POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ポルトフィーノ ~

グルヴェイグとどっちが??

ポルトフィーノ

ポルトフィーノ

ポルトフィーノ

競走馬としてのポルトフィーノ

繫殖牝馬ポルトフィーノは父馬クロフネ、母馬エアグルーヴ、母父トニービンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦3勝。主な勝ち鞍は2008年エルフィンステークス【OP】です。

 

繁殖牝馬ポルトフィーノの血統背景

繫殖牝馬ポルトフィーノの父馬クロフネは日本産ノーザンダンサー系種牡馬です。競走馬としての生涯戦績は10戦6勝。主な勝ち鞍に2001年NHKマイルC 【GⅠ】、2001年ジャパンカップダート 【GⅠ】があります。種牡馬としては、初年度産駒から2005年朝日杯FS 【GⅠ】勝ち馬のフサイチリシャールを輩出。また、スプリンターズS 【GⅠ】覇者のスリープレスナイト、2011年スプリンターズS 【GⅠ】、2012年高松宮記念 【GⅠ】の短距離2冠馬のカレンチャン、2012年ヴィクトリアマイル 【GⅠ】勝ち馬ホエールキャプチャ、2015年NHKマイルカップ 【GⅠ】勝ち馬のクラリティスカイ、2017年同レースを勝ったアエロリットもクロフネ産駒です。最近では白毛のアイドルホースとしてクラシック戦線で活躍したソダシもクロフネ産駒です。クロフネはこれら以外にもダートや障害戦でも重賞ウイナーを輩出している名種牡馬でもあります。また、クロフネ産駒は牝馬の活躍馬が多く、これまでクロフネは8頭の平地GⅠウイナーを輩出していますが、その内6頭が牝馬という結果です。この特徴がポルトフィーノに受け継がれていれば、牝馬に活躍馬が多い・・・となるのですが、その傾向は・・・この後、見てみることとします。

 

一方、ポルトフィーノの母馬エアグルーヴは1997年 JRA賞年度代表馬に選出された超一流の競走馬。生涯戦績は19戦9勝。主な勝ち鞍は1996年 オークス 【GⅠ】、1997年 天皇賞(秋) 【GⅠ】です。繫殖牝馬としては繫殖牝馬としても超一流で、その産駒にはグルヴェイグの他に2003年及び2004年のエリザベス女王杯 【GⅠ】を連覇したアドマイヤグルーヴ、2009年 ステイヤーズステークス 【GⅡ】勝ち馬のフォゲッタブル、2012年 香クイーンエリザベスC 【GⅠ】勝ち馬のルーラーシップと計4頭の重賞ウイナーを輩出しています。また、ポルトフィーノの他に、グルヴェイグラストグルーヴといった優秀な繁殖牝馬も輩出しています。

 

ポルトフィーノ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ポルトフィーノ産駒一覧

ポルトフィーノ産駒一覧

ポルトフィーノ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔ポルトアレグレまでを対象に考察を進めていきます。ポルトフィーノ産駒の出世頭は2015年京都新聞杯【GⅡ】2着、同年きさらぎ賞【GⅢ】2着の2番仔ポルトドートウィユです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内、競走馬デビューしなかったのは初仔のディープインパクト産駒と4番仔リミニです。また、2歳の内にデビューできなかったのは7番仔ポルトアレグレです。7頭の内、3頭がPOG期間内にデビューすらできませんでした。また、2歳でデビューできたポルトフィーノ産駒4頭の内、1戦しかできていなかった産駒が2頭。最終的にPOG期間内に順調に戦績を積み重ねることができたのは実質2頭のみということになります。

 

産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは6番仔ポルトヴェッキオで、デビュー戦時の馬体重は452kgでした。一方、最重量でデビューしたのは7番仔ポルトアレグレで、デビュー戦時の馬体重は500kgでした。出世頭のポルトドートウィユのデビュー戦時の馬体重が462kgでしたので、460kg程度の馬格が見込まれるようであれば合格点を与えて良いかと思います。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内訳は、牡馬が5頭、牝馬が2頭です。出世頭のポルトドートウィユが牡馬ですので、ポルトフィーノ産駒は牡馬の方が良績を期待できる可能性が高いのかもしれません。しかし、ポルトフィーノ産駒に関しては、性差に注目するよりも順調にデビューし、デビュー後も戦績を積み重ねられるかどうかという要素の方が重要かもしれません。考察対象の牝馬2頭を見てみると、3番仔リミニは未デビュー、ポルトヴェッキオは2歳7月にデビューを果たしているにもかかわらず、POG期間内にはデビュー戦の1戦だけしか走れませんでした。ポルトフィーノ産駒の性差については、POG期間内に順調に走れた牝馬産駒の戦績を見てから評価したいと思います。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

出世頭のポルトドートウィユがディープインパクト産駒ですので、ポルトフィーノとディープインパクトの配合相性は悪くないと思われます。一方、ディープインパクト以外の種牡馬との配合を見てみると、オルフェーヴル、ロードカナロアが配されていますが、それらの産駒からPOG期間内に勝利を上げた産駒はまだ出てきていません。考察対象外としたリアルスティール産駒のポルトロッソと22年産のエピファネイア産駒の戦績が気になるところです。

 

繫殖牝馬ポルトフィーノ レーダーチャート

ラストグルーヴ グルヴェイグ > ポルトフィーノ ??

グルーヴ3姉妹RC

グルーヴ3姉妹RC

繁殖牝馬ポルトフィーノまとめ

  • 血統的には繫殖牝馬グルヴェイグの半妹にあたります
  • POG的視点から見ると、ディープインパクト以外の種牡馬との配合では全く結果が出ていません。
  • 血統の質が高い繁殖牝馬ですが、ドラフト指名にあたっては気を付けた方が良さそうです。

2WS POGドラフトリストの発売日は

毎年4月1日!

 

STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ グルヴェイグ ~

キングカメハメハ以外との配合相性は?

グルヴェイグ

グルヴェイグ

グルヴェイグ

競走馬としてのグルヴェイグ

繫殖牝馬グルヴェイグは父馬ディープインパクト、母馬エアグルーヴ、母父トニービンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦5勝。主な勝ち鞍は2012年 マーメイドステークス 【GⅢ】です。

 

繁殖牝馬グルヴェイグの血統背景

繫殖牝馬グルヴェイグの父馬ディープインパクトはサンデーサイレンス系種牡馬で、国内リーディングサイアーランキングに長年トップに君臨している名種牡馬です。ディープインパクト産駒は2歳の早い時期から活躍する早熟性と1600 ~ 2400mでの距離適性を持ち、産駒は高い競走能力も備えていることから、クラシック戦線で活躍する競走馬を何頭も輩出しています。

 

一方、グルヴェイグの母馬エアグルーヴは1997年 JRA賞年度代表馬に選出された超一流の競走馬。生涯戦績は19戦9勝。主な勝ち鞍は1996年 オークス 【GⅠ】、1997年 天皇賞(秋) 【GⅠ】です。繫殖牝馬としては繫殖牝馬としても超一流で、その産駒にはグルヴェイグの他に2003年及び2004年のエリザベス女王杯 【GⅠ】を連覇したアドマイヤグルーヴ、2009年 ステイヤーズステークス 【GⅡ】勝ち馬のフォゲッタブル、2012年 香クイーンエリザベスC 【GⅠ】勝ち馬のルーラーシップと計4頭の重賞ウイナーを輩出しています。また、グルヴェイグの他にも、ポルトフィーノラストグルーヴといった優秀な繁殖牝馬も輩出しています。

 

グルヴェイグ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

グルヴェイグ産駒一覧

グルヴェイグ産駒一覧

グルヴェイグ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔アスクラヴまでを対象に考察を進めていきます。グルヴェイグ産駒の出世頭は2021年ローズステークス 【GⅡ】勝ち馬アンドヴァラナウトです。

 

グルヴェイグ産駒のデビュー時期について

考察対象のグルヴェイグ産駒5頭の内、2歳の内にデビューできなかったのは2番仔のアメジストヴェイグと5番仔のアスラウグです。グルヴェイグ産駒は基本的には体質が弱く、デビューが遅れがちということではないようですが、時折、デビューが遅れる産駒が出てくるので、傷病や成長スピードに関する情報には注意を払うこと無しにPOG指名馬候補に選ばない方が良いでしょう。

 

グルヴェイグ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のグルヴェイグ産駒5頭の内、最軽量でデビューしたのは3番仔ゴルトベルクで、デビュー戦時の馬体重は412kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔アメジストヴェイグで、デビュー戦時の馬体重は504kgでした。最軽量でデビューしたゴルトベルクのデビューは2歳11月。2歳11月にデビューできているということは、大きなトラブルなくデビューできたのだと考えられます。誕生月も2月と遅くありませんので、POG期間内の戦績から見るに、馬体の成長という意味ではやや足りなかったのかもしれません。一方、最重量でデビューしたアメジストヴェイグはデビューが3歳4月と遅くなってしまっています。馬体トラブルによってデビューが遅くなったようですので、調教を積み重ねていくのが難しく、鍛えきれなかったのかもしれません。

 

グルヴェイグ産駒の性差による戦績の差について

出世頭のアンドヴァラナウトが牝馬ですので、グルヴェイグ産駒は牝馬の方が良績を期待できるのかもしれませんが、その一方で、牡馬産駒には2016年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス 【GⅢ】2着のヴァナヘイムがいますので、牡馬産駒でも期待できないわけではないと考えます。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

出世頭のアンドヴァラナウトも、重賞2着の実績を残しているヴァナヘイムもキングカメハメハ産駒ですので、グルヴェイグはキングカメハメハとの配合相性は良いようです。キングカメハメハが既に種牡馬を引退していますので、キングカメハメハ以外の種牡馬との配合相性の見極めが必要でしょう。キングカメハメハ系種牡馬ロードカナロアとの配合で生まれたアスラウグのPOG期間内の戦績がイマイチでした。POG的には難しい課題が残ってしまいましたが、今後の産駒の走りに注目していきたいと思います。

 

繫殖牝馬 グルヴェイグ レーダーチャート

ラストグルーヴ > グルヴェイグ   ポルトフィーノ ??

