POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ バスラットアマル ~

名繁殖牝馬の予感?

バスラットアマル

バスラットアマル

バスラットアマル

競走馬としてのバスラットアマル

繁殖牝馬バスラットアマルは北海道門別産で、父馬New Approach、母馬ザミリア、母父Cape Crossの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は2戦0勝で、競走馬としては活躍できませんでした。

 

繁殖牝馬バスラットアマルの血統背景

繫殖牝馬バスラットアマルの父馬New Approachは愛国産で、生涯戦績11戦8勝。2007年 愛ナショナルS 【GⅠ】、同年 デューハーストS 【GⅠ】を連勝し、欧州最優秀2歳牡馬に選出されました。そして、翌年には英ダービー 【GⅠ】、英チャンピオンS 【GⅠ】、愛チャンピオンS 【GⅠ】を勝利し、欧州最優秀3歳牡馬のタイトルも手にしています。種牡馬としては、2013年 英2000ギニ―勝ち馬のDawn Approach、2018年 英 ダービー 【GⅠ】勝ち馬Masarなど計5頭のGⅠウイナーを輩出しています。ただ、New Approachの父馬であるGalileoの後継種牡馬となるには、少し物足りない種牡馬成績です。

 

一方、繫殖牝馬バスラットアマルの母馬ザミリアは愛国産のサラブレッドで、生涯戦績は7戦2勝。2勝しかしていませんので、特筆すべき戦績は残せていないようです。繁殖牝馬としては2008年 チヴァリーパークS 【GⅠ】及び2010年ニアークティックS 【GⅠ】勝ち馬のシリアスアティテュードを輩出しています。また、シリアスアティテュードは2019年 産経賞オールカマー 【GⅡ】等重賞を3勝しているスティッフィリオの母馬でもあります。ザミリアは優秀な競走馬を輩出した繁殖牝馬であると同時に、優秀な繁殖牝馬を輩出した繁殖牝馬でもあります。

 

バスラットアマル産駒の

POG期間内戦績及び傾向

バスラットアマル産駒一覧

バスラットアマル産駒一覧

バスラットアマル産駒は、まだ2頭しか競走馬デビューしていませんので、あまり断定的なことは述べられませんが、競走馬デビューした2頭を判断材料に、今後のバスラットアマル産駒のPOGドラフトでの選択について、考察を進めていきます。バスラットアマル産駒の出世頭は2022年ゴドルフィンマイル 【GⅡ】及び2021年 ニュージーランドトロフィー 【GⅡ】勝ち馬で、初仔のバスラットレオンです。

 

バスラットアマル産駒の

競走馬デビュー時期について

競走馬デビューしているバスラットアマル産駒2頭は、ともに2歳7月と早い時期にデビューできていますので、育成が順調でありさえすれば、バスラットアマル産駒は比較的早い時期でのデビューを見込めると考えて良いでしょう。

 

バスラットアマル産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

初仔のバスラットレオンのデビュー戦時の馬体重が462kg。2番仔レターマイハートのデビュー戦時の馬体重が458kgと2頭の馬格に大きな差はありませんでした。今のところ、馬格が小さくて苦労する産駒出世頭のバスラットレオン程度の馬格が見込めるようであれば、馬格としては問題ないでしょう。

 

バスラットアマル産駒の

性差による戦績の差について

初仔のバスラットレオンが牡馬、2番仔レターマイハートが牝馬で、バスラットアマル産駒には牡牝が各1頭ずついますが、1頭ずつの比較では、あまり確定的なことは言えません。しかし、牡馬のバスラットレオンが重賞を2勝して、実績的に上ですので、現時点では牡馬を指名する方が心理的に安心はできるでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差について

バスラットアマルにはこれまでダイワメジャー、キズナが配されました。2頭には大きな戦績差がありますが、2頭だけの比較ですので、この差をもって父系による戦績差を語るのは早計でしょう。個人的にはドゥラメンテとの配合の2022年産に注目しています。

 

繫殖牝馬 バスラットアマル

レーダーチャート

バスラットアマルRC

バスラットアマルRC

繁殖牝馬バスラットアマルまとめ

  • 現在までのところ、ドラフト指名にあたっては牝馬よりは牡馬の方が安心できそうです。
  • 馬格やデビュー時期については、大きな心配はしなくても良さそうです。
  • ドゥラメンテとの配合の22年産に注目です。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ アブソリュートレディ ~

出そうで出ない??

アブソリュートレディ

アブソリュートレディ

アブソリュートレディ

競走馬としてのアブソリュートレディ

繫殖牝馬アブソリュートレディは父馬Galileo、母馬Lil’s Jessy、母父Krisの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は6戦0勝。1勝もできていませんので、競走馬としては全く活躍できなかったということになります。

 

繁殖牝馬アブソリュートレディの血統背景

繫殖牝馬アブソリュートレディの父馬Galileoは愛国産のサラブレッドで、生涯戦績8戦6勝。主な勝ち鞍には2001年英ダービー、同年愛ダービー 【GⅠ】、同年Kジョージ六世&QエリザベスS 【GⅠ】がある超一流の競走馬でした。血統的には、母Urban Seaが1993年の凱旋門賞馬ですし、半弟には2009年凱旋門賞をはじめ、GⅠを6勝したSea The Starsがいる超一流の血統の持ち主です。また、種牡馬としても2008年、2010年~2020年英愛リーディングサイアーに輝き、産駒には2011年英2000ギニ―など、GⅠを10勝したFrankelをはじめ、米欧を中心にGⅠウイナーを何十頭も輩出している超一流の種牡馬です。しかし、産駒の日本での戦績は欧州ほどのものではないことが気になるところです。

 

一方、繫殖牝馬アブソリュートレディの母馬Lil's Jessyは愛国産で、生涯戦績は12戦4勝。主な勝ち鞍には2001年 英ネルグウィンS 【GⅢ】があります。繁殖牝馬としては、特筆すべき実績を残した競走馬は見当たりませんでした。

 

アブソリュートレディ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

アブソリュートレディ産駒一覧

アブソリュートレディ産駒一覧

アブソリュートレディ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、海外デビューした産駒を除き、かつ既にPOG期間を終了している7~9番仔までを対象として考察を進めます。出世頭は2016年 仏オークス 【GⅠ】、同年仏1000ギニ― 【GⅠ】勝ち馬で3番仔のLa Cressonniereです。

 

アブソリュートレディ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のアブソリュートレディ産駒3頭の内、2頭は3歳になってからと遅いデビューでした。3頭とも生まれ自体が4月と遅かったので、それもデビューが遅くなったことに影響しているかもしれません。現在までの産駒のデビュー時期を見る限り、早期デビューは期待できそうにありませんが、2022年産の10番仔は2月生まれですので、兄姉よりはデビューは早くなるかもしれませんね。

 

アブソリュートレディ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のアブソリュートレディ産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは7番仔サニーシェルブールで、デビュー戦時の馬体重は464kgでした。一方、最重量でデビューしたのは8番仔グラヴィルで、デビュー戦時の馬体重は496kgでした。現在までのところ、アブソリュートレディ産駒は馬格が小さくて、競馬に行って馬格で負けたり、馬体が小さく、間隔を空けてしか使えないといった課題に悩まされてはいないようです。もっとも、そういったことにならぬように、馬体がしっかり成長するまで待っているからこそ、デビュー時期も遅くなっているのかもしれませんね。

 

アブソリュートレディ産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のLa Cressonniereが牝馬ですので、牝馬の方が期待できるかもしれませんが、La Cressonniere以外の産駒の戦績を見てみると、性差による明らかな戦績差は見られません。アブソリュートレディ産駒をドラフト候補として検討するにあたって、性差は特に気にしなくても良さそうですが、牝馬の方が心理的には安心できるのかもしれません。

 

父系の違いによる戦績の差について

出世頭のLa CressonniereがLe Havre産駒ですので、種牡馬Le Havreとの配合相性は悪くはないのでしょう。しかし、日本で競走馬デビューしたサニーシェルブール、グラヴィル2頭のLe Havre産駒はともにPOG期間内には勝ち上がれませんでした。また、日本のリーディングサイアーランキング1位のディープインパクトとの配合で生まれた9番仔アーティットも、現在までのところ、これといった戦績は残せていません。

 

繫殖牝馬 アブソリュートレディ

レーダーチャート

アブソリュートレディRC

アブソリュートレディRC

POGでアブソリュートレディ産駒を

ドラフト指名する時のポイント

  • 3番仔La CressonniereはGⅠを2勝していますが、La Cressonniere以外の産駒は全く活躍できていません。
  • 産駒は遅生まれが要因なのか、デビューは遅くなりがち。
  • Le Havre以外の種牡馬との配合相性を明らかにすることが課題。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ スウィートリーズン ~

