キングマンボ系種牡馬との相性は??
ハーランズルビー
競走馬としてのハーランズルビー
ハーランズルビーは父馬Harlan's Holiday、母馬Smiling Eyes、母父Harlanの配合で生まれた競走馬でした。生涯戦績は11戦2勝と勝利数は少ないのですが、2010年米アルシバイアディズS 【GⅠ】 2着、2011年ブルボネットオークス 【GⅢ】 3着の実績があり、決して凡庸な競走馬だったという訳ではありません。
ハーランズルビーの血統背景
ハーランズルビーの父馬Harlan's HolidayはNorthern Dancer系の種牡馬で、現時点での日本における産駒成績を見てみると、出走頭数は13頭、そのうち9頭が勝利を上げており、芝レースでの勝率は10.7%、ダートレースでの勝率は14.6%。勝ち馬の平均距離は芝レースでは1711.1m、ダートレースでは1461.5mというデータがあります。芝においても、ダートにおいても、産駒の距離適性はマイル近辺にあることが伺い知れます。
一方、母馬のSmiling Eyesは生涯戦績4戦1勝で、競走馬として特筆すべき実績は残せませんでした。繫殖牝馬としても、注目すべき産駒を輩出するに至ってはおらず、凡庸な繁殖成績しか残せていません。
ハーランズルビー産駒の成績及び傾向
繫殖牝馬ハーランズルビーは現時点で9頭の仔を出産しています。9頭の内、POG期間を終了しているフロムディスタンスまでの6頭を中心に考察を進めてみます。現時点でのハーランズルビー産駒の出世頭はディープブリランテ産駒のモズベッロです。
デビュー時期について
ハーランズルビー産駒のデビュー時期ですが、トキノソマリ以前は年明けになる傾向がありましたが、フロムディスタンス以降は2歳のうちにデビューできるようになっています。誕生日自体も2019年産の空胎を挟んで少し早めの2月になっており、生産牧場の意図が伺い知れます。
馬体重について
初仔のAwesome Again産駒ハーランズワンダーこそ422kgと小柄な馬体でのデビューとなりましたが、2番仔以降は470kg以上の馬体重でデビュー戦を迎えています。ハーランズルビー産駒に関しては、馬格の小ささを気にしなければいけない可能性は低そうですが、馬体重の情報には注意を払い、馬体重が小さければ、POGでの指名は避けた方が良いと思われます。
性差による成績の偏り
出世頭のモズベッロが牡馬ですので、牡馬の方が戦績は良いのかもしれません。しかし、デビューしたハーランズルビー産駒の内、牝馬はハーランズワンダー1頭だけです。ハーランズワンダーは中央未勝利のまま地方競馬に転籍した競走馬ですので、戦績はサッパリではありますが、ハーランズワンダー1頭だけの戦績を見て牝馬はダメと判断するのはいささか早計でしょう。
父系の違いによる戦績の差
出世頭がディープブリランテ産駒のモズベッロですので、サンデーサイレンス系種牡馬との相性は悪くはないのでしょう。サンデーサイレンス系種牡馬のマンハッタンカフェ産駒のヒルノアトラーニも現時点で中央3勝を上げています。
今後のハーランズルビー産駒について
2020年産のドゥラメンテ産駒エレガントルビーはデビュー勝ちを果たしており、ハーランズルビーはキングマンボ系種牡馬とも配合相性が良いのかもしれず、今後の活躍が期待されます。また、2021年産は再びディープブリランテ産駒です。モズベッロと同じ血統構成になりますが、2021年産は牝馬です。性別が牝馬に出たことがどのように影響するのか注目しておきたいと思います。また、2022年産は種牡馬サートゥルナーリアの初年度産駒となりますが、サートゥルナーリアもドゥラメンテと同じくキングマンボ系種牡馬となりますので、こちらもデビューが今から楽しみな存在であると言えます。
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