グルーヴ

グルーヴ3姉妹RC

POGでグルヴェイグ産駒を選ぶ時のポイント

  • 種牡馬キングカメハメハとの配合相性は良かったが・・・
  • デビューの遅れる産駒がいるので、デビュー前の育成情報には注意を
  • キングカメハメハ以外の種牡馬との配合相性の見極めがポイント。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ボージェスト ~

全姉はアドマイヤセプター

ボージェスト

ボージェスト

ボージェスト

競走馬としてのボージェスト

繫殖牝馬アドマイヤセプターは父馬キングカメハメハ、母馬アドマイヤグルーヴ、母父サンデーサイレンスの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦2勝。超良血の本馬ですが、重賞では出走の実績すらありません。

 

繁殖牝馬ボージェストの血統背景

繫殖牝馬ボージェストの父馬キングカメハメハは生涯戦績8戦7勝。2004年NHKマイルCと同年ダービーの変則G1 2冠を達成し、マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮した競走馬でした。種牡馬としては、これまで数々の重賞winnerを輩出してきました。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。牡馬でも牝馬でも大物を輩出した実績がありますが、牡馬と牝馬では牡馬の産駒が良績を残す傾向にあります。

 

一方、母馬アドマイヤグルーヴは生涯戦績21戦8勝。主な勝ち鞍には2003年、2004年エリザベス女王杯 【GⅠ】 連覇の実績がある一流の競走馬でした。繁殖牝馬としても、アドマイヤセプター、ボージェストの他に2015年牡馬クラシック2冠馬ドゥラメンテを輩出しており、繫殖牝馬として一流の実績を残しています。血統を遡ってみると、ボージェストの2代母にGⅠを2勝し、1997年JRA賞年度代表馬に選出されエアグルーヴの名前があり、血統背景は一流の繁殖牝馬です。

 

ボージェスト産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ボージェスト産駒一覧

ボージェスト産駒一覧

ボージェスト産駒の特徴及び傾向を把握すべく、POG期間を終了している3番仔ソネットフレーズまでを中心に考察を進めていきます。なお、ボージェスト産駒の出世頭は2番仔ボーデンと3番仔ソネットフレーズです。

 

ボージェスト産駒の

デビュー時期について

考察対象のボージェスト産駒3頭は全て2歳の内にデビューできていますが、今回考察対象外としたドレフォン産駒の4番仔は2歳の内にデビューできませんでした。ボージェスト産駒は基本的にはデビューが大きく遅れることはない傾向にありますが、やはりそこは生き物。全ての産駒が順調に成長し、競走馬としてのトレーニングを積んでデビューということにはならないようです。

 

ボージェスト産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のボージェスト産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは3番仔ソネットフレーズで、デビュー戦時の馬体重は466kgです。一方、最重量でデビューしたのは初仔のネクサスアルカナムで、デビュー戦時の馬体重は482kgでした。3頭は466kg ~ 482kgの間にあります。この範囲から大きく外れるような馬体であれば、POGドラフト指名にあたっては慎重になった方が良いでしょう。

 

ボージェスト産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のボーデンが牡馬。ソネットフレーズが牝馬。クラシック戦線で活躍した両馬でしたが、POG期間内の戦績はともに3戦1勝でした。牡馬でも牝馬でも活躍馬が輩出されていますので、性差による戦績差はないと考えて良いでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のボーデンがダンチヒ系種牡馬のハービンジャー、同じく出世頭として取り上げたソネットフレーズがロベルト系種牡馬のエピファネイアと全く異なる系統の種牡馬から、それぞれクラシック戦線を賑わした競走馬を輩出しましたので、繁殖牝馬ボージェストは種牡馬を選ばず優秀な競走馬を輩出できる可能性のある繁殖牝馬なのでしょう。

 

ボージェスト、アドマイヤセプター姉妹

レーダーチャート

ボージェスト、アドマイヤセプターの血統構成は全く同じですが、繁殖牝馬としての特徴は微妙に異なります。

セプターボージェスト姉妹RC

セプターボージェスト姉妹RC

繁殖牝馬ボージェストまとめ

  • 血統背景は一流。全姉アドマイヤセプターも繁殖牝馬としても優秀。
  • 種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できると思われます。
  • 全姉同様、産駒から重賞ウイナーが輩出されていない。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ アドマイヤセプター ~

ボージェストの全姉

アドマイヤセプター

アドマイヤセプター

アドマイヤセプター

競走馬としてのアドマイヤセプター

繫殖牝馬アドマイヤセプターは父馬キングカメハメハ、母馬アドマイヤグルーヴ、母父サンデーサイレンスの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は27戦5勝。重賞勝ちはありませんが、2012年京阪杯 【GⅢ 芝1200m】2着が自身の最高戦績になります。

 

繁殖牝馬アドマイヤセプターの血統背景

繫殖牝馬アドマイヤセプターの父馬キングカメハメハは生涯戦績8戦7勝。2004年NHKマイルCと同年ダービーの変則G1 2冠を達成し、マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮した競走馬でした。種牡馬としては、これまで数々の重賞winnerを輩出してきました。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。牡馬でも牝馬でも大物を輩出した実績がありますが、牡馬と牝馬では牡馬の産駒が良績を残す傾向にあります。

 

一方、繫殖牝馬アドマイヤセプターの母馬アドマイヤグルーヴは生涯戦績21戦8勝。主な勝ち鞍には2003年、2004年エリザベス女王杯 【GⅠ】 連覇の実績がある一流の競走馬でした。繁殖牝馬としても、繁殖牝馬アドマイヤセプターの他に、クラシック戦線で活躍したボーデン、ソネットフレーズを輩出した繁殖牝馬ボージェスト、2015年牡馬クラシック2冠を獲得し、同年最優秀3歳牡馬に選出されたドゥラメンテを輩出しており、繫殖牝馬として一流の実績を残しています。血統を遡ってみると、アドマイヤセプターの2代母にGⅠを2勝し、1997年JRA賞年度代表馬に選出されエアグルーヴの名前がある名牝系の流れを汲んでおり、血統背景も一流の繁殖牝馬です。

 

アドマイヤセプター産駒の

POG期間内戦績及び傾向

アドマイヤセプター産駒一覧

アドマイヤセプター産駒一覧

アドマイヤセプター産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔リベイラパレスまでを対象に考察を進めていきます。アドマイヤセプター産駒の出世頭は2020年 京成杯 【GⅢ 芝2000m】、2022年 京都牝馬ステークス 【GⅢ 芝1400m】、2022年 京王杯スプリングステークス 【GⅡ 芝1400m】の3つの重賞で2着入線しているスカイグルーヴです。

 

アドマイヤセプター産駒の

デビュー時期について

考察対象のアドマイヤセプター産駒5頭の内、2歳の内にデビューできなかったのは初仔のラディアントパレスと5番仔リベイラパレスです。5頭の内、3頭が2歳の内にデビューできていますが、年内デビューできた3頭のうちでも、スカイグルーヴは2歳11月のデビュー、デシエルトは2歳12月のデビューですので、早く仕上がる血統ではないとの認識を持っておいた方が良いでしょう。

 

アドマイヤセプター産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のアドマイヤセプター産駒5頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔ラディアントパレスで、デビュー戦時の馬体重は428kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔レガトゥスで、デビュー戦時の馬体重は554kgでした。出世頭のスカイグルーヴのデビュー戦時の馬体重が440kgでしたので、アドマイヤセプター産駒の牝馬で440kg程度の馬体重が見込めるようであれば、ドラフト指名にあたっては問題ないと考えて良いでしょう。牡馬産駒についてはデシエルトがデビュー3連勝を飾っていますので、500kg程度の馬格があれば、活躍は期待できると思われます。牡馬産駒3頭のデビュー戦時の馬体重は全て500kg以上でのものでしたので、アドマイヤセプター産駒の牡馬は恵まれた体格で生まれてくる傾向にあるようです。