まだまだ未知数の繁殖牝馬

スウィートリーズン

スウィートリーズン

スウィートリーズン

競走馬としてのスウィートリーズン

繫殖牝馬スウィートリーズンは米国産で、父馬ストリートセンス、母馬Livermore Leslie、母父Mt. Livermoreの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦5勝。主な勝ち鞍は2013年スピナウェイS 【GⅠ】、2014年エイコーンS 【GⅠ】、同年テストS 【GⅠ】です。繫殖牝馬スウィートリーズンはGⅠを3勝した優れた競走馬でした。

 

繫殖牝馬スウィートリーズンの血統背景

繫殖牝馬スウィートリーズンの父馬ストリートセンスはミスタープロスペクター系種牡馬で、生涯戦績は13戦6勝。2歳時にBCジュヴナイル 【GⅠ】を10馬身差で勝利。2006年 米2歳牡馬チャンピオンに選出されました。3歳時にはケンタッキーダービー 【GⅠ】にも勝利し、一流の競走馬として活躍しました。種牡馬としてはスウィートリーズンの他にもGⅠウイナーを輩出しています。日本ではあまり馴染みのない種牡馬ですが、産駒には2020年JBCLクラシック 【 JpnⅠ】勝ち馬のファッショニスタがいます。産駒は基本的にダート適性が高いようです。

 

一方、繫殖牝馬スウィートリーズンの母馬Livermore Leslieは米国産で、生涯戦績33戦6勝。重賞勝ちはありません。繁殖牝馬としてスウィートリーズンの他に、2009年フロリダオークス 【GⅢ】勝ち馬のDon't Forget Gilを輩出しています。血統背景を見てみましたが、母系には、これといった活躍馬は輩出されていないようです。

 

スウィートリーズン産駒の

POG期間内戦績及び傾向

スウィートリーズン産駒一覧

スウィートリーズン産駒一覧

スウィートリーズン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔ネアセリーニまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2023年 目黒記念 【GⅡ】2着入線実績のある初仔ディアスティマです。

 

スウィートリーズン産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、2歳でデビューできなかったのは、2番仔のディーコンセンテスです。ディーコンセンテスのデビューが3歳1月と遅くなってしまった真の理由は不明ですが、デビュー戦時の馬体重が3歳からとなってからにもかかわらず、404kgと小柄であったことから、成長スピードが遅かったことも要因の1つと考えられます。スウィートリーズン産駒をドラフト候補として検討するならば、馬体重に関する情報は欠かせません。

 

スウィートリーズン産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは2番仔ディーコンセンテスで、デビュー戦時の馬体重は404kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔ネアセリーニで、デビュー戦時の馬体重は508kgでした。出世頭のディアスティマのデビュー戦時の馬体重が482kgでしたので、この程度の馬格はあって欲しいところです。また、最軽量でデビューしたディーコンセンテスはPOG期間内0勝でしたので、馬格が小さい場合、ドラフト指名は避けた方が良さそうです。

 

スウィートリーズン産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、牝馬はディーコンセンテスの1頭だけです。そのディーコンセンテスのPOG期間内の戦績は2戦0勝でしたし、出世頭のディアスティマが牡馬ですので、現時点では、スウィートリーズン産駒は牡馬の方が良い戦績を期待できるものと考えられます。しかし、スウィートリーズン産駒の牝馬はまだ1頭だけですので、その1頭の成績をもって、牝馬よりも牡馬の方が良いと結論付けるのは時期尚早でしょう。現時点でスウィートリーズン産駒をドラフト候補とするならば、牡馬を選びつつも牝馬産駒の戦績にも注目しておいた方が良いでしょう。また、牝馬であっても大きな馬格が見込めるようであれば、ドラフト下位での指名を検討するのは、戦略的にはありだと思います。

 

父系の違いによる戦績の差について

繫殖牝馬スウィートリーズンには、これまでディープインパクトとハーツクライが交配されてきました。出世頭のディアスティマがディープインパクト産駒。POG期間内に1勝もできなかったディーコンセンテスもディープインパクト産駒。ハーツクライ産駒のネアセリーニは、まだPOG期間を終了していませんが、既に1勝を上げています。現時点では、父系の違いによる戦績差があるとまでは言い切れません。1つ気になるのは、近年の日本競馬界でリーディングサイアーランキングトップクラスの種牡馬を配している割には、スウィートリーズン産駒の戦績は物足りない実績です。スウィートリーズンは繁殖牝馬としては優秀なのか、それが判明するのは4番仔以降がデビューしてからということになりそうです。

 

繫殖牝馬 スウィートリーズン

レーダーチャート

スウィートリーズンRC

スウィートリーズンRC

繁殖牝馬スウィートリーズンまとめ

  • 血統背景は良くはないが、スウィートリーズンは優秀な競走馬だった。
  • 産駒の馬格は大きい方が期待できそう。
  • 繫殖牝馬としての真の実力は、4番仔以降の実績で明らかに。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ アンティフォナ ~

リアルインパクトだけなのか?

アンティフォナ

アンティフォナ

アンティフォナ

競走馬としてのアンティフォナ

繫殖牝馬アンティフォナは米国産で、父馬Songandaprayer、母馬スナッチド、母父Cat Chiefの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は6戦1勝。1勝しかしていませんので、競走馬としては全く活躍できませんでした。

 

繁殖牝馬アンティフォナの血統背景

繁殖牝馬アンティフォナの父馬Songandaprayerは生涯戦績8戦3勝。主な勝ち鞍には2001年ファウンテンオヴユースS 【 GⅠ ダート 1700m 】があり、競走馬としては一流の成績を残しました。種牡馬としては9頭の重賞ウイナーを輩出しましたが、GⅠウイナーを輩出するには至っていません。

 

一方、繁殖牝馬アンティフォナの母馬スナッチドは米国産のサラブレッドです。競走馬としてはデビューしていません。繁殖牝馬としても2017年京都牝馬ステークス 【GⅢ】3着に入線したスナッチマインドを輩出した程度で、これといった競走馬を輩出できていません。競走馬としても、繁殖牝馬としても大きな実績を残せなかった母馬スナッチドですが、血統背景を見てみると、5代母にBrighton Viewの名前があります。Brighton Viewは21世紀に入って以降、米国で急激に発展している牝系で、パイロ、キュヴェ、パディオプラートなどGⅠウイナーが輩出されています。

 

アンティフォナ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

アンティフォナ産駒一覧

アンティフォナ産駒一覧

アンティフォナ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔アビークワイヤまでを対象として考察を進めていきます。出世頭は2020年NHKマイルカップ 【GⅠ】勝ち馬のラウダシオンです。

 

アンティフォナ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたアンティフォナ産駒6頭の内、2歳の内にデビューできなかったのは3番仔アーティファクト、6番仔アビークワイヤの2頭です。アンティフォナ産駒の2歳デビュー率は低くはありませんが、これまでのアンティフォナ産駒を見る限り、体にトラブルを抱える傾向が見られますので、ドラフト候補として検討する際には、育成状況に関する情報に、特に注意を払った方が良さそうです。

 

アンティフォナ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象としたアンティフォナ産駒6頭の内、最軽量でデビューしたのは2番仔で、ローズキングダム産駒のアンブロジオです。デビュー戦時の馬体重は448kgでした。一方、最重量でデビューしたのは5番仔のローウェルです。出世頭のラウダシオンのデビュー戦時の馬体重は488kgでしたし、最軽量でデビューしたアンブロジオはPOG期間内に2勝していますので、デビュー戦時に450kg程度以上の馬格があれば、POGドラフト候補としては合格と言えるのではないでしょうか。

 

アンティフォナ産駒の

性差による戦績の差について

考察対象としたアンティフォナ産駒6頭の内、牝馬は6番仔アビークワイヤ1頭だけです。そのアビークワイヤのPOG期間内戦績は1戦0勝。脚元のトラブルによりデビューが遅くなってしまったこともあり、十分な戦績を積めていませんので、アビークワイヤ1頭だけをもって、牝馬よりも牡馬の方が活躍を期待できると言い切るのは時期尚早でしょう。しかし、出世頭のラウダシオンが牡馬ですので、現時点でアンティフォナ産駒をドラフト候補とするならば、牡馬の方が無難でしょう。

 

父系の違いによる戦績の差について

繁殖牝馬アンティフォナにはこれまで、ダノンシャンティ、ローズキングダム、キンシャサノキセキ、リアルインパクト、キズナ、ジャスタウェイが配されてきました。出世頭のラウダシオンがリアルインパクト産駒ですので、アンティフォナとリアルインパクトは配合相性が良いのでしょう。2021年産駒はリアルインパクト産駒ですので、リアルインパクトとの配合の再現性がどれだけ実現されるかが、興味深いポイントです。

 

