POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ジャジャマーチャン ~

産駒はデビューが遅れがち

ジャジャマーチャン

ジャジャマーチャン

ジャジャマーチャン

競走馬としてのジャジャマーチャン

繁殖牝馬ジャジャマーチャンは父馬アドマイヤコジーン、母馬ラスリングカプス、母父Woodmanの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は0戦0勝。競走馬としてはデビューしていません。

 

繁殖牝馬ジャジャマーチャンの血統背景

繁殖牝馬ジャジャマーチャンの父馬アドマイヤコジーンは、グレイソヴリン系の種牡馬で、生涯戦績23戦6勝(海外含む)。主な勝ち鞍に1998年 朝日杯3歳ステークス 【GⅠ】、2002年 安田記念 【GⅠ】があります。2歳時に東京スポーツ杯3歳ステークス 【GⅢ】、朝日杯3歳ステークス 【GⅠ】を連勝し、最優秀3歳牡馬に選出された一流の競走馬でした。種牡馬としては、アストンマーチャン、スノードラゴンと2頭のスプリンターズステークス 【GⅠ】勝ち馬を輩出しましたが、重賞戦線で活躍した産駒は数えるほどで、種牡馬としては一流にはなれませんでした。

 

一方、繁殖牝馬ジャジャマーチャンの母馬ラスリングカプスは生涯戦績15戦3勝。3勝しかしておらず、重賞への出走実績もないので、競走馬としては全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としては、2007年スプリンターズステークス 【GⅠ】をはじめ、重賞を計4勝したアストンマーチャンを輩出していますので、繁殖牝馬としての素質は高いと思われます。ジャジャマーチャンが母馬ラスリングカプスの血を受け継ぎ、優秀な競走馬を後に輩出しているのか否か、考察していきたいと思います。

 

ジャジャマーチャン産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ジャジャマーチャン産駒一覧

ジャジャマーチャン産駒一覧

ジャジャマーチャン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔シェーヌオンノールまでを対象として考察を進めていきます。ちなみにジャジャマーチャン産駒の出世頭は2021年京王杯スプリングカップ 【GⅡ】2着入線の3番仔トラヴェスーラです。

 

ジャジャマーチャン産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたジャジャマーチャン産駒8頭の内、2歳でデビューできたのは出世頭のトラヴェスーラとトラヴェスーラ同じドリームジャーニー産駒の4番仔トオヤリトセイトです。考察対象の8頭の内、5頭が3歳になってからのデビューで、8番仔シェーヌオンノールが未デビューですので、POG的な視点からは好ましくない傾向と言えます。

 

ジャジャマーチャン産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のジャジャマーチャン産駒8頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔でディープインパクト産駒のザマーチャンと5番仔でダノンシャンティ産駒のアラマーチャンです。2頭のデビュー戦時の馬体重は448kgでした。一方、最重量でデビューしたのは6番仔のジャジャジャーン(地方競馬デビュー)で、デビュー戦時の馬体重は510kgでした。出世頭のトラヴェスーラのデビュー戦時の馬体重が476kgでしたので、ジャジャマーチャン産駒をPOGドラフトの候補馬として検討するならば、470kg程度の馬格が欲しいところです。

 

ジャジャマーチャン産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のジャジャマーチャン産駒8頭の内、牝馬は初仔のザマーチャン、5番仔アラマーチャン、7番仔ゼットシャルマンですが、牝駒3頭はいずれもPOG期間内0勝です。一方、牡馬産駒はPOG期間内に2勝しているトラヴェスーラとトオヤリトセイトがいますので、牡馬産駒の方が戦績は良いと言えます。ただし、牡馬産駒2頭は牡馬であると同時にドリームジャーニー産駒でもありますので、牡馬であることとドリームジャーニーとの配合相性のどちらの要素の方が産駒の戦績に影響をしているのか、判断は難しいところです。

 

父系の違いによる戦績の差について

繫殖牝馬ジャジャマーチャンには、これまでディープインパクト、ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ダノンシャンティ、モーリス、スクリーンヒーロー、オルフェーヴルが配されてきました。上述したように、トラヴェスーラとトオヤリトセイトのドリームジャーニー産駒の2頭だけが、POG期間内に勝ち名乗りを上げ、かつPOG期間内に2勝をしていますので、ドリームジャーニーとの配合相性は良いと考えられます。

 

繫殖牝馬 ジャジャマーチャン

レーダーチャート

ジャジャマーチャンRC

ジャジャマーチャンRC

繁殖牝馬ジャジャマーチャンまとめ

  • 産駒のデビューは遅くなりがちですが、年内デビューの2頭がPOG期間内にともに2勝していますので、年内デビューが見込めるようであれば、POGドラフト候補として検討の余地があるかもしれません。
  • POG期間内に2勝を上げた2頭はともにドリームジャーニー産駒なので、ジャジャマーチャンはドリームジャーニーとの配合相性が良いのでしょう。
  • 牡馬産駒であること、ドリームジャーニー産駒であることのどちらが、もしくは両方が、戦績に好影響をもたらすのかは、判断が難しいところです。

 

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