 

アドマイヤセプター産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のアドマイヤセプター産駒5頭の内訳は牡馬3頭、牝馬2頭です。出世頭のスカイグルーヴが牝馬ですので、牝馬の方が良績を期待できると思われるかもしれませんが、4番仔の牡馬デシエルトはデビュー戦から3連勝で2022年若葉ステークス 【L】を勝っていますので、牡馬も良績が期待できないわけではありません。アドマイヤセプター産駒をPOGで指名するにあたっては、性差に注意を払う必要はないでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のスカイグルーヴがロベルト系種牡馬エピファネイアの産駒ですので、アドマイヤセプターとエピファネイアの配合相性は悪くはないのでしょう。また、出世頭としてはピックアップしませんでしたが、デビューから3連勝した4番仔デシエルトはエピファネイアとは全く異なる血統(ストームキャット系)の種牡馬ドレフォンの産駒です。異なる系統の種牡馬からそれぞれ高素質馬を輩出していますので、アドマイヤセプターは種牡馬を選ばず素質馬を輩出できる繫殖牝馬なのかもしれません。アドマイヤセプターの21年産はエピファネイア産駒の牝馬ですので、エピファネイアとの配合の再現性に大変興味が惹かれるところです。

 

アドマイヤセプター/ボージェスト姉妹

レーダーチャート

セプターボージェスト姉妹RC

セプターボージェスト姉妹RC

POGでアドマイヤセプター産駒を

選ぶ時のポイント

  • 母系はダイナカールを祖として、活躍馬を数多く輩出している良質な血統。
  • これまでの産駒のデビューは決して早い時期ではないので、ちょっとしたトラブルで、POGの戦力として機能しなくなるリスクがあります。
  • 種牡馬を選ばず素質馬を輩出できる繁殖牝馬である可能性があります。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ マイネボヌール ~

名繁殖牝馬になるかも??

マイネボヌール

マイネボヌール

マイネボヌール

競走馬としてのマイネボヌール

繫殖牝馬マイネボヌールは父馬ロージズインメイ、母馬コスモフォーチュン、母父マイネルラヴの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は30戦4勝。4勝していますが、重賞での優勝は無く、競走馬としては大きな実績は残せませんでした。

 

繁殖牝馬マイネボヌールの血統背景

繫殖牝馬マイネボヌールの父馬ロージズインメイは米国産のサラブレッドで、ヘイルトゥリーズン系の種牡馬です。競走馬としての生涯戦績は13戦8勝。主にダートの中距離路線で実績を残しており、勝ち鞍には2004年ホイットニーH 【GⅠ:ダート1800m】、2005年ドバイワールドカップ 【GⅠ:ダート2000m】があります。種牡馬としては、芝レースやダート短距離での重賞ウイナーも輩出していますが、産駒の多くはダートで実績を残しており、距離もロージズインメイ同様に中距離での戦績が良い傾向にあります。

 

一方、母馬のコスモフォーチュンは生涯戦績27戦5勝。主な勝ち鞍に2006年北九州記念 【GⅢ:芝1200m】があるように、コスモフォーチュン自身は芝の短距離路線を主戦場とした競走馬でした。繁殖牝馬としては、マイネボヌールの4勝がコスモフォーチュン産駒の最高実績ですので、繁殖牝馬としては、大きな成果は出せていないと言えるでしょう。

 

マイネボヌール産駒の

POG期間内戦績及び傾向

マイネボヌール産駒一覧

マイネボヌール産駒一覧

マイネボヌール産駒の特徴及び傾向を把握すべく、競走馬デビューしている4番仔マイネルラウレアまでを対象に考察を進めていきます。マイネボヌール産駒の出世頭は2021年アルゼンチン共和国杯 【GⅡ】、2022年 目黒記念 【GⅡ】、同年函館記念 【GⅢ】の3つのレースで2着入線している初仔マイネルウィルトスです。

 

マイネボヌール産駒の

デビュー時期について

考察対象としたマイネボヌール産駒4つの内、2歳に内にデビューできなかったのは3番仔ハートリープです。ハートリープは生まれが6月1日とサラブレッドにしては数か月遅い誕生月で、しかも、自身が3歳1月のデビュー戦時の馬体重は386kgと競走馬としては小柄な馬格でした。限られた期間内に実績を出さねばならないPOGの視点から見れば、マイネボヌール産駒をドラフト候補とするならば、デビュー時期に関する情報には敏感になっておいた方が良いでしょう。

 

マイネボヌール産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象としたマイネボヌール産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは3番仔ハートリープで、デビュー戦時の馬体重は386kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔マイネルアイガテで、デビュー戦時の馬体重は540kgでした。出世頭のマイネルウィルトスのデビュー戦時の馬体重が462kg、デビュー2連勝で2023年若駒S 【L】を制した4番仔マイネルラウレアのデビュー戦時の馬体重が498kgですので、460 ~ 500kgを大きく外れない程度の馬格であれば、POGドラフト指名には問題はないと思われます。

 

マイネボヌール産駒の

性差による戦績の差について

考察対象としたマイネボヌール産駒4頭の内、牝馬は3番仔ハートリープ1頭だけです。ハートリープのPOG期間内の戦績が2戦0勝と全く揮いませんし、出世頭のマイネルウィルトスが牡馬ですので、マイネボヌール産駒は牡馬の方が戦績は期待できます!・・・と言いたいところですが、唯一の牝馬であるハートリープは遅生まれの上に、小柄というPOG的にはマイナスな要素が2つ重なっていますので、マイネボヌール産駒を牝馬というだけで見限るのは時期尚早だと思います。今後、牝馬産駒でも1 ~ 3月のうちに生まれ、馬格があれば、勝負になる可能性も残っています。性差がもたらす戦績差に関する評価は、まだ先に延ばした方が良いでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のマイネルウィルトスがスクリーンヒーロー産駒ですので、スクリーンヒーローとマイネボヌールの配合相性は良いと判断したいところですが、マイネルウィルトスの全弟マイネルアイガテはPOG期間内どころか、中央では1勝もできないまま地方競馬へと転籍となってしまいましたので、スクリーンヒーローとの配合相性の見極めは難しいところです。また、過去の勝ち馬にはディープインパクトもいる出世レースの1つである若駒S 【L】をデビュー2連勝で勝ち上がった4番仔マイネルラウレアは、スクリーンヒーローとは全く系統の異なる種牡馬ゴールドシップの産駒です。マイネボヌールは配合相性とは関係なく、活躍馬を生み出せる可能性のある繁殖牝馬と考えても良いのかもしれません。

 

繫殖牝馬 マイネボヌール

レーダーチャート

マイネボヌールRC

マイネボヌールRC

繁殖牝馬マイネボヌールまとめ

  • 産駒の誕生月が遅い傾向にあるので、POGでは要注意。
  • 馬格の小さな牝馬のマイネボヌール産駒をPOGでの指名するのは止めましょう。
  • 種牡馬に関係なく活躍馬を輩出できる可能性が高い繁殖牝馬。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ブルーダイアモンド ~

血統は良質も、産駒は成長遅い??

ブルーダイアモンド

競走馬としてのブルーダイアモンド

繫殖牝馬ブルーダイアモンドは父馬ディープインパクト、母馬グレースアドマイヤ、母父トニービンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は6戦0勝。超良血と期待されていましたが、競走馬としては全く実績を残せませんでした。

 

繁殖牝馬ブルーダイアモンドの血統背景

繫殖牝馬ブルーダイアモンドの父馬ディープインパクトは、サンデーサイレンス系種牡馬で、国内リーディングサイアーランキングに長年トップに君臨している名種牡馬です。ディープインパクト産駒は2歳の早い時期から活躍する早熟性と1600 ~ 2400mでの距離適性を持ち、産駒は高い競走能力も備えていることから、クラシック戦線で活躍する競走馬を何頭も輩出しています。

 

一方、母馬グレースアドマイヤは生涯戦績15戦5勝。重賞勝ちはありませんが、1998年府中牝馬ステークス2着入線の実績があります。繁殖牝馬としては2007年皐月賞馬のヴィクトリー、2004年阪神大賞典 【GⅡ】をはじめ、古馬重賞戦線で活躍したリンカーン、2004年フローラステークス 【GⅡ】2着のグローリアスデイズを輩出しています。血統を遡ってみると、グレースアドマイヤの母馬バレークイーンは1996年日本ダービー馬のフサイチコンコルド、2009年皐月賞馬アンライバルド、2001年京成杯 【GⅢ】勝ち馬のボーンキングを輩出している超優秀な繁殖牝馬です。また、グレースアドマイヤの3代母のSun Princessは、1983年英セントレジャー 【GⅠ】を含むGⅠを3勝している名牝です。グレースアドマイヤは非常に血統レベルの高い繁殖牝馬と言えるでしょう。

 