繁殖牝馬 アンティフォナ

レーダーチャート

アンティフォナRC

アンティフォナRC

POGでアンティフォナ産駒を

選ぶ時のポイント

  • 脚元をはじめとするトラブル情報には、特に注意を払った方が良いでしょう。
  • 種牡馬リアルインパクトとの配合相性は悪くないと思われます。
  • 2021年産のリアルインパクトとの配合の再現性に注目。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ジャジャマーチャン ~

産駒はデビューが遅れがち

ジャジャマーチャン

ジャジャマーチャン

ジャジャマーチャン

競走馬としてのジャジャマーチャン

繁殖牝馬ジャジャマーチャンは父馬アドマイヤコジーン、母馬ラスリングカプス、母父Woodmanの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は0戦0勝。競走馬としてはデビューしていません。

 

繁殖牝馬ジャジャマーチャンの血統背景

繁殖牝馬ジャジャマーチャンの父馬アドマイヤコジーンは、グレイソヴリン系の種牡馬で、生涯戦績23戦6勝(海外含む)。主な勝ち鞍に1998年 朝日杯3歳ステークス 【GⅠ】、2002年 安田記念 【GⅠ】があります。2歳時に東京スポーツ杯3歳ステークス 【GⅢ】、朝日杯3歳ステークス 【GⅠ】を連勝し、最優秀3歳牡馬に選出された一流の競走馬でした。種牡馬としては、アストンマーチャン、スノードラゴンと2頭のスプリンターズステークス 【GⅠ】勝ち馬を輩出しましたが、重賞戦線で活躍した産駒は数えるほどで、種牡馬としては一流にはなれませんでした。

 

一方、繁殖牝馬ジャジャマーチャンの母馬ラスリングカプスは生涯戦績15戦3勝。3勝しかしておらず、重賞への出走実績もないので、競走馬としては全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としては、2007年スプリンターズステークス 【GⅠ】をはじめ、重賞を計4勝したアストンマーチャンを輩出していますので、繁殖牝馬としての素質は高いと思われます。ジャジャマーチャンが母馬ラスリングカプスの血を受け継ぎ、優秀な競走馬を後に輩出しているのか否か、考察していきたいと思います。

 

ジャジャマーチャン産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ジャジャマーチャン産駒一覧

ジャジャマーチャン産駒一覧

ジャジャマーチャン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔シェーヌオンノールまでを対象として考察を進めていきます。ちなみにジャジャマーチャン産駒の出世頭は2021年京王杯スプリングカップ 【GⅡ】2着入線の3番仔トラヴェスーラです。

 

ジャジャマーチャン産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたジャジャマーチャン産駒8頭の内、2歳でデビューできたのは出世頭のトラヴェスーラとトラヴェスーラ同じドリームジャーニー産駒の4番仔トオヤリトセイトです。考察対象の8頭の内、5頭が3歳になってからのデビューで、8番仔シェーヌオンノールが未デビューですので、POG的な視点からは好ましくない傾向と言えます。

 

ジャジャマーチャン産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のジャジャマーチャン産駒8頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔でディープインパクト産駒のザマーチャンと5番仔でダノンシャンティ産駒のアラマーチャンです。2頭のデビュー戦時の馬体重は448kgでした。一方、最重量でデビューしたのは6番仔のジャジャジャーン(地方競馬デビュー)で、デビュー戦時の馬体重は510kgでした。出世頭のトラヴェスーラのデビュー戦時の馬体重が476kgでしたので、ジャジャマーチャン産駒をPOGドラフトの候補馬として検討するならば、470kg程度の馬格が欲しいところです。

 

ジャジャマーチャン産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のジャジャマーチャン産駒8頭の内、牝馬は初仔のザマーチャン、5番仔アラマーチャン、7番仔ゼットシャルマンですが、牝駒3頭はいずれもPOG期間内0勝です。一方、牡馬産駒はPOG期間内に2勝しているトラヴェスーラとトオヤリトセイトがいますので、牡馬産駒の方が戦績は良いと言えます。ただし、牡馬産駒2頭は牡馬であると同時にドリームジャーニー産駒でもありますので、牡馬であることとドリームジャーニーとの配合相性のどちらの要素の方が産駒の戦績に影響をしているのか、判断は難しいところです。

 

父系の違いによる戦績の差について

繫殖牝馬ジャジャマーチャンには、これまでディープインパクト、ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ダノンシャンティ、モーリス、スクリーンヒーロー、オルフェーヴルが配されてきました。上述したように、トラヴェスーラとトオヤリトセイトのドリームジャーニー産駒の2頭だけが、POG期間内に勝ち名乗りを上げ、かつPOG期間内に2勝をしていますので、ドリームジャーニーとの配合相性は良いと考えられます。

 

繫殖牝馬 ジャジャマーチャン

レーダーチャート

ジャジャマーチャンRC

ジャジャマーチャンRC

繁殖牝馬ジャジャマーチャンまとめ

  • 産駒のデビューは遅くなりがちですが、年内デビューの2頭がPOG期間内にともに2勝していますので、年内デビューが見込めるようであれば、POGドラフト候補として検討の余地があるかもしれません。
  • POG期間内に2勝を上げた2頭はともにドリームジャーニー産駒なので、ジャジャマーチャンはドリームジャーニーとの配合相性が良いのでしょう。
  • 牡馬産駒であること、ドリームジャーニー産駒であることのどちらが、もしくは両方が、戦績に好影響をもたらすのかは、判断が難しいところです。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ リッスン ~

自身はちょっと残念なお母さん

リッスン

リッスン

リッスン

競走馬としてのリッスン

繫殖牝馬リッスンは父馬Sadler's Wells、母馬Brigid、母父Irish Riverの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は6戦2勝。2勝しかしていませんが、主な勝ち鞍に2007年英フィリーズマイル 【GⅠ】があります。

 

繫殖牝馬リッスンの血統背景

繫殖牝馬リッスンの父馬Sadler's Wellsは米国産のサラブレッドで、生涯戦績11戦6勝。主な勝ち鞍に1984年 愛2000ギニー 【GⅠ】、同年愛フィーニクスチャンピオンS 【GⅠ】、同年英エクリプスS 【GⅠ】があります。種牡馬としても英愛でリーディングサイアーランキングで、計14回もトップとなった大種牡馬です。

 

一方、母馬Brigidは競走馬としては、生涯戦績5戦1勝と大きな実績は残せませんでしたが、繁殖牝馬としては、リッスンの他にも2000年 モイグレアスタッドS 【GⅠ】勝ち馬のSequoyahを輩出しており、また、Brigid産駒の牝馬の仔からも重賞での活躍馬が輩出されています。母系を遡ってみると、リッスンの祖母Luv Luvin'からは、欧州のマイル戦線での活躍馬が多数輩出されています。Brigidは一流の血統背景を持った繁殖牝馬で、その血を子孫にキッチリ伝えている繁殖牝馬でもあります。

 

リッスン産駒の

POG期間内戦績及び傾向

リッスン産駒一覧

リッスン産駒一覧

リッスン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔マッハモンルード(ただし、海外に輸出された3番仔New World Powerを除く)までを対象として考察を進めていきます。リッスン産駒の出世頭は2015年 関西テレビ放送賞 ローズステークス 【GⅡ】勝ち馬のタッチングスピーチです。

 

リッスン産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたリッスン産駒7頭の内、3歳になってからのデビューとなってしまったのは、5番仔リンフォルツァンド、8番仔マッハモンルードの2頭です。2歳デビュー率は低くは無いので、体質の弱さを懸念することは無さそうですが、そのような情報を掴んだ場合は注意が必要でしょう。

 

リッスン産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象としたリッスン産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔のアスコルティで、デビュー戦時の馬体重は448kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔ムーヴザワールドで、デビュー戦時の馬体重は510kgでした。出世頭のタッチングスピーチのデビュー戦時の馬体重が458kgでした。タッチングスピーチはディープインパクト産駒でもありましたので、やや小さめに出る傾向にあったディープインパクト産駒であることも考慮すれば、470kg程度以上あれば、馬格的には問題ないと思われます。

 

リッスン産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のタッチングスピーチが牝馬ですので、牝馬の方が成績は良いように思われるかもしれませんが、牡馬産駒のムーヴザワールド、サトノルークスも重賞戦線で入着実績のある素質馬ですので、性差による戦績の偏りは無いと考えて良いと思います。

 

父系の違いによる戦績の差について

出世頭のタッチングスピーチがディープインパクト産駒ですし、ムーヴザワールド、サトノルークスが重賞戦線で活躍したことを考えれば、はディープインパクトとの配合相性が良いと考えられます。しかし、ディープインパクトとの配合相性が良かったとはいえ、リッスン自身の血統背景やディープインパクトの種牡馬のレベルの高さから考えると、これまでのリッスン産駒の実績は正直物足りない印象であると感じているのは私だけではないでしょう。2番仔から7番仔まで6頭連続でディープインパクトが配されたため、他の種牡馬のリッスン産駒との戦績差を検討できるほどのデータは得られておりませんし、他の種牡馬との配合相性も明らかにはなっていませんので、ディープインパクト亡き後、配されるディープインパクトではない種牡馬産駒がどのような活躍を見せるのか興味深いところでもあります。

 

繁殖牝馬 リッスン

レーダーチャート

リッスンRC

リッスンRC

繁殖牝馬リッスンまとめ

  • 血統背景は超一流。仔出しも悪くない。
  • 血統背景とディープインパクトの種牡馬レベルから考えると物足りない産駒実績。
  • ディープインパクト以外の種牡馬との配合相性が今後の課題。

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ストロベリーフェア ~

配合相性より種牡馬レベル!

