロードカナロアが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はキングカメハメハ産駒のレディアルバローザです。レディアルバローザの生涯戦績は28戦5勝。主な勝鞍には2011年、2012年中山牝馬ステークス(GⅢ)があります。また、ディープインパクト産駒のキャトルフィーユも2014年クイーンカップ(GⅢ)を勝利した重賞winnerです。母馬ワンフォーローズは重賞winnerを2頭も輩出した良質な繫殖牝馬と言えます。
競走馬としての母馬について
母馬ワンフォーローズの競走馬としての生涯戦績は27戦15勝(勝率55.6%)。主な勝鞍には2003年、2004年メイプルリーフステークス(GⅢ)、2005年シーグラムカップ(GⅢ)があります。重賞を3勝していますので、ワンフォーローズは競走馬として立派な実績を残したサラブレッドと言えます。
父馬の産駒の傾向
本馬カミーリアフラワーの父馬ロードカナロアの産駒は、比較的成長は早めで、2歳戦から活躍しています。また、大物輩出という点においても、アーモンドアイ、サートゥルナーリアといった”超“がつくほどの一流馬を輩出しており、更には、POG期間のみならず、古馬になってからも活躍する産駒が輩出されています。アーモンドアイもサートゥルナーリアもPOG期間内から活躍していることから、ロードカナロアはPOG向きの種牡馬だと言えます。
総合評価
本馬カミーリアフラワーの2WS indexは15となりました。父馬ロードカナロアはクラシック戦線で活躍した大物も輩出しているPOG向きの種牡馬の一頭です。一方、母馬ワンフォーローズは2頭の重賞winnerを輩出しており、繫殖牝馬としての実績は十分にあります。本馬カミーリアフラワーの出産まで、カミーリアフラワーを含めてロードカナロアとの交配を3年連続で行っており、カミーリアフラワーは3頭目の産駒です。上2頭のロードカナロア産駒はいずれも未デビュー。1頭は骨折等による競争能力喪失で未デビュー、もう1頭は未デビューの理由が不明です。3年連続ロードカナロアとの配合が施されたのは、配合相性が良いと判断されたであろうことが推測されますが、その一方で、ロードカナロアとの配合では2年連続未デビュー。配合相性良いのか、悪いのか、判断が難しいところです。また、2WS indexは低い値となりましたので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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