ブルーダイアモンド産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ブルーダイアモンド産駒一覧

ブルーダイアモンド産駒一覧

ブルーダイアモンド産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔ソクラテスまでを対象に考察を進めていきます。ブルーダイアモンド産駒の出世頭は2021年アメリカジョッキーC 【GⅡ】勝ち馬のアリストテレスです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のブルーダイアモンド産駒4頭は全て2歳の内にデビューできているのですが、考察対象外とした5番仔クレオメデスが2歳の内のデビューを果たせませんでした。ブルーダイアモンド産駒は4番仔まではデビューが遅くなるということがありませんでしたが、4月生まれの産駒ばかりですので、今後は注意が必要かもしれません。

 

ブルーダイアモンド産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のブルーダイアモンド産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔のインディゴブルーです。デビュー戦時の馬体重は408kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔ソクラテスです。デビュー戦時の馬体重は498kgでした。出世頭のアリストテレスのデビュー戦時の馬体重が466kgでしたので、460~470kg程度の馬格が見込まれるようであれば、合格点と言えるのではないでしょうか。

 

ブルーダイアモンド産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のブルーダイアモンド産駒4頭の内訳は、牡馬2頭、牝馬2頭です。出世頭のアリストテレスが牡馬ですし、POG期間内の戦績を見ても、牝馬は1勝もできていませんので、ブルーダイアモンド産駒をPOGで指名するならば、牡馬の方が良いでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のアリストテレスがエピファネイア産駒ですので、ブルーダイアモンドとエピファネイアは配合相性は良いのでしょう。そういう視点で見れば、21年産のエピファネイア産駒コンフェルマが楽しみな存在として注目されますが、アリストテレスが重賞を制したのは古馬になってから。POG期間内の6戦の内、2着は4回と勝ちきれない戦績を重ねていました。ブルーダイアモンド産駒はデビュー時期は遅くはないのですが、もしかすると、成長スピードは遅いのかもしれません。

 

繫殖牝馬 ブルーダイアモンド

レーダーチャート

ブルーダイアモンドRC

ブルーダイアモンドRC

繁殖牝馬ブルーダイアモンドまとめ

  • 母系は活躍馬の多い超一流の牝系。
  • 産駒は牡馬の方が良績を期待できそう。
  • 実は成長スピードが遅い血統なのかもいれません。

 

2WS POGドラフトリストの発売日は

毎年4月1日!

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ パレスルーマー ~

牝馬産駒よりは牡馬産駒を!

パレスルーマー

パレスルーマー

パレスルーマー

競走馬としてのパレスルーマー

繫殖牝馬パレスルーマーは米国産で、父馬Royal Anthem、母馬Whisperifyoudare、母父Red Ransomの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は16戦5勝。主な勝ち鞍は2009年 米AUDUBON OAKSになりますが、重賞での実績は残せなかったようです。

 

繁殖牝馬パレスルーマーの血統背景

繫殖牝馬パレスルーマーの父馬Royal Anthemは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は12戦6勝。1998年 カナディアンインターナショナルステークス を含む計3つのGⅠを勝っている一流の競走馬でした。しかし、種牡馬としてはクレメントLハーシュターフCh 【GⅠ】勝ち馬のPresious Passionを輩出した程度で、大きな実績は残せていません。

 

一方、パレスルーマーの母馬Whisperifyoudareの生涯戦績は10戦2勝。2勝しかしていませんので、競走馬としては大成できませんでした。しかし、繁殖牝馬としては、2013年 ベルモント 【GⅠ】及びメトロポリタンH 【GⅠ】の2つのGIウイナーであるPalace Maliceを輩出しています。

 

パレスルーマー産駒の

POG期間内戦績及び傾向

パレスルーマー産駒一覧

パレスルーマー産駒一覧

パレスルーマー産駒の特徴及び傾向を把握すべく、海外デビューした産駒を除き、かつ既にPOG期間を終了している6番仔ジェニシスから10番仔ジャスティンパレスまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は海外GⅠを2勝しているPalace Maliceですが、POG的視点で考察を進めるために、日本でデビューした産駒の中から2022年 神戸新聞杯 【GⅠ】勝ち馬のジャスティンパレスも出世頭とみなして考察を進めます。

 

パレスルーマー産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のパレスルーマー産駒5頭の内、2歳でデビューできなかったのは7番仔のダノングレーターです。ダノングレーター以外は2歳の内にデビューできていることから、パレスルーマー産駒は総じて2歳でデビューできる成長傾向にあると考えて良いでしょう。

 

パレスルーマー産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のパレスルーマー産駒5頭の内、最軽量でデビューしたのは9番仔パラッツォレジーナで、デビュー戦時の馬体重は414kgでした。パラッツォレジーナはディープインパクト産駒ですので、多少の馬格の小ささは父馬ディープインパクトの影響だったかと思いますが、POG期間内には1勝も上げることができていないところを見ると、小さかったことは良い材料ではないのでしょう。一方、最重量でデビューしたのは6番仔ジェニシスで、デビュー戦時の馬体重は516kgでした。出世頭のジャスティンパレスのデビュー戦時の馬体重は444kgでした。ジャスティンパレスもディープインパクト産駒ですので、やや小さめに生まれたのだと考えると、パレスルーマー産駒は450kg程度以上の馬格がデビュー戦時に見込まれるようであれば合格とみなして良いのではないでしょうか。

 

パレスルーマー産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のPalace Malice及びジャスティンパレスがともに牡馬ですので、パレスルーマー産駒は牡馬の方が良績を期待できるかと思います。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のジャスティンパレスがディープインパクト産駒ですので、繫殖牝馬パレスルーマーと種牡馬ディープインパクトの配合相性は良いのでしょう。同じディープインパクト産駒の牝馬パラッツォレジーナのPOG期間内の戦績がイマイチだったのは、配合相性以外の要因の影響が大きかったのだと考えています。ディープインパクト亡き今、ディープインパクト以外の種牡馬との配合相性の見極めも必要ですが、パレスルーマーはPalace Malice、ジャスティンパレスと異なる種牡馬で2頭の重賞ウイナーを輩出していますので、ディープインパクト以外の種牡馬でも重賞クラスの産駒を生み出す可能性は十分にあると思われます。

 

繫殖牝馬 パレスルーマー

レーダーチャート

パレスルーマーRC

パレスルーマーRC

繁殖牝馬パレスルーマーまとめ

  • 異なる種牡馬で2頭の重賞ウイナーを輩出している優秀な繁殖牝馬。
  • 母系の血統は目立った実績が乏しい。
  • 牝馬産駒よりは牡馬産駒の方が良績を期待できそうです。

 

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【勝ち組POG】 繁殖牝馬研究 ~ ムードインディゴ ~

キンカメ以外の種牡馬との配合が課題

ムードインディゴ

ムードインディゴ

ムードインディゴ

競走馬としてのムードインディゴ

繫殖牝馬ムードインディゴの父馬はダンスインザダーク、母馬はリープフォージョイ、母父Sharpoの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は24戦3勝。主な勝ち鞍には2009年 府中牝馬ステークス 【GⅢ】があります。

 

繁殖牝馬ムードインディゴの血統背景

繫殖牝馬ムードインディゴの父馬ダンスインザダークはサンデーサイレンス系種牡馬。生涯戦績は8戦5勝。主な勝ち鞍は1996年菊花賞 【GⅠ】があります。ダンスインザダークは菊花賞とは縁が深かったようで、種牡馬となってからもデルタブルース、スリーロールス、ザッツザプレンティと3頭の菊花賞馬を輩出しました。

 

一方、母馬リープフォージョイは英国産で、生涯戦績は18戦3勝。主な勝ち鞍には1995年、96年 伊オメノーニ賞 【GⅢ】連覇があります。繫殖牝馬としてはムードインディゴの他に、2002年オークス 【GⅠ】で2着に入線したチャペルコンサートを輩出しています。血統背景を見てみると、3代母に1977年 グッドウッドキングジョージS 【GⅢ】勝ち馬のScarcely Blessedの名前があります。Scarcely Blessed ~ リープフォージョイ ~ ムードインディゴへと重賞ウイナーの血が脈々と伝えれらています。

 

ムードインディゴ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ムードインディゴ産駒一覧

ムードインディゴ産駒一覧

ムードインディゴ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔までを対象として考察を進めていきます。なお、出世頭は2020年 阪神大賞典 【GⅡ】勝ち馬の4番仔ユーキャンスマイルと2022年 愛知杯 【GⅢ】勝ち馬で5番仔のルビーカサブランカです。

 

ムードインディゴ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のムードインディゴ産駒7頭の内、2歳の内にデビューできたのは、2番仔のノガロと4番仔のユーキャンスマイルだけです。その他の5頭は未デビューもしくは3歳になってからのデビューです。ムードインディゴ産駒は総じて誕生日が遅めの傾向にありますし、出世頭の2頭の重賞ウイナーも勝ち取った重賞は古馬になってからのもので、POG期間内での活躍は厳しいかもしれません。

 