ストロベリーフェア

ストロベリーフェア

ストロベリーフェア

競走馬としてのストロベリーフェア

繫殖牝馬ストロベリーフェアは父馬Kingmambo、母馬ストームソング、母父Summer Squallの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は5戦0勝でした。

 

ストロベリーフェアの血統背景

繫殖牝馬ストロベリーフェアの父馬Kingmambo (1990 - 2016)は生涯戦績13戦5勝。主な勝ち鞍には1993年仏2000ギニ― 【GⅠ】、同年 ムーランドロンシャン賞 【GⅠ】、同年 セントジェイムズパレスS 【GⅠ】がある超一流のマイラーです。種牡馬としても1998年 ジャパンカップ 【GⅠ】勝ち馬エルコンドルパサー、2001年 日本ダービー 【GⅠ】勝ち馬キングカメハメハ、2005年ジャパンカップ 【GⅠ】勝ち馬アルカセット、1999年 米ベルモントS 【GⅠ】勝ち馬 Lemon Drop KidなどGⅠウイナーを多数輩出しており、種牡馬としても大成功を収めています。

 

一方、繫殖牝馬ストロベリーフェアの母馬ストームソングは生涯戦績12戦4勝で、主な勝ち鞍に1996年BCジュヴェナイルフィリーズ 【GⅠ】、同年フリゼットS 【GⅠ】がある一流の競走馬でした。また、繫殖牝馬としては2015年、2017年愛セントレジャー 【GⅠ】、2016年 アスコットゴールドC 【GⅠ】をはじめ、重賞を8勝したOrder of St Georgeの母馬Another Stormを輩出しています。しかし、母系を遡ってみても、これといった競走実績を残した活躍馬は見当たりません。

 

ストロベリーフェア産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ストロベリーフェア産駒一覧

ストロベリーフェア産駒一覧

ストロベリーフェア産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している12番仔コールミープリティまでを対象として、考察を進めます。ストロベリーフェア産駒の出世頭は2012年サンスポ賞フローラステークス 【GⅡ】勝ち馬の4番仔ミッドサマーフェアです。

 

ストロベリーフェア産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたストロベリーフェア産駒12頭の内、2歳の内にデビューできなかったのは2番仔プリンセスストーム、5番仔バトルヴイナイン、8番仔フラガリア、12番仔コールミープリティの4頭です。決して低い2歳でのデビュー率ではありませんが、時々、デビューの遅れる仔が出てきていますので、ストロベリーフェア産駒をドラフト候補に検討する際は、デビューが遅くなる要因がないかチェックした方が良さそうです。

 

ストロベリーフェア産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のストロベリーフェア産駒12頭の内、最軽量でデビューしたのは8番仔フラガリアで、デビュー戦時の馬体重は432kgでした。一方、最重量でデビューしたのは初仔のサンライズフェアで、デビュー戦時の馬体重は500kgでした。出世頭ミッドサマーフェアのデビュー戦時の馬体重が454kgでしたので、450kg程度の馬格があれば、ドラフト候補としては合格ではないでしょうか。

 

ストロベリーフェア産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のストロベリーフェア産駒12頭の内訳は、牝馬9頭、牡馬3頭です。出世頭のミッドサマーフェアが牝馬であること、POG期間内に勝利を上げているストロベリーフェア産駒5頭の内、4頭が牝馬ですので、ストロベリーフェア産駒をドラフト候補として検討する際には、牝馬の方が安心感はあるでしょう。しかし、そもそもストロベリーフェアの牡馬産駒が少ないので、牝馬産駒の方が成績が良いと言い切れるほどではないと考えます。

 

父系の違いによる戦績の差について

出世頭のミッドサマーフェアはタニノギムレット産駒。POG期間内に勝利を上げたストロベリーフェア産駒の父馬はシングスピール、タニノギムレット、アドマイヤムーン、ディープインパクトです。全く異なる系統の種牡馬ばかりですので、ストロベリーフェア産駒をドラフト候補として検討する場合には、相性の良い種牡馬という視点ではなく、種牡馬のレベルで検討した方が良いでしょう。ちなみに、出世頭のミッドサマーフェアと同じタニノギムレット産駒のフラガリアはPOG期間内0勝でした。タニノギムレットとの配合で出世頭を輩出しているとはいえ、全く成果の出なかった仔も輩出されていますので、相性の良い配合という視点では捉えない方良さそうです。

 

繁殖牝馬 ストロベリーフェア

レーダーチャート

ストロベリーフェアRC

ストロベリーフェアRC

ストロベリーフェア産駒を

POGで指名する時のポイント

  • デビュー勝ちする血統ではない点はPOG的視点から見ればマイナス。
  • 牡馬よりは牝馬の産駒の方が活躍を期待できそう。
  • 産駒を選ぶ際は、配合相性よりは種牡馬レベルを重視した方が良さそう。

 

2WS POGドラフトリストの発売は

毎年4月1日!

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ エアマグダラ ~

シンボリクリスエス(系)との配合が!

エアマグダラ

エアマグダラ

エアマグダラ

競走馬としてのエアマグダラ

繁殖牝馬エアマグダラは父馬サンデーサイレンス、母馬エアデジャヴー、母父ノーザンテーストの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦4勝。最高戦績は2007年かもめ島特別(1000万下)1着になります。

 

繁殖牝馬エアマグダラの血統背景

繫殖牝馬エアマグダラの父馬サンデーサイレンス(1986 - 2002)は米国産のサラブレッドで、1989年度米年度代表馬に選出された超一流の競走馬です。生涯戦績は14戦9勝。主な勝ち鞍には1989年ケンタッキーダービー 【GⅠ】、同年プリークネスS 【GⅠ】、同年ベルモントS 【GⅠ】があります。種牡馬として日本に導入されてからも、13年連続でリーディングサイアーランキングトップに君臨し続け、後継種牡馬を何頭も輩出している大種牡馬となりました。

 

一方、繫殖牝馬エアマグダラの母馬エアデジャヴーは、生涯戦績13戦2勝。主な勝ち鞍には1998年クイーンS 【GⅢ】があります。2勝しかしていませんが、クイーンステークス 【GⅢ】勝ちの他に1998年優駿牝馬 【GⅠ】2着、同年デイリー杯クイーンカップ 【GⅢ】2着、同年の桜花賞 【GⅠ】、秋華賞 【GⅠ】で、ともに3着入線など、重賞戦線での実績があります。繁殖牝馬としても、2008年 アメリカジョッキーカップ 【GⅡ】勝ち馬のエアシェイディー、2005年 秋華賞 【GⅠ】勝ち馬エアメサイアを輩出し、優秀な繁殖成績を残しています。

 

エアマグダラ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

エアマグダラ産駒一覧

エアマグダラ産駒一覧

エアマグダラ産駒の特徴や傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している10番仔エアミュニュレまでを対象として考察を進めていきます。エアマグダラ産駒の出世頭は2018年 函館記念 【GⅢ】勝ち馬 エアアンセムです。

 

エアマグダラ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたエアマグダラ産駒10頭の内、2歳で競走馬デビューしたのは5頭です。5頭が3歳になってからの競走馬デビューですので、決して高い2歳での競走馬デビュー率ではありません。POGは期間が限定されたゲームですので、3歳になってからの遅い競走馬デビューはPOG的にはマイナス要因になります。ちなみにエアマグダラ自身の競走馬デビューも3歳1月でしたので、エアマグダラ産駒の競走馬デビューが遅いのは、母馬からの遺伝による影響が大きいのかもしれません。また、考察対象のエアマグダラ産駒10頭の内、デビュー勝ちを果たしているのは、出世頭のエアアンセムと8番仔カフェキングの2頭です。

 

エアマグダラ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象としたエアマグダラ産駒10頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは、5番仔のジャングルポケット産駒 エアエマイユで、デビュー戦時の馬体重は398kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは4番仔のハービンジャー産駒 エアルーティーンで、デビュー戦時の馬体重は518kgでした。出世頭のエアアンセムのデビュー戦時の馬体重は488kgでしたので、エアマグダラ産駒をドラフト候補として検討する場合、490kg程度の馬体重が見込めるようであれば、馬格的には合格と言えるでしょう。

