配合相性よりも種牡馬レベル!
ライトリーチューン
競走馬としてのライトリーチューン
ライトリーチューンは父馬マンハッタンカフェ(1998-2015)、母馬リーインフォースト、母父トニービンの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としてのライトリーチューンの生涯戦績は5戦0勝。右脚の骨折が要因と考えられ、骨折からの復帰後も1勝もできないまま繁殖に上がることとなりました。
ライトリーチューンの血統背景
ライトリーチューンの父馬マンハッタンカフェはサンデーサイレンス系種牡馬です。競走馬としてのマンハッタンカフェの生涯戦績は12戦6勝。主な勝ち鞍には2001年菊花賞、同年有馬記念、2002年天皇賞(春)があります。マンハッタンカフェのPOG期間内の戦績は4戦1勝。マンハッタンカフェが競走馬として本格化したのは、POG期間を終了してからです。自身は遅咲き傾向の競走馬だったと言えます。母系を遡ってみると、
種牡馬としては、2009年NHKマイルC勝ち馬ジョーカプチーノ、2009年秋華賞勝ち馬レッドディザイア、2011年天皇賞(春)勝ち馬ヒルノダムール、2013年フェブラリーS勝ち馬グレープブランデー、2016年エリザベス女王杯勝ち馬クイーンズリングといったGⅠ馬を輩出しています。芝からダート、マイルから長距離と様々なタイプの競走馬を輩出する万能型種牡馬として活躍しました。BMSとしてはダートで活躍する産駒を輩出する傾向にあるようです。
一方、ライトリーチューンの母馬リーインフォーストは生涯戦績4戦0勝で繁殖入りしました。1勝もできていませんので競走馬としては活躍できませんでした。血統背景を見てみますと、ライトリーチューンの祖母ティアラが1989年ラジオたんぱ賞 【GⅢ】3着、同年牝馬東京タイムズ杯 【GⅢ】2着の実績を残している程度で、目立った活躍を見せた馬がいない牝家を有する血統構成となっています。
ライトリーチューン産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ライトリーチューン産駒の考察にあたって、その対象とするのは、主にPOG期間の終了しているレイハリアとキモンヤマブキの2頭です。考察対象が2頭しかいませんので、判断材料不足から多少強引な結論、推察になることをお許しください。
産駒のデビュー時期について
レイハリアのデビュー時期が2歳12月。キモンヤマブキのデビュー時期が3歳4月と2頭とも早い時期でのデビューではありませんでした。これは誕生日の遅さも影響しているのかもしれません。レイハリアは3月生まれであるものの、キモンヤマブキは4月生まれでやや遅めです。キモンヤマブキ以降の産駒も4月生まれで、早期デビューは期待できそうにありません。
産駒のデビュー時の馬体重について
2頭ともにデビュー戦は448kgでの出走でした。レイハリアが期間内に3勝しているので、この大きさでも馬格で泣くことなく活躍することが可能と思われます。
産駒の性差による戦績の差について
レイハリアが重賞ウイナーになっているので、ライトリーチューン産駒は牝馬の方が良い戦績を期待できるのかもしれません。
父系の違いによる戦績の差について
現時点でのライトリーチューン産駒の出世頭は、リーディングサイアーランキングトップクラスの種牡馬ロードカナロアの産駒レイハリアですが、レイハリア以外の父馬は、パドトロワ、レッドファルクス、ダンカークと明らかにロードカナロアよりも格下の種牡馬ばかりです。種牡馬レベルの差がそのまま戦績の差となっている可能性が高いので、配合相性の問題とは別物と考えた方が良いでしょう。
繫殖牝馬ライトリーチューンまとめ
- 牝系は決してレベルの高い血統ではありません。
- 判断材料は少ないものの、牝馬の方が良い戦績を期待できそう。
- 種牡馬レベルに応じた競走馬を輩出?!
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