ムードインディゴ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のムードインディゴ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは5番仔のルビーカサブランカで、デビュー戦時の馬体重は464kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔のチークトゥチークで、デビュー戦時の馬体重は532kgでした。最軽量でデビューしたルビーカサブランカのデビュー戦時の馬体重が464kgですので、競走馬の馬格としては十分でしょう。ムードインディゴ産駒は競走馬として十分な馬格を有して生まれてくる傾向にあるようです。

 

ムードインディゴ産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のムードインディゴ産駒7頭の内、牡馬は4頭、牝馬は3頭です。出世頭のユーキャンスマイルが牡馬、ルビーカサブランカが牝馬ですので、性差による戦績差は無いと考えて良いかもしれません。ただし、POG期間内限定で産駒の戦績を見たとき、2勝を上げているのはノガロとユーキャンスマイルの2頭の牡馬です。ドラフト指名にあたっては牡馬の方が安心できるかもしれません。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭の2頭はいずれもキングカメハメハ産駒です。また、POG期間内に2勝を上げたノガロもキングカメハメハ産駒です。ムードインディゴはキングカメハメハとの配合相性は良いでしょう。ただし、キングカメハメハは既にこの世を去っていますので、今後のPOGドラフト指名において、ムードインディゴ産駒を検討するならば配合相性を見極めが必要となります。

 

繫殖牝馬 ムードインディゴ

レーダーチャート

ムードインディゴRC

ムードインディゴRC

繁殖牝馬ムードインディゴまとめ

  • これまでの産駒の馬格は、競走馬として十分なサイズが確保されている。
  • 産駒は遅生まれで遅咲きの傾向にあるので、POGには不向きかもしれません。
  • キングカメハメハ以外の種牡馬との配合相性がカギとなるか??

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ クルミナル ~

大物輩出は間近??

クルミナル

クルミナル

クルミナル

競走馬としてのクルミナル

繫殖牝馬クルミナルは父馬ディープインパクト、母馬クルソラ、母父Candy Stripesの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は5戦2勝。主な勝ち鞍としては2015年エルフィンステークス(OP)がありますが、競走実績としては同年桜花賞 【GⅠ】 2着、オークス 【GⅠ】 3着の実績があります。

 

繁殖牝馬クルミナルの血統背景

繫殖牝馬クルミナルの父馬ディープインパクトは、サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝 / G1 7勝 】であり、種牡馬入り後も数々のG1ウィナーを輩出。2012年から11年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。芝・中距離では、産駒が適正を見せつけていますが、芝・短距離やダート適正を持つ産駒は少ないです。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬、母の父アルザオはリファール産駒と、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。

 

一方、クルミナルの母馬クルソラはアルゼンチン産で、父馬Candy Stripes、母馬Caloricaの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は13戦4勝。主な勝ち鞍は2005年 エンリケアセバル大賞 【 GⅠ 芝2000m 】、同年 コパデプラタインテルナシオナル 【 GⅠ 芝2000m 】で、競走馬としてGⅠ2勝を上げた、一流の競走馬でした。繁殖牝馬としては、クルソラの他にダートの重賞戦線で活躍したネオユニヴァース産駒のピオネロを輩出しており、自身の競走実績には及びませんが、一定の繁殖実績を残しました。

 

クルミナル産駒の

POG期間内戦績及び傾向

クルミナル産駒一覧

クルミナル産駒一覧

クルミナル産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔アライバルまでを対象として考察を進めていきます。なお、クルミナル産駒の出世頭は2020年 アルテミスS 【GⅢ】 2着、2021年クイーンカップ 【GⅢ】 3着入線のククナ及び2021年 新潟2歳ステークス 【GⅢ】 、2022年 フジテレビ賞スプリングステークス 【GⅡ】2着のアライバルです。

 

クルミナル産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のクルミナル産駒4頭の内、初仔イルミナル以外の3頭は、2歳時に競走馬デビューできていますので、クルミナル産駒は2歳時に競走馬デビューできる傾向にあると考えて良さそうです。ちなみに、考察対象のクルミナル産駒4頭の内、デビュー戦を勝利で飾ることができたのは3番仔アライバル1頭だけですので、デビュー勝ちは期待できない血統なのかもしれません。

 

クルミナル産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のクルミナル産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは初仔イルミナルで、デビュー戦時の馬体重は418kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔アライバルで、デビュー戦時の馬体重は474kgでした。出世頭の1頭であるククナのデビュー戦時の馬体重は446kgでしたが、一般的に小柄に出がちな牝馬産駒としては、及第点にあると言えますし、もう1頭の出世頭であるアライバルが最重量でのデビューでしたので、クルミナル産駒をドラフト指名するならば、それなりの馬格を見込める方が良いでしょう。

 

クルミナル産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のクルミナル産駒4頭の内訳を見てみると、牝馬が2頭、牡馬が2頭です。出世頭のククナ、アライバルが、それぞれ牝馬と牡馬ですので、性差による戦績差は無いと考えて良さそうです。ただし、考察対象は4頭だけでしたので、今後、競走馬デビューする産駒の実績如何では、性差による戦績差が出てくるかもしれません。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

繁殖牝馬クルミナルには、これまでロードカナロア、キングカメハメハ、ハービンジャー、エピファネイアが配されてきました。出世頭の1頭であるククナの父馬がキングカメハメハ、もう1頭の出世頭アライバルの父馬はハービンジャー。繁殖牝馬クルミナルは、全く異なる血統の父馬との配合で、それぞれ重賞入着馬を輩出していますので、クルミナルは父馬を選ばず活躍馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬であると考えます。ただし、重賞入着馬を複数輩出しているものの、重賞ウイナー輩出には至っていませんので、真に相性の良い種牡馬との配合から重賞ウイナーが輩出されることが期待されます。

 

繫殖牝馬 クルミナル

レーダーチャート

クルミナルRC

クルミナルRC

POGでクルミナル産駒を

選ぶ時のポイント

  • 小さな馬格の産駒、怪我や病気で調教不足で大きな馬体重の産駒の指名は避けた方が良い。
  • クルミナル産駒には、デビュー勝ちできない傾向と重賞勝ちに一歩届かない傾向がみられる。そもそもクルミナル自身も桜花賞2着、オークス3着と勝ちきれない戦績の競走馬でした。
  • クルミナルは父馬を選ばず活躍馬を輩出できる繁殖牝馬なので、常にドラフト指名候補の上位に選ぶべきと考えます。

 

2WS POGドラフトリストの発売は

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STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ドバイマジェスティ ~

名競走馬で名繁殖牝馬だが怪しい・・・

ドバイマジェスティ

ドバイマジェスティ

ドバイマジェスティ

競走馬としてのドバイマジェスティ

繁殖牝馬トバイマジェスティは米国産で、父馬Essence of Dubai、母馬Great Majesty、母父Great Aboveの配合で生まれたサラブレッドです。主な勝ち鞍には2010年BCフィリー&メアスプリント 【GⅠ】があります。12勝していることも称賛に値しますが、34戦もこなしている点も称賛したいと思います。

 

繁殖牝馬ドバイマジェスティの血統背景

繫殖牝馬ドバイマジェスティの父馬Essence of Dubaiは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は13戦5勝。GⅠ勝ちはなく、2001年米ノーホークSを含む3つのGⅡ勝ちがあります。種牡馬としてはドバイマジェスティを輩出してはいますが、ドバイマジェスティが唯一のGIウイナーで、ドバイマジェスティ以外には2006年 米マッチメイカーS 【GⅢ】勝ち馬のUnbridled Essenceが重賞ウイナーとして数えられる程度です。

 

一方、母馬Great Majestyも米国産のサラブレッドで、生涯戦績は15戦4勝。4勝していますが、重賞での実績はないようで、競走馬として特筆すべき実績は残していません。繁殖牝馬としてもドバイマジェスティ以外には、これといった産駒は輩出できていません。

 

ドバイマジェスティ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ドバイマジェスティ産駒一覧

ドバイマジェスティ産駒一覧

ドバイマジェスティ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔アルファヒディまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2017年 皐月賞馬アルアインならびに2021年日本ダービー馬のシャフリヤールです。両馬はともにディープインパクト産駒の牡馬です。

 

ドバイマジェスティ産駒の

競走馬デビュー時期について

初仔のゴールドエッセンスが3歳2月のデビュー、2番仔ジュベルアリは未デビュー。この2頭以外は全て2歳の内にデビューできており、POG期間内にも1勝上げることができています。2歳の夏からという傾向にはありませんが、秋の王道デビューがドバイマジェスティ産駒のデビューの流れとなっています。

 

ドバイマジェスティ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のドバイマジェスティ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは5番仔ヒメノカリス(牝)。デビュー戦時の馬体重は434kgでした。ディープインパクト産駒の牝馬ですので、やや小さめの馬格も致し方ないところでしょう。一方、最重量でデビューしたのは3番仔アルアイン。デビュー戦時の馬体重は518kgでした。全弟のシャフリヤールが450kgでのデビューとアルアインよりも随分小さな馬格であったにもかかわらず、後に日本ダービー馬に上り詰めた点を見てみると、ドバイマジェスティは馬格の大小に関係なく、活躍馬を輩出できる繁殖牝馬なのかもしれません。もっとも、兄弟で68kgの体重差があっても両馬がともに活躍できたのは、種牡馬ディープインパクトの力だという見方も否定できません。