 

エアマグダラ産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のエアマグダラ産駒10頭の内訳を見てみると、牡馬産駒が6頭、牝馬産駒が4頭です。出世頭のエアアンセムが牡馬ですので、エアマグダラ産駒は牡馬の方が戦績は良いように思われるかもしれませんが、エアアンセム以外のエアマグダラ産駒の戦績を見てみると、牡馬産駒と牝馬産駒の間に大きな戦績差はありません。エアアンセムが例外的な存在であると考えれば、性差による戦績差は無いとする見方もあると考えます。

 

父系の違いによる戦績の差について

繁殖牝馬エアマグダラには、これまでシンボリクリスエス、エアジハード、ハービンジャー、ジャングルポケット、キングズベスト、ハードスパン、キングカメハメハ、エピファネイア、ブリックスアンドモルタルが配されてきました。出世頭のエアアンセムがシンボリクリスエス産駒、POG期間内に2勝を上げている9番仔サトノヘリオスがエピファネイア産駒ですので、繁殖牝馬エアマグダラはシンボリクリスエスの血との配合相性が良いのでしょう。

 

繁殖牝馬 エアマグダラ

レーダーチャート

エアマグダラRC

エアマグダラRC

POGでエアマグダラ産駒を指名する時のポイント

  • 母系は活気あふれる牝系で、重賞ウイナー、重賞入着馬が多くいる。
  • 産駒のデビュー時期は早くない傾向にあるので注意。
  • シンボリクリスエスの血との配合相性が良い。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ フェアリーダンス ~

POG向きではない・・フェアリーダンス

フェアリーダンス

フェアリーダンス

競走馬としてのフェアリーダンス

繁殖牝馬フェアリーダンスは父馬アグネスタキオン(1998 - 2009)、母馬フェアリードール、母父Nureyevの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は4戦0勝。1勝もできませんでしたので、競走馬としての能力は高くなかったのかもしれません。

 

フェアリーダンスの血統背景

繁殖牝馬フェアリーダンスの父馬アグネスタキオンはサンデーサイレンス系種牡馬です。生涯戦績は4戦4勝。新馬戦 → ラジオたんぱ杯3歳ステークス 【GⅢ】 → 弥生賞 【GⅡ】 → 皐月賞 【GⅠ】と無傷で4連勝。4戦全てで危なげない勝ち方をした超一流の競走馬でした。種牡馬としても2008年にはリーディングサイアーランキングトップに輝き、2008年有馬記念 【GⅠ】をはじめ、GⅠを4勝したダイワスカーレット、2008年日本ダービー 【GⅠ】勝ち馬のディープスカイ、2005年 皐月賞 【GⅠ】勝ち馬のキャプテントゥーレなど6頭のGⅠウイナーを輩出しています。

 

一方、繫殖牝馬フェアリーダンスの母馬フェアリードールは、生涯戦績1戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでしたが、繁殖牝馬としては、2001年JRA賞最優秀4歳牝馬に選出されたトゥザヴィクトリー、2003年シンザン記念 【GⅢ】をはじめ重賞3勝したサイレントディールを輩出しています。2013年ジャパンカップ 【GⅠ】で2着に入線したデニムアンドルビーの母馬ベネンシアドールもフェアリーダンス産駒の牝馬です。フェアリーダンス自身もそうですが、後の重賞ウイナーとなるような高い素質を持った仔を輩出できる繁殖牝馬を生み出す母の母としても実績を残している繁殖牝馬です。

 

フェアリーダンス産駒の

POG期間内戦績及び傾向

フェアリーダンス産駒一覧

フェアリーダンス産駒一覧

フェアリーダンス産駒の特徴や傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔プレストバローズまでを対象として、考察を進めます。出世頭は2020年 中山牝馬ステークス 【GⅢ】及び同年福島牝馬ステークス 【GⅢ】勝ち馬フェアリーポルカです。

 

フェアリーダンス産駒の

競走馬デビュー時期について

フェアリーダンス産駒6頭の内、初仔のヴィクトリーダンス、2番仔メバエ、6番仔プレストバローズの3頭が3歳になってからのデビューでした。半分が年明けのデビューですので、フェアリーダンス産駒のデビューは遅れがちな傾向にあると捉えて良いでしょう。ドラフト候補としてフェアリーダンス産駒を検討するならば、デビュー予定時期に関する情報には注意を払った方が良いでしょう。

 

フェアリーダンス産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

最軽量でデビューしたのは初仔のヴィクトリーダンスで、デビュー戦時の馬体重は422kgでした。一方、最重量でデビューしたのは6番仔プレストバローズで、デビュー戦時の馬体重は550kgでした。出世頭のフェアリーポルカのデビュー戦時の馬体重が468kgですので、470kg程度の馬格があれば十分だと考えられます。参考までに触れておくと、最軽量でデビューした初仔のヴィクトリーダンス、2番目に軽い馬体重426kgでデビューした2番仔のメバエ、そして、最重量の550kgでデビューしたプレストバローズは、いずれも3歳になってからのデビューでした。馬体が大きくならない仔や馬体が大きすぎて絞り切れない仔の場合、デビュー時期が遅れる傾向にあります。馬体重に関する情報はしっかりと収集してドラフト候補にするか否かを検討した方が良いでしょう。

 

フェアリーダンス産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のフェアリーポルカが牝馬ですので、牝馬の方が活躍しているように思われるかもしれませんが、POG期間内に2勝を上げている4番仔ココロノトウダイは牡馬です。その他のフェアリーダンス産駒のPOG期間内の戦績を見ても、牡馬と牝馬の間に成績差は見られませんでした。

 

父系の違いによる戦績の差について

出世頭のフェアリーポルカがキングマンボ系種牡馬ルーラーシップの産駒。フェアリーポルカと同じくPOG期間内に2勝を上げているココロノトウダイはエイシンフラッシュ産駒です。全く異なる系統の種牡馬で、それぞれ2勝を上げた産駒を輩出していますので、父系による戦績差も、現在までのところないと考えて良さそうです。

 

繁殖牝馬 フェアリーダンス

レーダーチャート

フェアリーダンスRC

フェアリーダンスRC

繁殖牝馬フェアリーダンスまとめ

  • 馬体重は大きすぎても、小さすぎてもダメ。470~510kgの範囲を基準に産駒の取捨選択を検討しましょう。
  • 特に配合相性が良い種牡馬は、現時点ではいないので、種牡馬に関係なく活躍馬を輩出する可能性があります。出世頭のフェアリーポルカはルーラーシップ産駒ですので、ルーラーシップとの配合は安心できるとは思いますが、21年産は牡馬ですので、フェアリーポルカとは異なる傾向に出る可能性もあります。少し注意した方が良いでしょう。
  • フェアリーダンス産駒はデビュー時期が遅めで、デビュー勝ちも期待できないので、POG向きではないと思われます。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ベイトゥベイ ~

仔出しは優秀だが、POGでは?

ベイトゥベイ

ベイトゥベイ

ベイトゥベイ

競走馬としてのベイトゥベイ

繫殖牝馬ベイトゥベイは米国産で、父馬Sligo Bay, 母馬Bala, 母父With Approvalの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は17戦4勝。主な勝ち鞍に2011年 加ナッソーS 【GⅡ】、2009年ナタルマS 【GⅢ】があります。

 

ベイトゥベイの血統背景

繫殖牝馬ベイトゥベイの父馬Sligo Bayは日本ではあまり馴染みのない種牡馬です。競走馬時代の戦績は17戦4勝。主な勝ち鞍は2002年 米 ハリウッドターフカップ 【 GⅠ 芝 2400m 】です。種牡馬としては大きな実績は残せておらず、日本ではベイトゥベイの他に2022年NHKマイルカップ 【GⅠ】 勝ち馬ダノンスコーピオンの母馬レキシールーの父馬として名前を見かける程度です。

 

一方、ベイトゥベイの母馬Balaはカナダ産のサラブレッドで、生涯戦績は21戦3勝。重賞勝ちの実績はなく、最高戦績には2001年 ナタルマS 【GⅢ】 3着がある程度です。繫殖牝馬としてはベイトゥベイなる重賞ウイナーを輩出していますが、ベイトゥベイ以外に目立った実績を残した産駒はいません。血統的にも近親に活躍馬が少ない印象です。

 

ベイトゥベイ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ベイトゥベイ産駒一覧

ベイトゥベイ産駒一覧

ベイトゥベイ産駒の特徴と傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔ローラスノビリスまでを対象として考察を進めていきます。出世頭は2022年東海テレビ杯東海S 【GⅡ】勝ち馬で2番仔のスワーヴアラミスです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のベイトゥベイ産駒6頭の内、年内(2歳時)にデビューしたのはスワーヴアラミスとキッズアガチャーの2頭だけです。出世頭のスワーヴアラミスはPOG期間内には0勝でしたが、POGは2歳6月から3歳の日本ダービーまでの期間内に結果を出さねばならないゲームですので、デビューの遅れは、それ自体がマイナス要因です。したがって、年明けデビューが多い傾向にあるベイトゥベイ産駒をPOGドラフトの候補として検討するにあたっては注意を払わなければなりません。