 

ドバイマジェスティ産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のドバイマジェスティ産駒7頭の内、牝馬が3頭、牡馬が4頭です。出世頭のアルアインとシャフリヤールが牡馬ですので、ドバイマジェスティ産駒は牡馬の方が活躍を期待できるでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

考察対象のドバイマジェスティ産駒7頭の内、5頭がディープインパクト産駒です。出世頭のアルアインとシャフリヤールがともにディープインパクト産駒ですので、ディープインパクトとの配合相性の良さは間違いありません。問題はディープインパクト亡き後、ドバイマジェスティからPOG期間内に重賞を獲るような優れた競走馬が輩出されるのか、という点です。現在までのところ、ディープインパクト産駒以外の2頭の戦績は芳しくありません。種牡馬ディープインパクトが偉大過ぎて、その恩恵にあずかったドバイマジェスティが繁殖牝馬として過剰な評価を受けている可能性も否定できません。

 

繫殖牝馬 ドバイマジェスティ

レーダーチャート

ドバイマジェスティRC

ドバイマジェスティRC

 

ドバイマジェスティ産駒良績一覧

ドバイマジェスティ産駒良績一覧

ドバイマジェスティ産駒良績一覧

 

繁殖牝馬ドバイマジェスティまとめ

  • 種牡馬ディープインパクトとの配合相性が良かったことは疑いようがありません。しかし、それ以外は不明。
  • 父、母ともに種牡馬実績、繁殖牝馬実績に乏しく、血統レベルも決して高くは無いので、ディープインパクト以外との配合で生まれたドバイマジェスティ産駒の活躍は怪しいかもしれません。
  • ドバイマジェスティ産駒のドラフト指名は慎重に(ドバイマジェスティ産駒贔屓の方であってもドラフト10位指名で良いのでは?)。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ カンビーナ ~

ディープインパクト バブル臭?

カンビーナ

カンビーナ

カンビーナ

競走馬としてのカンビーナ

繫殖牝馬カンビーナは愛国産で、父馬Hawk King、母馬Await、母父Peintre Celebreの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は22戦6勝。主な勝ち鞍には2011年アメリカンオークス 【GⅠ】があります。

 

繁殖牝馬カンビーナの血統背景

繫殖牝馬カンビーナの父馬Hawk Wingは生涯戦績12戦5勝。主な勝ち鞍には2001年愛ナショナルS 【GⅠ】、2002年エクリプスS 【GⅠ】があります。競走馬としては一流の成績を残していますが、種牡馬としては、あまり活躍馬を輩出できておらず、重賞ウイナーも10頭程度で、GⅠウイナーはカンビーナ1頭だけのようです。

 

一方、繫殖牝馬カンビーナの母馬Awaitは愛国産のサラブレッド。競走馬としての戦績は見つからなかったので、おそらく未出走のまま繁殖に上がったものと思われます。繁殖牝馬としてはカンビーナを輩出していますが、カンビーナ以外は特筆すべき競走実績を残した競走馬は見当たりませんでした。

 

カンビーナ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

カンビーナ産駒一覧

カンビーナ産駒一覧

カンビーナ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔フォスティーヌまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2020年阪神大賞典 【GⅡ】2着入線の3番仔トーセンカンビーナと2022年京成杯オータムハンデ 【GⅢ】勝ち馬のファルコニアです。ともにディープインパクト産駒です。

 

カンビーナ産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のカンビーナ産駒7頭の内、2歳の内にデビューできなかったのは初仔のカンカンガール、7番仔のフォスティーヌです。脚元のトラブルや馬体が小さく、2歳の内にデビューできないサラブレッドが毎年一定数いる中で、カンビーナ産駒は高い2歳デビュー率にありますので、産駒は総じて体質が強く、成長スピードも遅くない傾向にあると考えられます。

 

カンビーナ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のカンビーナ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは2番仔カーロバンビーナで、デビュー戦時の馬体重は414kgでした。一方、最重量でデビューしたのは初仔のカンカンガールで、デビュー戦時の馬体重は460kgでした。出世頭のトーセンカンビーナとファルコニアのデビュー戦時の馬体重はともに452kgでした。考察対象のカンビーナ産駒7頭の内、5頭が自身も体の小さかった種牡馬ディープインパクトの産駒ですので、馬体は小さめに出てきている可能性があります。久しぶりのNon - ディープインパクト産駒となった7番仔フォスティーヌのデビュー戦時の馬体重は436kgで、小柄な馬体でした。繁殖牝馬カンビーナは小柄な仔を輩出する傾向にあるのかもしれません。

 

カンビーナ産駒の

性差による戦績の差について

考察対象としたカンビーナ産駒7頭の内訳は牡馬4頭、牝馬3頭でした。出世頭のトーセンカンビーナとファルコニアがともに牡馬ですし、牝馬3頭はPOG期間内には1勝もできていませんので、カンビーナ産駒をPOGドラフトの候補として検討するならば、牡馬を選ぶ方が良いでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

考察対象のトーセンカンビーナ産駒7頭の内、5頭がディープインパクト産駒ですし、ディープインパクト産駒ではない初仔のカンカンガールはExchange Rate産駒、7番仔フォスティーヌはジャスタウェイ産駒です。種牡馬ディープインパクトへの偏りが強すぎな感がありますが、Non ディープインパクト産駒2頭の戦績が芳しくありませんので、カンビーナと配合相性の良い種牡馬を見つけることが、ドラフト候補の取捨選択のポイントになるかもしれません。

 

繫殖牝馬 カンビーナ

レーダーチャート

カンビーナRC

カンビーナRC

POGでカンビーナ産駒を選ぶ時のポイント

  • 産駒は小さめの馬体重でデビューする傾向にある。
  • 牡馬産駒の方が戦績が良い。
  • カンビーナと配合相性の良い種牡馬を見い出すことが重要・・・しかし、ディープインパクト バブル(ディープインパクトとの配合で結果を出しているため、繁殖牝馬としての評価・実績が実力よりも底上げされている状況)になっている繁殖牝馬の可能性も。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ケイティーズハート ~

レベルの高い種牡馬との配合で。

ケイティーズハート

ケイティーズハート

ケイティーズハート

競走馬としてのケイティーズハート

繫殖牝馬ケイティーズハートは父馬ハーツクライ、母馬ケイティーズファースト、母父Krisの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は15戦3勝。500万下クラスを2回勝っていますが、重賞での出走経験もなく、競走馬としては大成できませんでした。

 

繁殖牝馬ケイティーズハートの血統背景

繁殖牝馬ケイティーズハートの父馬ハーツクライはサンデーサイレンス系種牡馬。競走馬としての主な戦績は、2004年ダービー2着、2005年宝塚記念2着、2005年ジャパンカップ2着と、G1 2着3回のもどかしい戦績。しかし、2005年有馬記念でディープインパクトに日本国内で唯一先着して、念願のG1タイトルを奪取。勢いそのままに2006年ドバイシーマクラシックでも優勝し、海外G1優勝の偉業も達成しました。自身の戦績が示すように、競走馬としては遅咲きの部類でした。母馬のアイリッシュダンスも古馬になって頭角を現した牝馬であったことが受け継がれたようで、その特徴は自身の産駒にも受け継がれているようで、POG期間内のみならず、古馬になってから頭角を現す産駒もいます。血統的には母系にリファールを持つことから芝2200m以上で真価を発揮する産駒が多く、母父がトニービンであることから、東京コースを得意とする産駒も少なくありません。

 

一方、ケイティーズハートの母馬ケイティーズファーストは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は19戦4勝。4勝していますが、重賞での上位入線の実績はないようで、競走馬としては大きな実績は残していません。繁殖牝馬としては、優秀な競走馬は輩出していませんが、繁殖牝馬ケイティーズハートの他に、2007年 宝塚記念 【GⅠ】ならびに同年ジャパンカップ 【G1】を勝利し、2007年 JRA賞年度代表馬に選出されたアドマイヤムーンの母馬であるマイケイティーズを輩出しています。つまり、GⅠウイナーの母馬を2頭輩出した、優秀な繫殖牝馬を輩出した繁殖牝馬です。また、血統図を遡ってみるとケイティーズハートの2代母にはKatiesの名前があります。Katiesは1984年 愛1000ギニ― 【GⅠ】勝ち馬というだけでなく、JRA賞最優秀2歳牝馬、最優秀3歳牝馬、最優秀4歳以上牝馬に選出された名牝ヒシアマゾンをはじめ、ヒシナイル、ヒシピナクルと計3頭の重賞ウイナーを輩出した名繁殖牝馬でもありました。

 

ケイティーズハート産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ケイティーズハート産駒一覧

ケイティーズハート産駒一覧

ケイティーズハート産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔ペリファーニアまでを対象として、考察を進めていきます。ケイティーズハート産駒の出世頭は2021年皐月賞、同年天皇賞(秋)、同年有馬記念とGⅠを3勝し、2021年JRA賞年度代表馬に選出されたエフフォーリアです。