 

産駒のデビュー時の馬体重について

考察対象のベイトゥベイ産駒6頭の内、最軽量でデビューしたのは5番仔フジマサインパクトで、デビュー戦時の馬体重は428kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔キッズアガチャーで、デビュー戦時の馬体重は534kgでした。考察対象6頭の内、POG期間内に唯一2勝を上げているのがキッズアガチャーですし、出世頭のスワーヴアラミスが484kgと大きめの馬体重でデビューしていますので、ベイトゥベイ産駒も、デビュー戦時の馬体重は大きめの方が良いのでしょう。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象ベイトゥベイ産駒6頭の内、牝馬は2頭です。初仔のレッドプラージュは競走馬デビューできていません。ローラスノビリスはPOG期間内2戦1勝ですが、デビューが遅かったがために戦績を重ねることが難しい状況でした。牡馬と牝馬で戦績的に大きな差があるとは思えませんが、これまでベイトゥベイ産駒の牝馬は順調に育成できていませんので、ドラフト候補を検討する際には牡馬を選んでおく方がリスクは低いかもしれません。

 

父系の違いによる戦績の差について

ベイトゥベイにはこれまでクロフネ→ハーツクライ→ハーツクライ→ヴィクトワールピサ→ディープインパクト→ロードカナロアが配されてきました。出世頭のスワーヴアラミスがハーツクライ産駒。POG期間内に2勝を上げたキッズアガチャーがヴィクトワールピサ産駒ですので、一見、サンデーサイレンス系種牡馬とは配合相性が悪くないように見えますが、サンデーサイレンスの後継種牡馬のディープインパクト産駒のフジマサインパクトのPOG期間内の戦績は3戦0勝でしたので、必ずしもサンデーサイレンス系種牡との配合が良いということでもないようです。最適配合がどの種牡馬との配合なのかの見極めもお楽しみポイントの1つです。

 

ベイトゥベイ レーダーチャート

ベイトゥベイRC

ベイトゥベイRC

繁殖牝馬ベイトゥベイまとめ

  • 重賞3勝のスワ―ヴアラミスの他、生涯戦績3勝を上げている産駒が2頭いる仔出しが優秀な繁殖牝馬
  • 産駒のデビュー時期は遅い傾向にある。
  • デビュー時期が年明けとなる傾向があるので、ベイトゥベイ産駒はPOG向きではありません。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ マルカアイチャン ~

ジャングルポケットとの配合相性は良いのだが!

マルカアイチャン

マルカアイチャン

マルカアイチャン

競走馬としてのマルカアイチャン

繫殖牝馬マルカアイチャンは父馬フレンチデピュティ、母馬マルカコマチ、母父サンデーサイレンスの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は13戦2勝。最高戦績は2005年 つわぶき賞(500万下)です。競走馬としては大きな活躍はできませんでした。

 

マルカアイチャンの血統背景

繫殖牝馬マルカアイチャンの父馬フレンチデピュティは米国産のサラブレッドでノーザンダンサー系種牡馬。自身の競走馬としての生涯戦績は6戦4勝。主な勝ち鞍には1995年 ジェロームH 【 GⅢ ダート8.0F 】があります。米国で種牡馬入りし、2002年 ホイットニーH 【 GⅠダート 9.0F 】をはじめGⅠを3勝したLeft Bank、2003年プライオレスS 【GⅠ】勝ち馬のHouse Partyを輩出。日本でも2001年 NHKマイルカップ、同年ジャパンカップダートと芝・ダート両方のGⅠを制覇したクロフネをはじめ、2008年天皇賞(春)勝ち馬のアドマイヤジュピタ、2008年宝塚記念【GⅠ】勝ち馬エイシンデピュティ、2008年桜花賞【GⅠ】勝ち馬レジネッタ等の父馬として知られています。

 

一方、繫殖牝馬マルカアイチャンの母馬マルカコマチは生涯戦績30戦4勝。主な勝ち鞍に1999年京都牝馬特別 【GⅢ】があります。血統的には母父に大種牡馬サンデーサイレンスが配されています。また、母系を遡ってみると、2代母のナショナルフラッグからはマルカコマチの他に1998年ステイヤーズステークス 【GⅡ】勝ち馬インターフラッグ、2003年中山記念 【GⅡ】3着のダイワジアン、2007年福島記念【GⅢ】2着馬のフラッグシップが輩出されており、マルカアイチャンは仔出しの優秀な母馬から生まれた繁殖牝馬と言えるでしょう。

 

マルカアイチャン産駒のPOG期間内戦績及び傾向

マルカアイチャン産駒一覧

マルカアイチャン産駒一覧

マルカアイチャン産駒の特徴や傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔フィリアまでを対象として考察を進めます。マルカアイチャン産駒の出世頭は2015年朝日杯フューチュリティステークス 【GⅠ】で3着に入線したシャドウアプローチです。

 

産駒のデビュー時期について

初仔のシルバーウエイヴから6番仔アーチザンパレットまでは2歳の内にデビューできていますが、7番仔ナタンドラ、8番仔フィリアが連続して年明けデビューとなっています。このまま嫌な流れが続くかと思われましたが、9番仔ヴェルテンベルクが2歳でデビューし、一旦、この流れは止まりましたので、体質の強さ、デビュー時期には注意を払いながらドラフト候補とするか否か慎重に見極めたいところです。

 

産駒のデビュー時の馬体重について

最軽量でデビューしたのは8番仔のフィリアで、デビュー戦時の馬体重は434kgでした。一方、最重量でデビューしたのは6番仔のアーチザンパレットで、デビュー戦時の馬体重は498kgでした。出世頭のシャドウアプローチのデビュー戦時の馬体重が486kgとマルカアイチャン産駒の中では大柄な部類に入りますので、デビュー戦時の馬体重は同じ程度を見込める方が、より安心してドラフト候補に加えられるでしょう。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象としたマルカアイチャン産駒8頭の内、牡馬は3頭、牝馬は5頭と牝馬の方が数は多い内訳。出世頭のシャドウアプローチが牡馬ですし、今回は考察対象外としましたが、2022年 ラジオN杯京都2歳S 【GⅢ】3着入線のヴェルテンベルクも牡馬ですので、マルカアイチャン産駒をドラフト候補にするならば、牡馬の方が良いでしょう。

 

父系の違いによる戦績の差について

考察対象としたマルカアイチャン産駒8頭の内、3頭がジャングルポケット産駒です。出世頭のシャドウアプローチもジャングルポケット産駒ですし、ジャングルポケット産駒で初仔のシルバーウエイヴとシャドウアプローチは、ともにPOG期間内に2勝を上げています。マルカアイチャン産駒8頭の内、POG期間内に2勝を上げているのはこの2頭のみです。これらのことからもマルカアイチャンとジャングルポケットの配合相性は良いものと思われます。しかし、ジャングルポケットは2021年に他界しており、ジャングルポケット以外の配合相性の良い種牡馬が明らかとなることが待ち望まれます。

 

マルカアイチャン レーダーチャート

マルカアイチャンRC

マルカアイチャンRC

繁殖牝馬マルカアイチャンまとめ

  • マルカアイチャンとジャングルポケットとの配合相性は良い。
  • マルカアイチャン産駒は牡馬の方が良績を期待できそう。
  • マルカアイチャン産駒から大物輩出なるか?!