 

ケイティーズハート産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のケイティーズハート産駒4頭の内、2歳で競走馬デビューできなかったのは初仔のリオハです。他の3頭は2歳で競走馬デビューしています。2歳の早いうちにデビューしたのは、出世頭のエフフォーリアだけですので、早期デビューが見込めるケイティーズハート産駒には注目しておくべきでしょう。

 

ケイティーズハート産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のケイティーズハート産駒4頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔リオハで、デビュー戦時の馬体重は484kg。最重量でデビューしたのは出世頭のエフフォーリアで、デビュー戦時の馬体重は516kgでした。ケイティーズハート産駒は馬体が小さくて、勝ち上がりに苦労するという可能性は低いと思われます。なお、ケイティーズハートのデビュー戦時の馬体重は468kgでした。

 

ケイティーズハート産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のケイティーズハート産駒4頭の内訳は牡馬3頭、牝馬1頭です。4番仔のペリファーニアがケイティーズハート産駒初の牝馬産駒になるわけですが、POG期間内の戦績は4戦1勝でした。ペリファーニアはPOG期間内に1勝しかできていませんが、チューリップ賞、桜花賞で、それぞれ3着に入線し、桜花賞、オークスへの出走を果たしています。実績的には牡馬のエフフォーリアには遠く及ばないものの、決して悪い内容ではありませんでしたので、牝馬ということを理由にドラフト指名を回避する必要はないと考えます。ただし、高いレベルで牡馬の方が良績を期待できるのかもしれません。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

繫殖牝馬ケイティーズハートには、これまでルーラーシップ(キングマンボ系)、エピファネイア(ロベルト系)、ハービンジャー(ダンチヒ系)、モーリス(ロベルト系)と異なる系統の種牡馬が配されてきました。出世頭のエフフォーリアは年度代表馬に選出されたほどの競走馬ですから、エピファネイアとの配合相性は良いと思われます。初仔のリオハは中央では1勝もできず、地方競馬へと転籍してしまいましたが、3番仔のヴァンガーズハートは3戦して1勝しかしていないものの、まだ、能力の底は見せていないと思われますし、4番仔ペリファーニアはデビュー戦を快勝し、桜花賞、オークスへの出走も果たしています。繁殖牝馬ケイティーズハートは相手を選ばず、良質な競走馬を輩出していると考えられます。このような繁殖牝馬の産駒は、配合相性というよりは、種牡馬レベルに注目して取捨選択を考えた方が良いと思われます。

 

繁殖牝馬 ケイティーズハート

レーダーチャート

ケイティーズハートRC

ケイティーズハートRC

POGでケイティーズハート産駒を選ぶ時のポイント

  • 2歳の早い時期にデビューを見込める時は狙い目かも。
  • 牡馬産駒、牝馬産駒ともに活躍が見込めるが、より高いレベルで牡馬産駒の方が良績を望めるのかもしれません。
  • レベルの高い種牡馬との産駒は要注目。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ パーソナルダイアリー ~

血統レベルは高い。配合相性は??

パーソナルダイアリー

パーソナルダイアリー

パーソナルダイアリー

 

競走馬としてのパーソナルダイアリー

繫殖牝馬パーソナルダイアリーは米国産で、父馬City Zip(1998 - 2017)、母馬Latest Scoop、母父Tiznowの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は26戦3勝。主な勝ち鞍は2014年 デルマーオークス 【GⅠ】です。その他にも重賞入賞実績がありますので、パーソナルダイアリー自身は優秀な競走馬だったと考えて良いでしょう。

 

繁殖牝馬パーソナルダイアリーの血統背景

繁殖牝馬パーソナルダイアリーの父馬City Zipは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は23戦9勝。主な勝ち鞍には2000年米ホープフルステークス 【GⅠ】があります。種牡馬としてはパーソナルダイアリーの他に、2014年 米BCターフ牝馬 【GⅠ】勝ち馬のDayatthespa、2016年 BCフィリー&メアスプリント 【GⅠ】勝ち馬のファイネストシティ、2017年 米ファストレイデイステークス 【GⅠ】勝ち馬のジペッサ等がいます。なお、City Zipの半弟には2004年 米BCクラシック 【GⅠ】勝ち馬のGhostzapperがいます。

 

一方、繁殖牝馬パーソナルダイアリーの母馬Latest Scoopは米国産で、生涯戦績は10戦1勝。競走馬としては活躍できませんでした。繁殖牝馬としては、パーソナルダイアリーを輩出しましたが、パーソナルダイアリー以外には目立った活躍をした馬は見当たりません。血統背景を見てみると、パーソナルダイアリーの3代母にBanker’s Ladyの名前があります。Banker’s Ladyの生涯戦績は10戦8勝。1988年 レイディーズH 【GⅠ】をはじめ、GⅠを計3勝している名牝です。この名牝の能力が隔世遺伝でパーソナルダイアリーにも伝えられたのでしょう。

 

パーソナルダイアリー産駒の

POG期間内戦績及び傾向

パーソナルダイアリー産駒一覧

パーソナルダイアリー産駒一覧

パーソナルダイアリー産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔インダイアリーまでを対象に考察を進めていきます。考察対象が3頭と少なく、断定的に述べられることは少ないので、その点はご了承下さい。なお、パーソナルダイアリー産駒の出世頭は2022年 フローラステークス 【GⅡ】で2着に入線したパーソナルハイになります。

 

パーソナルダイアリー産駒の

競走馬デビューの時期について

考察対象のパーソナルダイアリー産駒3頭の内、インワンシティングとパーソナルハイは2歳時に競走馬デビューできていますが、3番仔インダイアリーは3歳7月の競走馬デビューとなってしまいました。今回の考察対象外としましたが、4番仔パーソナルリバティも競走馬デビューは3歳4月と遅くなってしまいました。

 

2番仔のパーソナルハイを含め、インダイアリー及びパーソナルリバティは生まれが5月と遅いので、成長も遅れ、デビューも遅くなっているのかもしれません。パーソナルダイアリー産駒をドラフト候補として検討するならば、デビュー時期の見込みについては、特に注意を払う必要があります。

 

パーソナルダイアリー産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のパーソナルダイアリー産駒3頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは、初仔インワンシティングで、デビュー戦時の馬体重は452kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは出世頭のパーソナルハイで、デビュー戦時の馬体重は466kgでした。最軽量と最重量の間の体重差は14kgですので、繁殖牝馬パーソナルダイアリーは安定して450-460kg程度の馬格の産駒を生み出す傾向にあるようです。

 

パーソナルダイアリー産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のパーソナルダイアリー産駒3頭の内訳は、牝馬が2頭と牡馬が1頭です。出世頭が牝馬のパーソナルハイですので、現在までのところ、パーソナルダイアリー産駒は牝馬の方が良績を期待できそうではありますが、もう1頭の牝馬産駒であるインダイアリーはPOG期間内にデビューできませんでしたので、牝馬産駒の方が良いと断言しきれるには材料が乏しい状況です。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

繁殖牝馬パーソナルダイアリーにはこれまでディープインパクト、ドゥラメンテ、ハーツクライ、コントレイルが配されてきました。出世頭のパーソナルハイはディープインパクト産駒ですので、パーソナルダイアリーとディープインパクトの配合相性は悪くはないのでしょう。ただし、既に種牡馬ディープインパクトはこの世にはいませんので、ディープインパクト以外の種牡馬との配合で活躍馬を出せるかどうかが、パーソナルダイアリーにとっての大きな課題になります。

 

繁殖牝馬 パーソナルダイアリー

レーダーチャート

パーソナルダイアリーRC

パーソナルダイアリーRC

繁殖牝馬パーソナルダイアリーまとめ

  • 牡馬よりは牝馬の方が良績を期待できるのかもしれません。
  • ディープインパクト以外の種牡馬との配合相性が明らかになるのが待ち望まれます。
  • ディープインパクトを配しても、重賞ウイナーが出ていない点が気になります。

 

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ソラリア ~

期待値は高いかもしれないが・・・

ソラリア

ソラリア

ソラリア

競走馬としてのソラリア

繁殖牝馬ソラリアはチリ産のサラブレッドで、父馬 Scat Daddy(2004 - 2015)、母馬 So Linda、母父 Seeker's Rewardの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績はGⅠ3勝を含む11戦7勝。主な勝ち鞍には2013年 アルトゥロリオンペニャ賞 【GⅠ】、同年 チリ1000ギニ― 【GⅠ】、2014年 エルダービー 【GⅠ】がある一流の競走馬でした。

 

繁殖牝馬ソラリアの血統背景

繫殖牝馬ソラリアの父馬 Scat Daddy は米国産のサラブレッドで、ストームキャット系の種牡馬。生涯戦績は9戦5勝。主な勝ち鞍には2006年 米シャンペンS 【GⅠ】、2007年 フロリダダービー 【GⅠ】等があります。競走馬としても一流の成績を残しましたが、種牡馬としても2018年 米3冠馬ジャスティファイをはじめ何頭ものGⅠウイナーを輩出している一流の種牡馬です。