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ キラーグレイシス ~

鍵はサンデー系以外

キラーグレイシス

キラーグレイシス

キラーグレイシス

競走馬としてのキラーグレイシス

繁殖牝馬キラーグレイシスは米国産で、父馬Congaree、母馬Heatherdoesntbluff、母父Old Triesteの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は16戦3勝。主な勝ち鞍に2011年ハリウッドスターレットS 【GⅠ】があります。

 

キラーグレイシスの血統背景

繁殖牝馬キラーグレイシスの父馬Congareeは生涯戦績25戦12勝、マイル~中距離のダートで実績を残しました。主な勝ち鞍には2002年、2003年米シガーマイル連覇があり、GⅠ5勝を含む重賞で計10勝を上げた超一流の競走馬でした。しかし、種牡馬としては競走馬時代のような輝かしい実績は残せなかったようで、Congaree産駒は2頭しかGⅠウイナーを輩出できず、その内の1頭がキラーグレイシスになります。

 

繫殖牝馬キラーグレイシスの母馬Heatherdoesntbluffは生涯戦績5戦1勝。1勝しかしていませんので、競走馬としては殆ど活躍できていません。繫殖牝馬としてはキラーグレイシスの他に2015年マーヴィンHムニスメモリアルH 【GⅡ】をはじめ重賞を4勝したChocolate Rideを輩出している優秀な繁殖牝馬です。血統的にはキラーグレイシスの2代母に2000年 米GⅢ ヒルズバラH 勝ち馬のMichigan Bluff、3代母に1992年 米GⅢ モンロヴィアH 勝ち馬のMiddlefork Rapidsがいる良質な血統背景を持っています。

 

キラーグレイシス産駒のPOG期間内戦績及び傾向

キラーグレイシス産駒一覧

キラーグレイシス産駒一覧

キラーグレイシス産駒の特徴や傾向を把握するため、既にPOG期間を終了している6番仔キラーアビリティまでを対象として考察を進めていきます。キラーグレイシス産駒の出世頭は2021年ホープフルS 【GⅠ】勝ち馬で5番仔のキラーアビリティです。

 

キラーグレイシス産駒のデビュー時期について

考察対象とした6頭の内、2歳でデビューしたのは4頭。そして、未デビュー馬が1頭、3歳1月のデビューが1頭です。6頭中2頭が年内にデビューできていませんので、決して高い2歳デビュー率ではありませんが、トラブルやデビュー遅延に繋がる情報がなければ、キラーグレイシス産駒をドラフト候補とするのには問題はないでしょう。ちなみに、キラーグレイシス産駒のデビュー戦勝率は40%です。

 

キラーグレイシス産駒のデビュー時の馬体重について

考察対象のキラーグレイシス産駒6頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔のキラービューティで、デビュー戦時の馬体重は438kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔のグロンフォールで、デビュー戦時の馬体重は576kgでした。正確な理由は不明ですが、グロンフォールは育成時代に600kgを超える馬体重だったようで、馬体重が絞れなかったことが、デビューが遅くなった理由だったのかもしれません。出世頭のキラーアビリティのデビュー戦時の馬体重が466kgでしたので、キラーグレイシス産駒はデビュー戦時の馬体重が460kg程度を見込めるならば、ドラフト候補としては問題ないと思われます。

 

キラーグレイシス産駒の性差による戦績の差について

出世頭のキラーアビリティが牡馬ですので、牡馬の方が戦績は良いように思われるかもしれませんが、キラーアビリティはディープインパクト産駒でもありますので、性差というよりはディープインパクト産駒であることの方が戦績に及ぼした影響は大きかったように思われます。キラーアビリティを除いて、その戦績を見てみると性差はないので、キラーグレイシス産駒をドラフト候補として検討する際には性別には特別な注意を払い必要はないと思われます。

 

父系の違いによる戦績の差について

キラーグレイシスにはこれまでゼンノロブロイ、ハーツクライ、ブラックタイド、ディープインパクト、ジャスタウェイが交配されてきました。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これまでキラーグレイシスに配された種牡馬は全てサンデーサイレンス系種牡馬です。その中でも、出世頭のキラーアビリティがディープインパクト産駒ですので、ディープインパクトとキラーグレイシスは配合相性が良いのでしょう。しかし、ディープインパクト以外の種牡馬との仔の戦績はイマイチでした。ディープインパクト亡き今、キラーグレイシス産駒で期待されるのは、サンデーサイレンス系以外の種牡馬との配合でしょう。

 

繫殖牝馬 キラーグレイシス レーダーチャート

キラーグレイシスRC

キラーグレイシスRC

POGでキラーグレイシス産駒を選ぶ時のポイント

  • デビュー勝ち率は40%
  • 馬体重は大き過ぎず、小さ過ぎずが良い。
  • サンデーサイレンス系以外の種牡馬との配合に注目。

 


 

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ユキノマーメイド ~

早期デビューOKも、デビュー勝ちは?

ユキノマーメイド

ユキノマーメイド

ユキノマーメイド

競走馬としてのユキノマーメイド

繁殖牝馬ユキノマーメイドは父馬スペシャルウィーク(1995 – 2018)、母馬サスペンスクイーン、母父Woodmanの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は31戦4勝。最高戦績は2007年 おおぞら特別(1000万下)です。

 

ユキノマーメイドの血統背景

繫殖牝馬ユキノマーメイドの父馬スペシャルウィークはサンデーサイレンス系種牡馬です。競走馬としての生涯戦績は17戦10勝。1998年 日本ダービー 【GⅠ】を5馬身差で圧勝し、4歳時には天皇賞春・秋、ジャパンカップを制した名馬です。種牡馬としてはGⅠを6勝したブエナビスタ、日米オークスを制したシーザリオを輩出しています。

 

一方、繁殖牝馬ユキノマーメイドの母馬サスペンスクイーンは生涯戦績13戦3勝。最高戦績は1995年 帆柱山特別(900万下)です。競走馬としては大成できませんでした。しかし、血統背景を見てみると3代母に1975年 英チャンピオンS 【GⅠ】勝ち馬Rose Bowlが、4代母に1968年仏オークス勝ち馬Roseliereの名前があり、良質な血統背景を有した繁殖牝馬です。

 

ユキノマーメイド産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ユキノマーメイド産駒一覧

ユキノマーメイド産駒一覧

ユキノマーメイド産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している9番仔トウシンマカオまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2022年京阪杯 【GⅢ】勝ち馬9番仔トウシンマカオです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象としたユキノマーメイド産駒9頭の内、年明けデビューとなったのは初仔シレーナと4番仔ハルカノテソーロです。その2頭以外は2歳の7月から9月の内にデビューしていますので、特にトラブルが無ければ、ユキノマーメイド産駒は早期デビューできる傾向にあります。

 

産駒のデビュー時の馬体重について

最軽量でデビューしたのは、初仔のレシーナで、デビュー戦時の馬体重は436kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔ハルカノテソーロで、デビュー戦時の馬体重は522kgでした。出世頭のトウシンマカオのデビュー戦での馬体重は446kgでしたので、ユキノマーメイド産駒をドラフト候補にするならば、450kg程度の馬体が見込める方が良いでしょう。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象としたユキノマーメイド産駒9頭の内、牝馬は初仔のシレーナ1頭のみです。シレーナのPOG期間内の戦績は2戦0勝でした。シレーナ以外の仔は全て中央で勝ち上がっていますし、現在までのところ、牝馬では良い結果が出ていませんので、牝馬産駒を指名するには一抹の不安が残ります。

 

父系の違いによる戦績の差について

POG期間内に2勝以上を上げたのは、2番仔ベステンダンクと9番仔トウシンマカオです。ベステンダンクの父馬はタイキシャトル、トウシンマカオの父馬はビッグアーサーです。タイキシャトルはヘイルトゥ―リーズン系種牡馬で、ビッグアーサーはプリンスリーギフト系種牡馬です。この2頭の種牡馬は全く異なる血統の種牡馬です。その他にはアドマイヤムーン、ハービンジャー、エイシンフラッシュ、ノヴェリストが配されましたが、いずれの仔も大きな成果を出せておらず、ユキノマーメイド産駒は父系の違いによる戦績差はないと考えられます。

 

ユキノマーメイド レーダーチャート

ユキノマーメイドRC

ユキノマーメイドRC

繁殖牝馬ユキノマーメイドまとめ

  • ユキノマーメイド産駒はデビュー勝ちする傾向にはありませんが、早期デビューは見込めます。
  • ユキノマーメイド産駒をドラフト候補にするならば、牡馬の方が良いと思われます。
  • これまでに交配されていないリーディングサイアーランキングトップクラスの種牡馬との配合が見てみたいところです。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ダイワスカーレット ~

2021年産牡馬が母の名声を更に高める??