 

一方、繫殖牝馬ソラリアの母馬 So Lindaもチリ産のサラブレッドで、生涯戦績は4戦2勝。競走馬としては大きな実績を残したわけではありません。繁殖牝馬としてもソラリア以外には活躍馬を輩出できていません。もっとも、産駒のソラリアが競走馬として成功を収めていますので、繁殖牝馬としては十分な実績を残したと言って良いのではないしょうか。血統背景を見てみましたが、母系には特筆すべき競走馬は見当たらず、地味な血統背景でした。

 

ソラリア産駒の

POG期間内戦績及び傾向

ソラリア産駒一覧

ソラリア産駒一覧

ソラリア産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔フォーカルフラワーまでを対象として、考察を進めていきます。ソラリア産駒の出世頭は、2019年 秋華賞 【GⅠ】及び同年 ジャパンカップ 【GⅠ】でともに2着に入線した2番仔カレンブーケドールです。

 

ソラリア産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象としたソラリア産駒5頭の内、3歳になってからのデビューとなってしまったのは、4番仔フロムワンズハートです。脚元がそれほど強くなかったようで、遅めのデビューとなってしまったようです。それ以外の産駒は2歳の内にデビューできていますが、ソラリア産駒をドラフト候補として検討するならば、トラブルに関する情報には十分注意を払っておいた方が良いでしょう。

 

ソラリア産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のソラリア産駒5頭の内、最軽量でデビューしたのは5番仔フォーカルフラワーで、デビュー戦時の馬体重は456kgでした。一方、最重量でデビューしたのは初仔のガーデンテラスで、デビュー戦時の馬体重は510kgでした。出世頭のカレンブーケドールのデビュー戦時の馬体重が466kgでしたので、デビュー戦での馬体重が460kg~470kg程度を見込めるようであれば、馬格的には問題ないでしょう。

 

ソラリア産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のソラリア産駒5頭の内、牡馬は初仔のガーデンテラスだけです。1頭の牡馬産駒だけの戦績をもって、牝馬産駒の方が戦績は良いと判断するのは時期尚早ですが、出世頭のカレンブーケドールが牝馬ですので、判断材料が揃うまでは牝馬産駒の方がドラフト指名にあたっては安心できるかと思います。ただし、カレンブーケドールの全妹エバーマノのPOG期間内の戦績が姉より大きく見劣っていることもお忘れなく。

 

父系の違いによる

戦績の差について

繁殖牝馬ソラリアには、これまでCandy Ride、ディープインパクト、ハーツクライ、ロードカナロアが交配されてきました。出世頭のカレンブーケドールがディープインパクト産駒ですので、種牡馬ディープインパクトとの配合相性は良いと言えるのかもしれませんが、全妹のエバーマノの戦績がイマイチな点を考慮すると、配合相性の良さには疑問が残るところです。

 

繁殖牝馬 ソラリア

レーダーチャート

ソラリアRC

ソラリアRC

POGでソラリア産駒を指名する時のポイント

  • 出世頭のカレンブーケドールと同配合の妹エバーマノとの戦績格差が大きく、かつ、他のソラリア産駒のPOG期間内の実績が乏しいので、カレンブーケドールは突然変異的に輩出された競走馬だったのかもしれません。
  • 馬格的にはデビュー戦時に460kg ~ 470kg程度を見込めることが望ましいと考えます。
  • ソラリアとの配合相性の良い現役種牡馬との配合で、大物輩出を期待したい。

 

2WS POGドラフトリストの発売は

毎年4月1日!

 

STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

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【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ オーマイベイビー ~

種牡馬バゴとの配合再現性は如何に??

オーマイベイビー

オーマイベイビー

オーマイベイビー

競走馬としてのオーマイベイビー

繫殖牝馬オーマイベイビーは2011年、ノーザンファームの生産馬です。オーマイベイビーの父馬はディープインパクト、母馬オールザウェイベイビー、母父Grand Slamの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は4戦0勝。1勝もできていませんので、競走馬としては活躍できませんでした。

 

繁殖牝馬オーマイベイビーの血統背景

繁殖牝馬オーマイベイビーの父馬ディープインパクトはサンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬です。生涯戦績はG1 7勝を含む14戦12勝。競走馬として超一流の実績を残しました。また、種牡馬としても大種牡馬サンデーサイレンスの後継種牡馬の名に恥じず、数々のG1ウイナーを輩出しています。2012年から8年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。産駒の距離適性は芝・中距離。芝・短距離やダート適正を持つ産駒は多くはありませんでした。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬、母の父アルザオはリファール産駒と、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。

 

一方、母馬のオールザウェイベイビーは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は0戦0勝。競走馬としてはデビューしていないようですので、競走能力のほどは不明です。しかし、繁殖牝馬としてはオーマイベイビーの他にも、2007年 朝日杯フューチュリティステークス 【GⅠ】勝ち馬のゴスホークケン、2016年 フローラステークス 【GⅡ】3着に入線したアウェイクを輩出しています。オールザウェイベイビーは競走馬としての実績は残しませんでしたが、繁殖牝馬としてはGⅠウイナーを輩出しており、しっかりした実績を残しています。

 

オーマイベイビー産駒の

POG期間内戦績及び傾向

オーマイベイビー産駒一覧

オーマイベイビー産駒一覧

オーマイベイビー産駒の特徴及び傾向を把握すべく、POG期間を終了している4番仔ダノンジュリアスまでを対象として考察を進めていきます。オーマイベイビー産駒の出世頭は2021年神戸新聞杯 【GⅡ】勝ち馬のステラヴェローチェです。

 

オーマイベイビー産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のオーマイベイビー産駒4頭の内、2歳時にデビューできなかったのは、4番仔ダノンジュリアスだけで、他の3頭は、全て2歳の内にデビューしています。誕生日に注目してみると、2歳時にデビューした1~3番仔までは2月生まれですが、デビューが遅くなった4番仔ダノンジュリアスは3月生まれ。以降の産駒も誕生日が遅くなっています。1~3番仔までは2歳デビューの傾向にありましたが、4番仔ダノンジュリアス以降は、その傾向が変わってくるかもしれません。なお、考察対象のオーマイベイビー産駒4頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは、ステラヴェローチェとクレイドルの2頭で、デビュー戦勝率は50%になります。

 

オーマイベイビー産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のオーマイベイビー産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは、初仔ビットクラッシャーと4番仔ダノンジュリアスで、デビュー戦時の馬体重は452kgでした。最軽量でデビューした2頭は、POG期間内に勝利することができませんでしたので、小さな馬格のオーマイベイビー産駒のドラフト指名は避けた方が良さそうです。一方、最重量でデビューしたのは、出世頭のステラヴェローチェで、デビュー戦時の馬体重は488kgでした。ちなみにオーマイベイビー自身のデビュー戦時の馬体重は466Kgでした。

 

オーマイベイビー産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のオーマイベイビー産駒3頭の内、牡馬は3頭、牝馬は1頭です。出世頭のステラヴェローチェが牡馬ですので、牡馬の方が良績を期待できると考えられますが、牝馬はクレイドル1頭だけですので、クレイドルの戦績だけで、断定的に牡馬の方が良いとまでは言えないでしょう。ただし、現時点では、ドラフト候補として検討するならば、牡馬の方が心理的に安心できるでしょう。

 

父系の違いによる

戦績の差について

出世頭のステラヴェローチェの戦績が、エピファネイア産駒のビットクラッシャー、クロフネ産駒のクレイドルの2頭と比較して飛び抜けて良いので、どうしても種牡馬バゴとの配合相性に目が行きがちですが、全弟で、4番仔のダノンジュリアスのPOG期間内の戦績は2戦0勝でした。ダノンジュリアスは脚元トラブルによるデビューの遅れ等があったので、純粋に全兄ステラヴェローチェと比較するのは難しいのですが、配合相性が良いと思われる配合であっても、その振れ幅は大きく、重賞戦線で活躍できるような素質馬である可能性から、POG期間内には未勝利で終わる可能性まであるということは想定しておいた方が良いでしょう。

 

また、リーディングサイアーランキングトップクラスの種牡馬エピファネイアとの配合で大物が出てこなかったので、オーマイベイビー産駒をドラフト候補として検討する場合、種牡馬レベルではなく、配合相性に注目すべきなのかもしれません。

 

繫殖牝馬 オーマイベイビー

レーダーチャート

オーマイベイビーRC

オーマイベイビーRC

 

POGでオーマイベイビー産駒を選ぶ時のポイント

  • デビュー時期が遅くなってしまう可能性に注意すること。
  • 馬格は大きな方が良い。480kg程度を目安に検討すること。
  • 牡馬産駒を選ぶなら種牡馬との配合相性を重視し、牝馬産駒を選ぶならば、大化けの可能性に期待する選び方が良いのかもしれません。

 

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