ダイワスカーレット

ダイワスカーレット

ダイワスカーレット

競走馬としてのダイワスカーレット

繁殖牝馬ダイワスカーレットは父馬アグネスタキオン( 1998 – 2009 )、母馬スカーレットブーケ、母父ノーザンテーストの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は12戦8勝。GⅠを4勝しており、生涯連対率100%の超一流の競走馬でした。主な勝ち鞍には2007年桜花賞 【GⅠ】、同年秋華賞 【GⅠ】、2008年有馬記念 【GⅠ】等があります。

 

繁殖牝馬ダイワスカーレットの血統背景

ダイワスカーレットの父馬アグネスタキオンはサンデーサイレンス系種牡馬。競走馬としては4戦4勝で2001年皐月賞 【GⅠ】を制し、無敗のまま引退した超一流の競走馬でした。アグネスタキオンの母馬アグネスフローラ、祖母アグネスレディー、全兄アグネスフライトは、いずれもクラシックウイナーに輝いており、血統的にも超一流のサラブレッドです。種牡馬としては、2008年にリーディングサイアーランキングトップに輝いています。しかし、2009年に急性心不全のため死亡し、種牡馬としての目立った活躍はそれ以降、見られませんでした。ダイワスカーレットは父馬アグネスタキオンの代表産駒の1頭です。

 

一方、ダイワスカーレットの母馬スカーレットブーケは重賞4勝、生涯戦績21戦6勝の競走馬で、主な勝ち鞍には1990年札幌3歳ステークス 【GⅢ】、1991年デイリー杯クイーンカップ 【GⅢ】等があります。繁殖牝馬としても、ダイワスカーレットの他に、2006年、2007年と2年連続JRA賞最優秀短距離馬に選出されたダイワメジャーを輩出しています。スカーレットブーケは、重賞ウイナー、重賞活躍馬を複数輩出している超一流の繁殖牝馬です。

 

ダイワスカーレット産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ダイワスカーレット産駒一覧

ダイワスカーレット産駒一覧

ダイワスカーレット産駒の特徴並びに傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している10番仔スカーレットアリアまでを対象に考察を進めていきます。出世頭と呼べるかどうかわかりませんが、ダイワスカーレット産駒で最も勝ち星を稼いだのは生涯戦績で4勝を上げた2番仔のダイワレジェンドです。

 

ダイワスカーレット産駒のデビュー時期について

考察対象のダイワスカーレット産駒10頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは、9番仔スカーレットオーラと10番仔スカーレットアリアの2頭です。残りの8頭は全て2歳時に競走馬デビューできていますので、ダイワスカーレット産駒は2歳で競走馬デビューできる傾向にあると考えられます。ちなみに今回は考察対象がとしましたが、11番仔で、ロードカナロア産駒のグランスカーレットを含めて、3頭のロードカナロア×ダイワスカーレットの配合では、2歳での競走馬デビューは難しいようです。

 

ダイワスカーレット産駒のデビュー時の馬体重について

考察対象のダイワスカーレット産駒10頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは、初仔のダイワレーヌで、デビュー戦時の馬体重は438kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは5番仔 ダイワエトワールで、デビュー戦時の馬体重は502kgでした。最も勝利数を稼いだダイワレジェンドのデビュー戦時の馬体重が484kgでしたので、この程度の馬格が見込めるようであれば、POGドラフト候補として、検討の余地があるのかもしれません。

 

ダイワスカーレット産駒の性差による戦績の差について

まだ競走馬デビューしていない11番仔以外のダイワスカーレット産駒は全て牝馬ですので、性差による戦績の差については不明です。現時点で、超一流の競走馬だった母馬ダイワスカーレットの名声を継ぐ産駒は未だ輩出されていません。然したる根拠はありませんが、これまで牝馬産駒の活躍がイマイチでしたので、ダイワスカーレットは牡馬産駒の方が走る可能性のある繁殖牝馬なのかもしれません。ダイワスカーレット自身は高齢となってきましたので、21年産牡馬が活躍できなければ、ダイワスカーレット産駒から大物が輩出されることは無いのかもしれません。

 

父系の違いによる戦績の差について

これまでのダイワスカーレット産駒の戦績を見ても、父系違いが戦績に影響する傾向は見られませんでした。これまでキングカメハメハ、ハービンジャー、ノヴェリスト、チチカステナンゴ等系統の異なる種牡馬が配されてきましたが、母の名に恥じない産駒はまだ輩出されていません。2019年産のスカーレットオーラから3頭連続でロードカナロアが配合されています。この3頭がどのような戦績を収めるかも興味深いところです。

 

繁殖牝馬 ダイワスカーレット レーダーチャート

ダイワスカーレットRC

ダイワスカーレットRC

POGでダイワスカーレット産駒を指名する時のポイント

  • ダイワスカーレット産駒は総じて体質の弱さが原因でデビューが遅くなる傾向にはない。
  • 産駒の勝ち上がり率は決して悪くありませんが、競走馬としては小粒で、母ダイワスカーレットの名声を継ぐ仔はまだ輩出されていません。
  • ダイワスカーレット産駒はいずれも牝馬で、2021年産がダイワスカーレット初の牡馬産駒。ガラリ一変があるとすれば、この馬かもしれません。

 


 

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ マラコスタムブラダ ~

2022年産のドゥラメンテ産駒に注目!

マラコスタムブラダ

マラコスタムブラダ

マラコスタムブラダ

競走馬としてのマラコスタムブラダ

繫殖牝馬マラコスタムブラダはアルゼンチン産で、父馬Lizard Island(米)、母馬Mapul Wells(亜)、母父Poliglote(英)の配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦6勝。主な勝ち鞍に2014年亜ヒルベルトレレナ賞 【GⅠ】がある優秀な競走馬でした。

 

マラコスタムブラダの血統背景

繫殖牝馬マラコスタムブラダの父馬Lizard Islandは2007年愛レイルウェイS 【 GⅡ 芝1200m 】勝ち馬ですが、生涯戦績は10戦1勝で、種牡馬としては他の種牡馬と比べて大きく見劣る競走成績しか残せていません。血統背景を見てみると、Lizard Islandの祖母Numberは1989年 仏グランクリテリヨム 【 GⅠ 芝1600m 】勝ち馬のジェイドロバリーの母馬で、Lizard Islandの母馬とジェイドロバリーは姉弟ということになります。

 

一方、繫殖牝馬マラコスタムブラダの母馬Mapul Wellsは生涯戦績6戦2勝。注目すべきはマラコスタムブラダの母系の祖母PulmaがアルゼンチンでGⅠ3勝を上げていることでしょう。優秀な祖母の血がマラコスタムブラダ自身にも受け継がれており、その血を自らの産駒にどのように伝えられているのか、産駒の特徴や傾向を見てみることにしましょう

 

マラコスタムブラダ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

マラコスタムブラダ産駒一覧

マラコスタムブラダ産駒一覧

繫殖牝馬マラコスタムブラダの産駒の特徴及び傾向を把握するため、POG期間を終了している4番仔スパイダーバローズまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2019年阪神ジュベナイルフィリーズ 【GⅠ】勝ち馬で、2番仔のレシステンシアです。

 

マラコスタムブラダ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のマラコスタムブラダ産駒4頭は全て年内にデビューしています。マラコスタムブラダ産駒は総じて体質が弱くデビューが遅れがちになる傾向はないようです。POGにおいてはプラス材料と言えるでしょう。

 

マラコスタムブラダ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象4頭のうち、最軽量でデビューしたのは初仔のミッキーブラックです。デビュー戦時の馬体重は470kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔のレシステンシアで、デビュー戦時の馬体重は490kgでした。4頭のデビュー戦時の馬体重が470kg~490kgの範囲内に収まっており、極端に馬格の小さな仔はいませんので、マラコスタムブラダ産駒は小さな馬格に苦労して出世が遅れるという経過を辿る可能性は低いと思われます。

 

マラコスタムブラダ産駒の

性差による戦績の差について

マラコスタムブラダ産駒の考察対象4頭のうち、牝馬は1頭だけです。出世頭のレシステンシアが牝馬ですので、マラコスタムブラダ産駒は牝馬の方が戦績は良いと思われるかもしれませんが、3番仔で牡馬のグラティアスが2021年京成杯 【GⅢ】を勝って、重賞ウイナーとなっていますので、牡馬産駒も十分な戦績を残していると言っても良いでしょう。しかし、レシステンシアとグラティアスは、ともに重賞ウイナーではありますが、一方はGⅠウイナー、一方はGⅢウイナーで、重賞レベルに差がありますので、ドラフトで指名するならば、牝馬産駒の方を指名したくなります。牡馬産駒ならばドラフト下位で、牝馬産駒ならばドラフト上位で指名するという戦略も良いのではないでしょうか。

 

父系の違いによる戦績の差について

繫殖牝馬マラコスタムブラダにはこれまで、ブラックタイド → ダイワメジャー → ハーツクライ → ハーツクライとサンデーサイレンス系の種牡馬が交配されてきました。その結果、同じサンデーサイレンス系ではありますが、ダイワメジャー、ハーツクライと異なる種牡馬で重賞ウイナーを輩出しました。しかし、4番仔のハーツクライ産駒スパイダーバローズは未勝利のまま地方競馬への転籍、5番仔キタサンブラック産駒ジャスティンボルトもデビュー戦は見どころなく取りこぼしてしまいましたので、そろそろサンデーサイレンス系ではない種牡馬との配合を見てみたいところです。

 

繁殖牝馬 マラコスタムブラダ

レーダーチャート

マラコスタムブラダRC

マラコスタムブラダRC

繁殖牝馬マラコスタムブラダまとめ

  • マラコスタムプラダは、異なる種牡馬でそれぞれ重賞ウイナーを輩出した優秀な繁殖牝馬。
  • 産駒はデビューが遅くなったり、小さな馬格に悩まされたりする可能性が低く、POG向き。
  • 2021年産のドゥラメンテ産駒の牝馬は狙い目かも!

 

2WS POGドラフトリストの発売は

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